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 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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「異物混入や不適正表示などを理由に回収するための新聞広告を出した
食品は今年に入り計570品目に上ることが、三菱総合研究所(東京)
の調査でわかった。掲載日数は延べ186日で、2日に1日のペースだ。
             (読売新聞 2007年12月22日付)

食品回収が今年相次いだことを受け、初めて実施(読売)したということ
だが、コンプライアンス(法令順守)の時代、また内部告発を奨励する
仕組みや民意のコンセンサスが醸成された(密告者と暗く捉えない)上に、
告発者を保護する法令の整備など状況変化への過剰なまでの企業側
の防衛反応と言っても良い。ただ、これで食品製造への注意喚起意識、
食品安全情報の透明性が増すのなら歓迎すべきだろう。



「バレなければ、なんでもOK!」という社会は、やはり後進的であるし、
健全な社会であるとは思えない。よって、不正企業は今年のように摘発
され社会的にも糾弾されるべきとは思う。

一方では、それでも、次々に告発し、糾弾し、ヒステリックに社会
から抹殺しようとするような風潮が、これまた健全とも思えない。



「騙される方がマヌケだし、そっちの方が悪い・・・・」どの世界でも、
特に途上国と言われるところでは、その傾向がいまだに強い。
その意味では、法整備がきちんとなされ、法令遵守のうえでの食品製造、
流通、販売がなされる日本は健全さでは稀有の部類に入るのだろう。
よって今後とも、今我々が体感する「食の安全」を脅かす事案には、
敏感であるべきだし、逸脱行為には社会的制裁が下されるべきとも思う。

ただ、正義を振りかざして、あまりにヒステリックに陥ることにも
充分留意したいものだ。



昨日ご紹介した『ニッポンを繁盛させる方法』のなかで、島田紳助が
こう言っている。少し長くなるが引用してみよう。

 戦後には夢があったよな。何もかもが新しく手に入って。でもいまの
日本人は、戦後とは大きく変わった体質になっていると思う。
 だって、賞味期限や消費期限を偽造した企業のことを、あれだけニュースにするんやで。
もちろん、それがいけないことに違いはないのだけれど、もっと他に
伝えるべきニュースが、あるんやないかな。
 昔は、腐っていても食べていたよな?冷蔵庫を開けて、自分で臭い
を嗅いで、「うん、これならまだ大丈夫かな」ってね。
 パン屋でパンを買って、カビがはえていることもしょっちゅうだった。
「おっちゃん、カビはえてるで」と言えば、「あっ、ほんまか。なら
こっちにしとき」と。
 いまやったらニュースになる。大問題になる。
 偽装する会社の姿勢は問題だけど、賞味期限を改竄して販売されて
いた「白い恋人」にしたって、商品にカビが生えてたわけではない。
実際に食べて腹痛を起こして入院した人がいたわけでもない。それなのに
あれだけ大問題になる。やっぱり日本はすべてがおかしくなっていると
思う。
(『ニッポンを繁盛させる方法』島田紳助・東国原英夫)


どうです?
今どきこんな物言いする人、なかなかいないでしょう。

社会全体、もう少し冷静になって、紳助師匠のようなスタンスが
あっても良いんじゃないでしょうか。

今年のようなヒステリックなマスコミ報道が、社会をコセコセした
隠微な社会へ誘導することを恐れますね。



当方のように元スーパーの店長、ショッピングセンターの食品課長、
食品商品部バイヤーも経験した者としては、一般消費者が報道をカサ
に着て、過剰に業者いじめをするように予感出来ます。

自主衛生検査など食品衛生管理に徹底した運営をしているつもりでも、
上手の手から水が漏るように、時には食品での苦情は発生します。


昔だって顧客の脅し文句に「保健所に出すぞ!」というのがありましたが
これからは、バカの一つ覚えのように「新聞社に言うぞ!」と言った
クレームが多くなるでしょうね。
別に<事勿れ主義>に陥ることなく、毅然と謝罪を含めた素早い対応、
きちんとした納得頂ける説明が出来れば怖くなどないのですが、
<顧客の悪ノリ>が増えそう。


当方などの経験でも、飲料の自動販売機から缶コーヒーを買った女高生
二人。冷たいのを買ったつもりが、温かいのが出て来た。味も酸っぱい
ようにおかしい・・・・・。
ま、ここまでだとこちら側の落ち度だから、鄭重にお詫びし返金もさせて
戴いた。
いくら子供のような女高生とは言え、お客なことは間違いない。
よって、鄭重にお詫びするのは当たり前のことだ。

ところが、友達と2人で応対している強気もあり、店側は非を認めたと
いうことで、悪ノリ。「死んだら、どうする?」と来た。

年端も行かぬ高校生が、オッサンの管理責任者に「死んだら、どうす
る?」は、ないでしょう。
何か要求するつもり!?
ココからを「悪ノリ」といいます。
「誠意を見せろ!」まで言うと恐喝になります。

子供の教育のためにも良くないので、よその子ながら大人として
一転きつく叱ってから帰したことは言うまでもありません。


ま、今の販売の現場は知りませんが、やはり「悪ノリ」は許さない
毅然とした対応は是非とも必要なところですね。



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1ヶ月ぐらい前、「本のソムリエ」というメルマガで見た名言。

「実は私、生鮮品を買うときは製造年月日が古いものから選ぶ、という
 妙なクセがあるんです。・・・売場のすみっこで置いてけぼりになって
 いるサンドイッチが、自分だったら嫌だなと思っただけなんです。」
(『斎藤一人とみっちゃん先生が行く』KKロングセラーズ)
 のみっちゃん先生の言葉だと言います。

 斎藤一人先生の本はたくさん出ていますが、みっちゃん先生は
 その弟子のようですね。
 みっちゃん先生のような人、売場で出遭ったことはありませんでした。

 ウーム、みっちゃん先生大好きになりました。

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ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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