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 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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「交通戦争」と言われた時代よりは、交通事故件数、
死亡者数等も大幅に減って来ているというのは、喜ばしい
ことだ。


だが、そうは言っても一旦事故の発生ともなれば、悲惨
な事態にはなることは、今でも変りはない。


そうなのだが、現代ではあまりに日常化してしまったため、
まったく残念なことに報道価値は地に墜ちた感がある。

トキの巣立ちのニュースが取り上げられない日はないと
いうのに、一方で、交通事故で「かけがえの無い人の命」
が消えても、ニュースにすらならない昨今だ。


そんな中、9日に福島で起きた事故は、何とも痛ましい
もので、新聞でも珍しく大きく紙面が割かれたものだった。

●<交通事故>福島で正面衝突、5人死亡  全員が
 原発避難者
(毎日新聞 2012年6月9日18時30分<6月9日21時29分
 更新>)
 

原発事故で三春町の仮設住宅に避難していた高齢者が、
南相馬市の眼科病院まで送迎車で行き、その帰りの事故
だったという。

毎日新聞はかなりの紙面を割いて報道していたが、現場が
左カーブで、緩やかな下り坂、右前部が大破したトレーラー、
前部がメチャクチャになったワゴン車、事故当時は雨が降って
いたという道路が濡れており、1枚の白黒の現場写真から
かなりの情報が見て取れた。

事故の原因は何だったのか?

坂を登って来たトレーラーの右前部が大破しているということ
は、下っていたワゴン車が中央線をハミ出し衝突した?


もう少しワゴン車の前部写真を見たい・・・・・。



共同通信のニュース記事を拾ってみると、ワゴン車前部の
見易い写真が見つかった。

●原発事故の避難者ら5人死亡  福島・二本松市の衝突事故
(共同通信 2012年6月9日 16時24分<2012年6月9日
 21時14分更新>)


この共同記事の<拡大写真>を見てみると、ワゴン車はほぼ
正面衝突に近いダメージであるが、ワゴン車左前面の屋根に
切り裂いたような三角状の「切れ目」が見える。

あくまで写真からの推定に過ぎないのだが、この三角状の「切れ
目」がトレーラー右前部の角との衝突面だと思われる。

トレーラーは登り坂を上がって来て、下り坂の中央線をはみ
出して来たワゴン車と衝突した。

衝突部位は、トレーラーの右前面と、中央線をハミ出したワゴン車
は前面のほとんど。トレーラーの角と前面の4分の3(三角の切れ目
まで、左前面4分の1を残して正面衝突)の面で衝突。
(三角の切れ目は、トレーラー右バックミラー金具との衝突らしい。
双方の車の車高、現場写真のトレーラー破損部位からして。)


原因は、不明だし、現場も見ないであれこれ言うべきではないと
思うが、濡れた路面でのプロゆえの、カーブでのハンドル操作
の遅れから居眠りまでさまざま考えられる。

高齢者の女性ばかり、しかも顔見知り同士だったのだから、
車内では話が弾んでいて居眠りどころではなかったかも知れない。



事故第1報に近い記事によれば、ワゴン車の直後続車のドライバー
の証言が記されていて興味深い。

●<交通事故>トレーラーと衝突、ワゴンの5人心肺停止・・・福島
(毎日新聞2012年6月9日 13時12分<13時50分更新>)


記事によれば、ワゴン車の後ろを走っていたドライバーは「ワゴン車
が下り坂を走りながら対向車線にはみ出し、トレーラーにぶつかって
いった」と話したという。

<・・・・対向車線にはみ出し、ぶつかっていった>

「ぶつかっていった」と。つまりは、回避行動などは見受けられず
<・・・・・・(走るままに)そのまま>という状態の時、「・・・ぶつかって
いった」というのでしょう。

現場写真で見ては、ワゴン車の左側面は車体が無傷のままのよう
だ。残念ながら、右側面が写った写真はネット上では見つからな
かった。

一般的には、ハミ出した場合、元の車線に戻ろうとするのが大概
だろう。
時と場合によっては、相手車線にはみ出しても、相手との時間距
離に余裕があったり、相手が物理的に自分より小さい車体などの
場合には、ハンドルを右に切り、加速して右側道路外に抜ける
といった回避策もあるかも知れないが、一般的には元の車線に
戻る回避策を取るのが普通。

車線一杯の幅で登ってくるトレーラーを回避しようとしたら、どう
考えても右にハンドルを切っては間に合わないと直感的に判断する。

で、自車の左側面は無傷で当然だ。


しかし、ワゴン車の右側面はどうなっているのか?

擦過痕やら、衝突によるヘコミなどがあったのか?


ま、ワゴン車から見て、正面衝突に近いものだから、右側面にも
キズやヘコミはないと思われる。




何らかの回避行動、あるいは防御本能による反応を起こした場合、
ハンドルを左に、あるは右に切る。
間に合わないにしても、ハンドルを左に切るから、そういう行動を
直前にしたのなら、ワゴン車の右側面前方側にも擦過傷的なキ
ズ・凹みが出来たはずだ。

報道された写真では、右側面が写ったものは報じられていない。

ゆえに何とも言えないが、最初の衝突面はワゴン車左前面4分の
1の部分とトレーラー右前部が衝突し、次いでワゴン車運転席側が
最初の衝突部を起点として斜めから回るように正面衝突。
ワゴン車前面右4分の3と「・・・ぶつかっていった」とは、つまりは、
運転手さんは覚醒した状態ではなかった。
右前方同士のオフセット衝突でなく、トレーラー右前方への正面
衝突。居眠りなのか、予期せぬ病的発作で無意識状態だったのか?




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当方などの経験でも、前方車が突然左方向に反れて
行ったと思いましたら、そのまま道路法面をトコトコと
いう感じで下りて行ったのに出くわしたことがありました。

居眠りだったのか?運転席のオバサンが苦笑いして
いるのが通り過ぎざま見えましたっけ。

車が裏返しになったとか、火を噴いたとかでなく、ただ
トコトコ、道路でも何でもない緑の草いっぱいの法面を
下りて行く様は、一瞬ポカン!?とした事態でありました。

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行政書士
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日本自然保護協会・自然観察指導員
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福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
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上記もろもろ、兼 おっさん。
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