忍者ブログ
 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
[91] [92] [93] [94] [95] [96] [97] [98] [99] [100] [101]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



今国会において、安全保障関連法案審議がたけなわのところ、
昨夜のBS日テレ『深層NEWS』という番組で<国防最前線、
現場では何が?>「”安保法制”自衛隊の覚悟とリスク」と題し、
反対の立場の元内閣官房副長官補[安全保障担当]・柳澤協二氏
と賛成の立場の前海上自衛隊佐世保地方総監・吉田正紀氏との
討論番組があった。

当然法案に対しまったく正反対の立場であるから、番組の最後
まで、意見が噛合うことなく終わった。



柳澤協二氏は、防衛省背広組のいわゆる元防衛官僚で、現政権
の閣議決定による集団的自衛権の行使を容認出来るよう、憲法解
釈の変更を目指すことに対して、批判的論陣を張って来た人物で、
今の安全保障関連法案がらみのテレビ番組等に露出が増えている。

一方の前海上自衛隊佐世保地方総監・海将の吉田正紀氏は、中国艦
による自衛艦への照準レーダー照射事件時の司令官だった方のよう
でバリバリの現場高級幹部だった人物だった。


反対の立場の柳澤氏とて、左翼の牧歌的平和主義者などとは異なり、
リアリティある国防持論を持つ方ではあるのだが、こと今回の安倍
政権による安全保障関連法案のゴリ押しには正面から反対を唱え、
持論は、論理的アプローチから憲法と防衛を構想するというスタン
スとのことだ。

この立場は、番組を視聴していた者としては、今国会における野党
の論拠とも政府答弁とも異なる、集団的自衛権行使の危険性を根本
的に言い当て、一番正当なスタンスとして評価出来るものであり、
好意的に受け止めることが出来た。


一方、元自衛隊高級幹部は、拍子抜けするぐらいに「自衛隊の覚悟
とリスク」は自明のことと断じ、勇ましかった。

最前線の隊員レベルのリスクや生命など、一顧だにしないピシャっと
したもの言いはキッパリしていて、<武士>の風格そのものの言質は
立派でもあったが、さて、そんなにキッパリと断じてイイものかと疑
問符がついたのも確か。

先の大戦でも、数多の戦場で無数の将兵が玉砕という全滅を強いられ
た中でも、各戦場の最高指揮官と言われる高級幹部が、奇態に本土に
帰国し、大戦後老境まで生きながらえ、天寿を全うしたという理解し
難い事実も知っている。

テレビに出ていた前自衛隊高級幹部と言われる方が、国防という「大
義」の前には、ひとりひとりの自衛隊員の生死は顧慮せず、任務を全
うするのが本懐ということを言ったらしい。
それにしても、「覚悟とリスク」に「全然問題はない!!」という時、
当方が思ったのは、(先の大戦時の日本軍高級幹部達と異なり、)
<「覚悟とリスク」「死の可能性」と言うなら、まさかそこに、あな
た(自衛隊高級幹部クラスも)も入っていますよネ?>ということだ
った。

(☆この番組中で、前佐世保地方総監が「政策」があって「法律」が
出来、「行動」を要請されれば、いつでもその「行動」が採れる準備
は整っている・・・というような意味のことを述べたのだが、柳澤氏
から「政策」⇒「法律」⇒「行動」の前に、大前提として一番先にあ
るものは「憲法」だとの指摘。これが、この討論の肝だった。
「憲法」⇒「政策」⇒「法律」⇒「行動」--となるのが筋なのだ。

図らずも、自衛隊幹部のアタマには「憲法」がないというのを露呈した
場面であった。)

●自衛官に「ゼロリスク」を求める野党と「安全神話」を守る政府
(2015年05月28日(木)Newsweek日本版)


●特集ワイド:続報真相 「安倍語」なぜ共感できないか
(毎日新聞 2015年06月05日 東京夕刊)






さてさて結論を急ごう。

言いたいのは、国会での憲法学者3人の「違憲」見解を待つまでもなく、
小手先の憲法解釈の変更による「集団的自衛権行使」の容認など、もと
よりムリがあるのであり、正当な憲法改正を経なければならないのは明
らか。
ただこの道は茨の道であり、国を二分するような大論争の嵐を呼ぶこと
もまた論を待たない。


ただ、それでもその道だけが王道というもの。
数を頼んで姑息な手段で遂げたものは、国の存立を揺るがす禍根を残す
だろうということだ。




地方の小さな新聞記事だが、今朝の新潟日報コラムが旨くまとめている
ので以下引いて置きたい。

●日報抄 (2015年6月6日付 新潟日報コラム)



人気ブログランキング        
ランキングに参加中、よろしくお願い致します。

今日の番外編として、仄聞の類なのだが以下の記事をリンクした。
真偽のほどは不明だが、一国のリーダーの”人物評”が出ていて興味深い。

●町村氏「訃報」後の言動で分かった安倍首相のゾッとする冷血
(2015年6月6日(土)9時28分配信 日刊ゲンダイ)


「人の道」が欠けているとも書かれているが、国家の備えに性急のあまり
ダダ漏れの事態はないのか?



