この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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NHK Eテレに「日曜美術館」という番組があります。
その番組の先週(7月31日)の放送は、オランダの画家フェルメール
の特集でした。
いや、イイ放送でしたね。
●”手紙”が語るフェルメールの真実
(NHK Eテレ 2011年7月31日放送)
フェルメールが活躍した17世紀のオランダでは、勃興する富裕商人層
が購買層になって<風俗画>というジャンルが急激な発展を遂げました。
フェルメールもその一人に挙げられますが、当時の絵画表現には、
暗喩のような約束事が必ず描かれなければならなかったといいます。
絵のバックにさりげなく掛けられた地図が、主人公の心象風景を
象徴して、見る者の理解を助けたとか・・・・。その辺を番組では
懇切に解説していましたが、この画家の絵では、最初には描かれていた
ものが塗り潰されてしまった痕跡があるとのこと。
フェルメールの絵は、約束事の省略により、描かれている場面の事情
の全てを、観る側の想像に委ねてしまう結果になっているのだと。
つまりは、彼の絵の場合、日本独特の短歌や俳句など短詩形に通ず
る<省略の美>により、一層その魅力を増しているというのです。
今回日本に来ている「手紙を読む青衣の女」は、最近修復を終えて
初の海外展示が成ったといいますが、番組ゲストの染色家志村ふみ氏
は、この青は、日本の藍の青にも通じるものがあり、余計に親しみが
湧くと言っておられましたが、色鮮やかに蘇った古典の美、そして
謎を秘めた手紙を読む静謐な時間。時と空間を越えて今なお引きつける
魅力を味わった番組でした。
上記にリンクした番組HPに、ハイライトの3点の作品がアップされて
いますが、同ページ左下に張られています「フェルメールからのラブ
レター展」(京都市美術館はか)のリンク先でも同じ作品が観られ
ます。コチラの方が綺麗な画像が堪能できます。是非ご覧下さい。
巡回展で、東京・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムでの
展覧会も予定され、12月23日~2012年3月14日までが
会期だそう。テレビで3月ということばかりが頭に入っていましたが
12月から、という嬉しい誤算の情報。
当方も、あらためて予定をインプットしたことでした。
●人気ブログランキング へ
ランキングに参加しています。
10日ほど前、地元茨城県のしもだて美術館で開かれていた
「榎木孝明水彩画展ースケッチ紀行ー」に行って来ました。
榎木さんといえば、言わずと知れた2枚目俳優さんですが、
水彩によるスケッチ画でも、つとに評判の方でしたから、いちど
見てみたいと思っていましたので、イイ機会ではありました。
細字のサインペンで輪郭を描き、軽いタッチで彩色する・・・、
結構素敵でしたけれど、作品が140点近くには、ちと閉口したの
も事実。
「絞る」こと、「省略」することの大切さを再認識。
ただ、榎木さんに責任はなく、地元出身の陶芸家・板谷波山の映画
に主演いただいた関係で、地元の熱意のあまり・・・だったの
でしょうね。
(「榎木孝明水彩画展」は、9月4日(日)まで)
その番組の先週(7月31日)の放送は、オランダの画家フェルメール
の特集でした。
いや、イイ放送でしたね。
●”手紙”が語るフェルメールの真実
(NHK Eテレ 2011年7月31日放送)
フェルメールが活躍した17世紀のオランダでは、勃興する富裕商人層
が購買層になって<風俗画>というジャンルが急激な発展を遂げました。
フェルメールもその一人に挙げられますが、当時の絵画表現には、
暗喩のような約束事が必ず描かれなければならなかったといいます。
絵のバックにさりげなく掛けられた地図が、主人公の心象風景を
象徴して、見る者の理解を助けたとか・・・・。その辺を番組では
懇切に解説していましたが、この画家の絵では、最初には描かれていた
ものが塗り潰されてしまった痕跡があるとのこと。
フェルメールの絵は、約束事の省略により、描かれている場面の事情
の全てを、観る側の想像に委ねてしまう結果になっているのだと。
つまりは、彼の絵の場合、日本独特の短歌や俳句など短詩形に通ず
る<省略の美>により、一層その魅力を増しているというのです。
今回日本に来ている「手紙を読む青衣の女」は、最近修復を終えて
初の海外展示が成ったといいますが、番組ゲストの染色家志村ふみ氏
は、この青は、日本の藍の青にも通じるものがあり、余計に親しみが
湧くと言っておられましたが、色鮮やかに蘇った古典の美、そして
謎を秘めた手紙を読む静謐な時間。時と空間を越えて今なお引きつける
魅力を味わった番組でした。
上記にリンクした番組HPに、ハイライトの3点の作品がアップされて
いますが、同ページ左下に張られています「フェルメールからのラブ
レター展」(京都市美術館はか)のリンク先でも同じ作品が観られ
ます。コチラの方が綺麗な画像が堪能できます。是非ご覧下さい。
巡回展で、東京・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムでの
展覧会も予定され、12月23日~2012年3月14日までが
会期だそう。テレビで3月ということばかりが頭に入っていましたが
12月から、という嬉しい誤算の情報。
当方も、あらためて予定をインプットしたことでした。
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10日ほど前、地元茨城県のしもだて美術館で開かれていた
「榎木孝明水彩画展ースケッチ紀行ー」に行って来ました。
榎木さんといえば、言わずと知れた2枚目俳優さんですが、
水彩によるスケッチ画でも、つとに評判の方でしたから、いちど
見てみたいと思っていましたので、イイ機会ではありました。
細字のサインペンで輪郭を描き、軽いタッチで彩色する・・・、
結構素敵でしたけれど、作品が140点近くには、ちと閉口したの
も事実。
「絞る」こと、「省略」することの大切さを再認識。
ただ、榎木さんに責任はなく、地元出身の陶芸家・板谷波山の映画
に主演いただいた関係で、地元の熱意のあまり・・・だったの
でしょうね。
(「榎木孝明水彩画展」は、9月4日(日)まで)
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HN:
5596DA(ゴーゴークロダの意)
性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
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茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
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