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 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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●「中国に親しみ」 18%と最低
(共同通信 2012年11月24日(土)17時7分)


昨日のブログに引いた内閣府の世論調査結果は、平成10年
のものだったが、今日新しい調査結果が発表され、「中国に親しみ
を感じる」という回答が、ついに20%を切る結果になった。

記事は<尖閣諸島をめぐる対立が影を落としている>と解説して
いるが、さもありなん・・・・・。



当方なども、この尖閣諸島がらみでの対中国外交周辺をあれこれと
考える毎日。

今週21日(水)の夜も、東京のホテルの1室で、缶ビール3本を喰らい
ながら、読書三昧の夜、でした。
翌日が、朝9時半から会議の予定でしたから、夜中1時半に途中ながら
本を閉じましたが、尖閣諸島をめぐる日中の対立は、国民のひとりとして
も捨て置けませんから、ね。


*21日(水)に読んだ本
■西尾幹二・青木直人著『第二次尖閣戦争』
             (祥伝社新書、2012年11月10日初版)
両氏による2010年11月に刊行された『尖閣戦争』(祥伝社新書)
の続編にあたるもので、今年9月の中国での反日暴動デモ、および
現在も続く尖閣海域への侵入事案に対応した今後の日本の選ぶ
べき道筋の考察。
時あたかも、衆院選公示を控え、いよいよ日本人のひとりひとりが
真剣な対処を問われることとなる中、好著と出会った。

*先週読んだ本、読みさしの本
■浅井信雄著『変わる中国を読む50のキーワード』青春新書
■山田吉彦著『日本国境戦争ーー21世紀・日本の海をめぐる攻防』
                            ソフトバンク新書
■能勢伸之著『防衛省』新潮新書
■北沢俊美著『日本に自衛隊が必要な理由』角川oneテーマ21新書

*今日アマゾンに発注した本
■森田靖郎著『日本の中国人社会ーー司法通訳だけが知っている』
                            祥伝社新書
■坂東忠信著『いつまでも中国人に騙される日本人』ベスト新書



東京へ行く前日、道中に読む本を買って来たのだが、その時は「後で」と
思って買わなかった本が気になって、昨日買いに行って即読み始めた
本があった。
■宇田川敬介著『2014年、中国は崩壊する』扶桑社新書

タイトルがセンセーショナルで胡散臭く、20日の日は買うのをヤメたのだ
が気になって補充購入。昔「富士山大爆発」という、元気象庁予報官が
書いた本があったのだが、その後、何十年もその兆候が無くてバカらし
く、この手のタイトルは信用しないのだが、一応読んでみることに・・・。

さて、この著者は、現在国会新聞社次長というジャーナリスト。
以前は流通大手の中国合弁会社の運営やら、開発や出店に関わった
法務部担当とかで、中国での経済活動実務に詳しいらしかった。


13億人という人口を擁する中国。ともすれば我々は中国の仕組みを
日本の構造で理解しようとする。アメリカやらヨーロッパの諸国を考える
場合にも、同じように理解しようとするが、資本主義体制という共通項
があるため、正確さでニアリィには捉えられる。
だが、中華人民共和国を理解しようとする場合、そのアプローチは誤り
だと著者は念を押す。

上海の繁栄は、資本主義国のそれと見紛うかも知れないが、その実は
共産党独裁の国家の錯覚であることを見落とすな、と言うのだ。


ブログが長くなってしまうので、これ以上は控えるが、派手なタイトルとは
異なり、なかなかに説得力のある、実利性のある書籍になっている。


前に読んだ『第二次尖閣戦争』などでも語られているが、中国は我々が
考える国家という意味では、体を成している「国家」では無いと言う。

そもそも中国人に国家の概念などサラサラないらしい。

また中国は、<法治国家でなく人治国家>とはよく言われるが、その意味、
中国人のメンツの何たるか、など基本的な事柄がよく解かる。

中国が階級・差別社会であり、8000万人の共産党員、人民解放軍、武装
治安警察で1000万人などの合計1億人が政治的支配階級。その下に
都市生活者・企業家などの一般人の層が4億人。
その下が農民など下層民衆。さらにその下に一人っ子政策などからハミ出し
た無戸籍者など<人でない層>が、詳しい数など不明のままぶら下がっている
と。

上記の伝で行くと、単純計算で下層民衆の人口が8億人。共産党独裁の
改革開放経済が今や陰りを見せ、経済発展8%の成長率が0.5%の下方
修正するに及んで、今後それの維持が出来るやいなや、習近平体制の舵取り
如何では下層民衆の動向にも予断を許さない。

この本の第4章で、中国崩壊の大胆なシュミレーションが試みられている。
世界経済のグローバル化の中、この大国の去就が、大きな影響を及ぼすこと
が書かれているが、その時、我が日本にとっては、地理的にも極めてシビアな
位置を占め、格段の影響が懸念される。


一般的に、中国への工場進出など経済面でのチャイナリスクが語られているが、
今や政治、経済など日本の全存在をかけての意味でチャイナリスクが考慮され
ねばならない時期が喫緊に迫っている。

著者は言う。「想定し対策する」肝要さ。
また、個人的にも準備しておけ、とも言っている。

なかなかにタイムリーな本が出たと思う。



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