かつて球界の名プレーヤーで鳴らし、監督としても名声を馳せたID野球
の教祖だのボヤキの○○さんと言われた名人物がいる。

彼が現役時代バッテリーを組んだ、旧南海ホークスの名投手として一世を
風靡した杉浦投手の葬儀の折、彼が香典ひとつ出さなかった話が残っている。

コンビを組み二人で勝利を重ねた伝説の名バッテリーだったはずなのに、
杉浦氏の葬儀には顔も出さなかったという汚点が、○○元監督の名声を曇らせる。


かつて○○語録と言われるほど、この○○監督の名言が人生訓としても持て囃され
た時代があったのだが、「人の道」という言葉を聴く時、必ずこの人の不徳
が思い出されたのでした。



PR


月末に、次月の判っているスケジュールをカレンダーの予定表
に入れるのだが、この6月のを入れていた時、手帳の「6月27
日」に書いていた地元市役所の行事<市民公開講座>というのだ
けが、何度思い出そうとしても思い出せなかった。

市役所のHPを覗いても、それらしき予定は入っていなかった
から、まだボケが入ったとは思わなかったが、手帳への書き写し
の際の「月度ページ」の記入ミスとしか考えられなかった。
よって、モヤモヤとしたまま「6月27日」の欄は白いままにし
た。


ところが、ところが、昨日のフェイスブックに笠間市役所からの
投稿があり、この「6月27日」に「市民公開講座」が催される
旨あるではないか!?


あ~ァ、よかった。

まだ、ボケてはいなかった・・・・。

ヘマしたら、まだらボケの始まりか?と内心心配もしたのだが、そ
うではなくて、ひと安心だ。

それにしても、最初に手帳へ書き入れた時、何を見てこの情報を知
ったのか、今でも皆目不明なのだ・・・。

それから・・・、どういう経緯で我がスマホに笠間市のフェイスブ
ック投稿が流れて来たのか、これも不明だ。

●市民公開講座(映画上映会)「共に支えあう認知症」(笠間市HP)


1月下旬から3月末まで、行政書士会がらみの<コスモス成年後見サ
ポートセンター>主催の入会前研修というのに参加をした。

そこで初めて知ったのが、レビー小体型認知症という言葉。

アルツハイマー型、脳血管性の認知症と合わせて三大認知症といわれ
るのだが、この「レビー小体型認知症」というのは、この研修で初めて
知った類型だった。

さて、上記にリンクした笠間市の市民公開講座として行う映画上映会で
は、ひとりの医師の奥様がこの「レビー小体型認知症」に罹り、10年
にも及ぶ二人の暮らしをドキュメンタリーとして追った伊勢真一監督の
”いのち”を巡る物語の上映という。

●伊勢真一監督作品『妻の病 -レビー小体型認知症ー』予告篇


誰にも襲うかも知れない病魔、それから自分の身内の誰かが襲われるかも
知れない病魔。
人生の何かを考えるきっかけになるものと思う。




先ほどは我が家のポストに、チラシを投函している人影。
何か?と問えば、6月14日(日)午後1時30分から笠間公民館大ホール
で開かれる催しの、チラシ投函だった。

新聞折り込みはされたし、ダイレクトメールでも着信しているから我が家で
は3部目だ。
「九条の会・かさま」でも全国の他の地域の手前、それなりの動員がないと
カッコが付かないのだろうな。

タイトルは『伊藤真さんと「今、憲法を考える」』 (参加費500円)

士業の人なら誰でも知っていると思うが、伊藤真さんといえば、士業の受験塾
「伊藤塾」で有名な方だ。憲法関係の著書も多数。今は日弁連・憲法問題対
策本部副本部長の要職にもある。

地元笠間でのせっかくの機会だ。
お時間の調整がつく方は、是非とも参加してみてはいかがでしょう。

いま、「憲法」の原点を見つめることもトレンドだと思います。

●ある弁護士さんのブログから
「伊藤真さんの講演を聴いて」(ロックな弁護士つれづれ日記)




人気ブログランキング        
ランキングに参加中、よろしくお願いいたします。

予定といえば、先月の「歌声広場」で2曲リクエストして来たのだ。
どちらが採用となるか判らないが、採り上げられた歌はリクエストし
た人が前に出て歌うのが通例だ。

パクれることも出来なくはないが、「誰も前に出ない」と、場が何となく
サエないし、<自分だけは(張本人と)知っている>から、内心では
細かいことながら罪の意識も生まれる・・・。

練習してないと、高音部が出ないから、あと2週間練習しょ!!

