なかなか健さん似にはなれない・・・・。

当初は、「午後からは雨」の予報が一日持って、 １８時前
の今になって、雨が降り出した。

降れば降ったで、直後からもう音を立てる雨なんだものな、
イヤになる。


事務所と母屋の往復にも濡れてしまうから、早速に黒一色
のキャップを被った。
これと、薄手のジャンパーを羽織れば、映画『ホタル』や
『あなたへ』の高倉健クリソツの出で立ち、と自分では思う。



家人に言わせれば、その恰好はどう見たって、健さんじゃあ
なくて<不審者>、だと言う。

自分じゃあ、健さんと思っているのだが、日中の外出時には、
なるべくこの格好は、しないようにはしている。


日中は、共稼ぎなどで留守宅が多いもので、アタクシが歩いた
その導線の家屋近辺で、婦人ものの「パ」の付く洗濯ものが無
くなったりしたら・・・・。
ほんでもって、その直前に、黒キャップ・ジャンパー姿の<変な
おじさん＞を見ましたヨ、なんて目撃証言が出たりすると困る
ものな・・・。



昨日の夜から、結局今日の午後までかかった書類を午後二番ぐ
らいに郵便で出し、一安心。

明日から仕切り直しの業務に取り掛かろう。



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●幻の名刀、正宗１５０年ぶり確認
(２０１４年１０月１４日(火)１９時２０分配信　共同通信)

●<日本刀の今>刀を捨てなかった日本人　時代とともに変わった
ものと守られてきたもの
(２０１４年７月１９日(土)１５時０分配信　THE PAGE）


名刀正宗が確認されたニュースの写真に、百貨店勤務時代に
一度だけ「日本名刀展」という展示即売イベントをやった記憶
が蘇ったのでした。

長くなるので書くのはやめますが、写真の白布を被せた刀懸け
で思い出したのです。
こういう展示で、５日ぐらいの会期でしたから、ガラスケース
などに収納せず、会場に２４時間裸の展示。（日本刀がむき出し
で５，６０振り。)

無人になる夜間、武器である日本刀の１本たりとも盗難にあった
ら一大事というので、催事場に不寝番のガードマンを常駐させた
のでした。

誰もいないシンとした会場に、立ったまま朝まで警戒するガード
マンも気の毒でした。

残業の合間、午前０時の頃に会場へ行ったら、ショボショボした
目のか細い声で「イジョウナシデス!」の返答。

いや、気の毒でした・・・・。


NHK『おはよう日本』で取り上げてくれたもので、その朝は午前
中から、都内やら横浜ナンバーのベンツ系の高級車が、それこそ
２０台、３０台と押し寄せました。

いやはや、テレビで２分ぐらいのニュースでこの騒ぎ。
影響の大きさにビックリしたものだ。


やるからには、それなりの勉強も必要でしたから、イベントが終わ
ってからも、都内のギャラリーから２，３年ほどDMが届きましたね。

東京出張のおりに、ギャラリーに寄って「新作日本刀」を触らせて
貰ったりしましたが、鉄の質、砂鉄の違いからか、新作のいわゆる
新刀はめちゃくちゃ重いのです。
一方、歴史を経て来た名刀(古刀)は、植物が枯れたように軽いのです。

この違いには驚かされました・・・・。


刀は、美術品の前に、本来の機能は「武器」ですから、重くて振り
舞わせなければ負けてしまう。つまり、斬られ、悪ければ「死」に直結
する。

古刀の武器としての価値、美術品としての価値、このはかり知れない
日本伝統の宝をいまあらためて思い知るのですね。