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 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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昨日と一昨日と、2日徹夜シゴトが続いたものでブログはお休みし
ました。



さて今日は日経でも、TBSで放映されたドラマ「特上カバチ!!」に
大阪弁護士会が抗議したニュース。

●「行政書士が示談交渉」、弁護士会がTBSドラマに抗議
   (日本経済新聞 2010年4月10日 12:53)



当方のブログは、行政書士さんも読んでくれているようですから
ちょこっと、これに触れてみましょうか。

ま、あくまでもワタクシの私見ですから、キチンとした記事は他で
読んで下さいね。


さて、このドラマが始まる頃には、社会的認知が深まる期待で、同業者
のブログやらで結構この情報が<誇らしげに>飛び交いましたね。

ワタクシ的には、この頃から「懐疑的」だったのですが・・・。

たかが、マンガ。
その上、たいそうにミニ弁護士気取りの振る舞いが、どうにもね!?

いや、前作の「カバチタレ!!」のハナシ。



しかし、一般への浸透という面では、バカに出来ない・・・ことを
身近に感じていたのも事実。

「ハナちゃん(娘の仮名)のお父さんって、何してるの?」
と聞かれた娘。
「・・・・行政書士・・・。」って答えたら、相手は「???・・」

「ほら、あのカバチタレだよ!」
って言うだけで、友達は合点したというのだもの。


さて、そんな訳で、
今回の「特上カバチ!!」も1回目は観ましたよ。

でも、案の定、いやはや偉そうな堀北真希ちゃんやら、明らかな
非弁活動に<お金取らないから・・・>とかナントか、まあー、桜井君
アブネエーーー!!の連続で、バカらしくてそれ以降は観ませんで
した。

ま、周辺でも品行方正真面目な行政書士さんは、全編観たようですが、
アタクシのようなチャランポランな者には付いて行けませんでしたな。


行政書士は「弁護士」では<ない>。

やなら、司法試験から受け直せばイイ話と違うのかな???



先日、用あってどうしても弁護士に繋がねばならない案件がありました。
前に存知あげている弁護士さんはいたのですが、ご本人のためを思えば
なるべくピッタり!の弁護士さんを探してあげようと思いましてね。

一銭にもならんのに、弁護士探しの本3冊。
■自由国民社編『改訂新版 弁護士の上手な探し方・頼み方』自由国民社
■神山祐輔監修『よくわかる弁護士の頼み方と費用』新星出版社
■中島章智監修『弁護士を上手に使いこなす本』永岡書店

まあ、凄いね。
関連専門職として、司法書士、公証人、弁理士、公認会計士、税理士、
執行官は紹介されているが、ぎょ、行政書士なんてどこにも出て来ま
せん。
歯牙にもかけていない・・・、ハシにも棒にもかけていない!!こと
がよ~~く判りますよ。

だのに、「特上カバチ!!」なんていうマンガが原作のドラマに
大騒ぎするそのマインドが判らん!???


以下に一般の声を映したページをリンクさせてみますが、ま、一般の
ほうが、バランス感覚というか・・・、まともじゃないの。

●「そりゃねーだろ、常識的に考えて・・・・・
   『常識的に考えた』から
     ☆行政書士が示談交渉、大阪弁護士会がTBSに抗議」



ま、我々も<歯牙にもかけられなくても><ハシにも棒にも掛けられ
なくても>イイから、厳しい市井の現実の中で、役に立つ努力を
怠らないことが重要なんだな・・・・。

ひっそりと、爪を研ぐ努力・・・・。


最近読んだ本■小林正啓『こんな日弁連に誰がした?』平凡社新書が
面白かった。日本の司法制度改革がどんな道筋を歩んで来て、今、
日弁連が落ちこんでいる陥穽とは何なのか?
硬派で論理的な語り口には、なかなかに説得力がある。

そして著者の小林弁護士は、そのあとがきの中で「多額の国費をかけて
弁護士を増やして、司法書士や行政書士と仕事の奪い合いをさせるなら、
はじめから司法書士や行政書士を増やせばよい・・・」と語る。


裁判所・検察との根源的法曹闘争を貫徹できずに、みみっちい重箱の
隅を突っつく姿勢には在野法曹の誇りの微塵もない。


そうは言っても相手はオールマイティですからね、おさおさ注意を
怠ってはいけないのです。
先日の会議の席である先輩から紹介された書籍、前に買った記憶は
あったもので、部屋中探したのだが出て来ない。しゃーないから、
「読みたい時が旨い時!!」というので買ってみた。

■吉岡翔『知れば怖くない!弁護士法72条の正体』彩流社

うむむ、モチベーションは上がるが、気を付けねばならないのは、この
人行政書士とは云うが、元はライターが本職。アジに乗っては
いけない。
それから、社労士の河野順一さんの■『司法の病巣 弁護士法72条を
切る』花伝社 もパッションが伝わる。でもフライングには気をつけ
る必要あり。気持ち解かりますけどね。


さて最後に。
アマゾンの『証拠収集実務マニュアル』という書籍の、旧版のカスタ
マービューに、大分前から載っている文章がある。

その文は、弁護士歴25年という方のものだが、こんなひと、好きだな
あ、と前々から思っている。少し転載してみよう。

  「・・・・、弁護士自らが交通事故の現場に行って、同じ
   深夜の同じ気象条件の中で、どれくらい視界があったか、
   真冬の事故現場で写真に撮る。
   『現場主義』でなければ分からないことのほうが多いのでは
   ないか?

   書類だけで、書類の取り寄せだけで事件が解決出来るなら、
   そもそも弁護士入らないでしょうに。

   『現場で泥まみれになって写真を撮る』弁護士もいる事を
   忘れないでもらいたいですね。」



■東京弁護士会法友全期会・民事訴訟実務研究会編『証拠収集実務マニュ
アル』ぎょうせい という本を評して<吠えて>いる。
ちなみに、この本での「交通事故」の証拠収集に関する該当ページは
たったの4ページ。
<金返せェーーー>の言葉を飲み込んで、ただただ笑っちゃうしか
なかったナ。

もうワタクシとしては、このコメントの弁護士さんを「アニキ」と
呼びたい心境ですが、なにしろ、やっぱ最後は現場主義とクオリティ
なんだな。


分を弁えた上で、最後は現場主義に基づくリアリティとクオリティ
の追求が今日の締め。

マンガと現実の混同などハナから論外だと思いますけれどね。




最後まで読んで頂いた皆様には、大変にありがとうございました。




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性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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