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 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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昨日は、夕方から、録画しておいた映画を観た。

タイトルが『天はすべて許し給う』NHK衛星第2 15日午後1時~)

いやはや、もの凄い大時代的なタイトルで、観る前からビックリ越えて
しまったが、せっかく録画したもので勿体無いと思い観始めたら、
引き込まれてしまった。

1955年製作のアメリカ映画。


1回観ただけで、グダグダ書けるほどワザがないので、熱い方の
ページにリンクさせて、映画のフレームを理解していただく。

●ブログ『映画の感想文日記』(2007年10月12日(金))の項
 <「天が許し給うすべて」


もうひとつ、詳しく書き込んでいるページをご紹介

●天はすべてを許し給う
(ALL THAT HEAVEN ALLOWS)




1955年と言えば、日本の年号では昭和30年。
映画の製作年と物語りの年代は、当然一致しないことの方が多いの
だが、この映画の場合、主人公の1人、植木職人のロン・カービー
の友人が「朝鮮戦争に行って来た・・・・」と言っていたことから
考えて、製作年と物語りの時代はほとんど同時代と思われる。

その1955年ごろ、アメリカの地方のスモールタウンでは、いくら
保守的とは言え、裕福な層と植木職人との恋を軽蔑し阻害する厚い
壁が立ちはだかっていた。

今では考えられない「階級差別」、メロドラマとして観るというより
も、わずか55年前に厳然としてあった「階級」意識を理解するのに
勉強になった。(ま、今でも隠然とは存在するのかも知れないが。)



また、自由なナチュラリスト(現代の言葉で言うと。)として生きる
植木職人ロンの周囲には、裕福な層のクラブと対を成すように、老若
男女、同様の趣味人が集まっている。

今では、憧れられ、社会的にも尊敬の対象になっているような人々
が、当時は胡散臭い世捨て人のような存在に見える。


朝鮮戦争から帰った、という友人の家に招かれた主人公キャリーは、
ソファの脇の読みさしの本を手に取る。
ソローの「森の生活」であった。

自然回帰、エコの先駆者と言われるソローを小道具に使う監督の
先見性にも、いま、あらためて眼を見張る。



<映画の感想文日記>の筆者が書いている。

 人種差別、赤狩り、階級格差の拡大、教育問題、消費文化の
 進行なども反映されており、タイトルとは裏腹に、キリスト教
 批判的な面もあるように見える。



映画をタイムカプセルとして観ると、時代は明らかに「流れている」
ことに気づかされる。



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 今日のブログを書くにあたって、下調べをしたら、以下の
 HPにもヒット。熱い人がここにもいましたね。

 ●ソロー「森の生活」
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性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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