この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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日曜日の14時からと、地味な時間帯に『ザ・ノンフィクション』
というこれまた地味な番組がある。(フジテレビ)
昨2日は<突然脳障害に襲われて 家族の苦闘>というタイトルで
高次脳機能障害が取り上げられていた。
お一人が脳卒中による高次脳機能障害のご主人の話。まだ働き盛り
の44歳の患者さん。8年前の発症というからご家族に取っても
長く苦難の道のりであった。
記憶障害、それと深刻なのは、前頭葉の一部損傷による「怒り」の
ブレーキが利かなくなり、妻子にダイレクトな家庭内暴力も加えた
過去もあったらしい。奥さんが今でも思い出すと身体に振るえが来る
ほど、というから相当な修羅場があったようだ。
挙句にタチが悪いのは、5分も経ったら当のご本人がその悪行を
まったく憶えていないことだという。
番組では、今年からだったか、やっとご主人に就職口が見つかり
再スタートの春が巡って来た幸せの期待で終わって、救われた思いだ。
番組後半では、もうお一人の女性患者さんの紹介がされた。
デパートの宣伝部門に勤めていた女性が、28歳の時一人住まいを
始めようと、自宅から自転車で荷物を運ぼうとしていて、歩道を塞ぐ
貨物自動車が止まっている前を過ぎようとした矢先、反対方向から
同じように来た自転車と衝突。道路側に投げ出され転倒したところを
バスに轢かれ、頭蓋骨陥没。命は取り止めたものの、言語障害、手及び
歩行の障害、身体のバランス機能の障害。加えて高次脳機能障害という
重い後遺障害を負った。
6年が過ぎた今は、小さな洋品店を営む両親の元でリハビリしながら
暮らしている日常が映された。
この女性の場合、前頭葉の損傷により「不安機能」の欠損障害が
あるという。ちょっとしたことにも<笑い>、その笑いが止まらなく
なってしまうのだそうだ。
悩まなければいいことのようだが、ヒトは、取り組む意欲が湧く、
と同時に経験則からの過去の失敗例が脳の中に想起され、意欲と同時
の失敗例の想起が、「不安」感情を生むのだそうだ。つまり悩む。
そしてこの不安感情を乗り越え、克服したときに、進歩が生まれる
という。
不安が想起されない、悩まない、・・・ということは、その人に
進歩が生じず、成長も生まれないということらしい。
事故から6年が経ち、父母ははや70歳に近づいて、己が身体の
衰えを自覚する年齢になって来ている。
娘が自活の道へ遠い今、両親の不安も増すばかり・・・・。
この春、こちらにもイイ事があって、リハビリも兼ねて宣伝の前職
を生かして書いて来た「絵日記」原稿が、本になったという。
挿絵的な仕事が出来たら・・・、とご本人にも意欲が生まれてきた
と締めくくられた。よかった。がんばれ、がんばれ!!と祈りたい。
一昔前なら救えなかった生命が、高度医療技術の進歩により救われる
のはうれしいことだ。ただ同時に、医療福祉分野での更なる救済範囲
が拡大して行くことが望ましい。
また、この高次脳機能障害やPTSD(外傷後ストレス障害)など
新型・非典型後遺障害への正当な評価と理解のもとに、公平な補償
もまた交通事故後遺障害補償の新たな地平として、切り拓かれて
行くべきものと思っている。
弁護士のみならず、全国の有為の行政書士もまた、被害者が真に
救済される道筋を付けるべく、微力ながら努力しているところだ。
というこれまた地味な番組がある。(フジテレビ)
昨2日は<突然脳障害に襲われて 家族の苦闘>というタイトルで
高次脳機能障害が取り上げられていた。
お一人が脳卒中による高次脳機能障害のご主人の話。まだ働き盛り
の44歳の患者さん。8年前の発症というからご家族に取っても
長く苦難の道のりであった。
記憶障害、それと深刻なのは、前頭葉の一部損傷による「怒り」の
ブレーキが利かなくなり、妻子にダイレクトな家庭内暴力も加えた
過去もあったらしい。奥さんが今でも思い出すと身体に振るえが来る
ほど、というから相当な修羅場があったようだ。
挙句にタチが悪いのは、5分も経ったら当のご本人がその悪行を
まったく憶えていないことだという。
番組では、今年からだったか、やっとご主人に就職口が見つかり
再スタートの春が巡って来た幸せの期待で終わって、救われた思いだ。
番組後半では、もうお一人の女性患者さんの紹介がされた。
デパートの宣伝部門に勤めていた女性が、28歳の時一人住まいを
始めようと、自宅から自転車で荷物を運ぼうとしていて、歩道を塞ぐ
貨物自動車が止まっている前を過ぎようとした矢先、反対方向から
同じように来た自転車と衝突。道路側に投げ出され転倒したところを
バスに轢かれ、頭蓋骨陥没。命は取り止めたものの、言語障害、手及び
歩行の障害、身体のバランス機能の障害。加えて高次脳機能障害という
重い後遺障害を負った。
6年が過ぎた今は、小さな洋品店を営む両親の元でリハビリしながら
暮らしている日常が映された。
この女性の場合、前頭葉の損傷により「不安機能」の欠損障害が
あるという。ちょっとしたことにも<笑い>、その笑いが止まらなく
なってしまうのだそうだ。
悩まなければいいことのようだが、ヒトは、取り組む意欲が湧く、
と同時に経験則からの過去の失敗例が脳の中に想起され、意欲と同時
の失敗例の想起が、「不安」感情を生むのだそうだ。つまり悩む。
そしてこの不安感情を乗り越え、克服したときに、進歩が生まれる
という。
不安が想起されない、悩まない、・・・ということは、その人に
進歩が生じず、成長も生まれないということらしい。
事故から6年が経ち、父母ははや70歳に近づいて、己が身体の
衰えを自覚する年齢になって来ている。
娘が自活の道へ遠い今、両親の不安も増すばかり・・・・。
この春、こちらにもイイ事があって、リハビリも兼ねて宣伝の前職
を生かして書いて来た「絵日記」原稿が、本になったという。
挿絵的な仕事が出来たら・・・、とご本人にも意欲が生まれてきた
と締めくくられた。よかった。がんばれ、がんばれ!!と祈りたい。
一昔前なら救えなかった生命が、高度医療技術の進歩により救われる
のはうれしいことだ。ただ同時に、医療福祉分野での更なる救済範囲
が拡大して行くことが望ましい。
また、この高次脳機能障害やPTSD(外傷後ストレス障害)など
新型・非典型後遺障害への正当な評価と理解のもとに、公平な補償
もまた交通事故後遺障害補償の新たな地平として、切り拓かれて
行くべきものと思っている。
弁護士のみならず、全国の有為の行政書士もまた、被害者が真に
救済される道筋を付けるべく、微力ながら努力しているところだ。
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プロフィール
HN:
5596DA(ゴーゴークロダの意)
性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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