どんな曲って?  ヒ・ミ・ツ・・・・・・。

差し迫った業務を抱えてはいるのだが、今日の午後は事務所内の
あちこちに散らばったままの資料整理にあてた。

相続にからむ<生前贈与><父親の再婚問題><老後破産><空
き家対策特別措置法><後見信託><任意後見><障害のある子
の親なき後問題><農地バンク>のほか、<アダルトサイト高額
請求と非弁><マイナンバー制度><地震保険料19%値上げへ
損害区分見直し(TBS・今日)>などなど、キーワードだけで
もワサワサ・・・。

だが近頃の、ニュースに目ざとい市民のことだから、あちこちの
相談会に立ち会う立場からすると、しっかり頭に入れておかない
と用を足せない。

それから話の次第では、この4月からスタートした「介護予防・日
常生活支援総合事業」というサービスのことだって知っていなけれ
ばならない場合だってあるから、その辺の資料もファイルに綴じ込
んだ。


そんな矢先、どんな拍子か忘れたが、前の民主党政権時・東日本大
震災発災の時の自衛隊災害派遣10万人態勢を指揮した元防衛大臣
の北澤俊美氏の著書を何かで見て、忘れないうちにと発注。

今の安保法案に躍起の自民党政権とは異なり、未曽有の大災害に直
面して最大限の努力を傾注し、今となっても「防衛大臣としての任
務を粛々と果たした」と言う点で、定評が高い人物の書だ。
いささか古い部類になっては来ているが、現憲法の下での自衛隊全
体に対する持論も述べている部分があるというので、安保法案喧々
諤々の今あらためて確かめてみることにしたのだ。

■北澤俊美著『日本に自衛隊が必要な理由』(ONEテーマ21)



さて今日のニュースでは。

●3参考人全員が「違憲」表明
(2015年6月4日(木)12時10分配信 共同通信)


そうだよな、常識的に考えて今の安保法案の持って行き方は強引の
誹りは免れない。

東アジア情勢は、中国の横紙破り的な強権体質丸出しな体制をはじめ、
北朝鮮問題、悪化したままの日韓関係どれをとっても、風雲急を告げ、
一刻の猶予も許さない。

それは判るのだが、そうなれば結党の精神でもある『憲法改正』しか
ないのだが、戦後日本のぬるま湯的国民風土の中では、政権を維持出
来ない現実論が勝る。

であっても、政権を預かる立場からは、正攻法で国民に分かってもらう
努力を営々とし続けることしかないのではないか。

今の現実は、姑息で短兵急、一人芝居の前のめりとしか捉えられない。



●防衛大卒業生25人が任官拒否 安保法制によるリスクも影響か
(2015年6月1日(月)7時0分配信 NEWSポストセブン)


上記の記事を読むと、自衛隊は軍隊ではない故に「軍法会議」はなく、
<自衛隊が戦闘で敵を殺害した場合も日本の刑法で裁かれる>とある。

敵が攻めて来たと言って、戦車が敵前に向かう矢先にはスピード違反
で道路交通法で警官に止められる!?直線距離で急行した戦車が人の
畑を突っ切れば、民法の損害賠償・・・。戦死した自衛隊員を仮埋葬
するのに、児童公園を使いたい・・・・となっても、市役所に許認可
申請?????
以前に読んだ本でこんなことが出ていたが(今はどこに収納したか出て
来ないので、ラフに書いた。)有事の現実とはこういうことだ。

それを、有事ではない<平時>に、冷徹に計算まで行って備えるのが
有事法制の整備というものだ。

それを、国民が理解して共有してゆくことが、有事法制の現実なのだ。

自宅を突然接収され、狙撃兵が潜む・・・とか、自分の敷地を陣地とし
て使うと言われても、国防のためと唯唯諾諾に従う覚悟を求めるのが
世界の現実。

どうだろうか?到底そういう覚悟を国民全体で共有出来るまでに醸成さ
れる未来が来るだろうか?

今述べられている集団的自衛権の中身など、詭弁もいいところだ。
こういう詭弁で、「とりあえず」成立を目論むのを姑息と言うほか他に
言葉はないだろう。

戦前のような軍国主義日本を望む立場ではないのだが、戦前アレルギー
を払拭して、世界のどの国でもしているレベルの有事体制の整備を最低限
望む立場から書いたまでだ。

ま、ペケにはなったのだが、選挙権年齢の引き下げの議論の中で、国会に
AKB48メンバーの参考人招致案なども、その姑息な仕掛けづくりには
口アングリだった。

大阪の都構想住民投票の敗北は、選挙への投票率貢献度の高い<高齢者層>
に負けたと、市長が言ったとか言わなかったとか・・・。

世界の趨勢はともかくとして、「選挙権年齢の引き下げ」が急浮上したのも
憲法改正国民投票へ向けての布石と考えると(若年齢ほど憲法9条改正への
アレルギーがないと言われる。)これだって、戦術的にはいい狙いだろうが
正攻法で国民に向かわないという点では、姑息と言わざるを得ない。

●AKBの参考人招致、自民が一時検討 選挙権年齢議論で
(2015年05月27日 11:23 朝日新聞デジタル)




                                                                                                    (つづく)

人気ブログランキング        
ランキングに参加中、よろしくお願い致します。



何ということもなく、単純に画面がキレイだったから・・・だ
けでリンクしてみた下の記事。

●九州南部で梅雨入り 九州北部から関東は
(ウエザーマップ 気象予報士 長谷部愛)




天気図やら衛星画像なぞ、テレビの天気予報画面で毎日見ている
わけで珍しくも何ともないのだが、あらためてネットの画像を机
の上でマジマジと見直すと、いろいろと感慨も湧く。


宇宙からこの日本界隈を見下ろしてみると、まあ、小さいコトに
一喜一憂して右往左往している<人間界>というものとは、ナンタ
ルチア???と思うよね・・・。

ネットニュースの見出し<緊張高まる南シナ海>だの<年金機構の
共有フォルダに侵入>etc.とか読んだって、ナニ騒いでんのんじ
ゃあ!?という感じにもなるのだが、あんまり達観し過ぎると、「人
間ヤメなくちゃ」ならなくなるから、現実に戻ろう・・・。



今日九州南部が梅雨入りしたという発表だ。
晴れるとクソ暑かったここのところだったが、いよいよ関東でも梅雨
入り間近か。

4月に植木屋さんが入ってくれた我が家だったが、その後にヒョロヒ
ョロとまた伸びた梅の枝の幾本かを今朝切った。

そうしたら、4月の剪定で大分少なくなってしまった梅の実が、もう
ピンポン玉よりか2回りほども大きくなって、連なって葉陰に付いて
いるのをみて、枝切りは途中で止めた。


少ないながら大粒の今年の梅の実。
自分で漬ける梅酒か、家人にまかせる梅ジャムか。
どっちにしろ、年経て今は大切に「手作り」ものの材料にしよう。

昔なら双方が勤めに忙しくて、落ちるままに任せた梅の実だったのだが。


●梅の実画像 (ネット記事から)



人気ブログランキング         
よろしくお願い致します。

関東では明日午後には雨の予報。
よりよって、こういう日に県行政書士会の総会予定だ。
傘を持ち歩く面倒が過る、これも梅雨近しゆえ?


今日着いた本は、■窪田順生『死体の経済学』小学館101新書。
高齢者介護・福祉の先にあるものは、葬儀というセレモニー。
葬儀社だけでなく、納棺師や遺品整理屋まで「おくりびと」達を
扱ったルポ。冷徹に把握して置かねばならない世界を知っておく
ために。

早いもので、今日からはもう6月だ。

今日の朝方、我が家の各部屋のカレンダーを6月にしていたら、
2階にある寝室の暦の6月は、奈良・香久山の写真と万葉集の
以下の歌になった。

 春過ぎて 夏来たるらし 白たえの
              衣干したり 天の香久山

          (持統天皇 巻第一・二八)


誰でもが高校生の古典の時間に習ったことのある、万葉集の歌だ。

たいがいが日々の仕事に追われ、万葉集など露ほども思い出さな
くて暮らしているが、当方はあるキッカケでふと、鮮明な印象で
この暦の6月を開いた。

暦は大袈裟なものではなくて、『サライ』という雑誌の特製カレ
ンダーという小さなもので、平成26年12月号に付いていた。


さて、上記に記した持統天皇の歌はどなたも思い出されたことと思
うので、<天の香久山>も思い出して欲しくなって、以下奈良県橿
原市のHPから香久山をリンクしてみましょう。

●香久山 (奈良県橿原市の『かしはら探訪ナビ』から)


「春過ぎて 夏来たるらし 白たえの・・・」、今年なぞ5月には
もう真夏日が3日もあったような年だから、まさに<夏来たるらし>
の今日だよなァ。



で、今朝はどうしてまた万葉集に反応したのか?と言いますと、5月
30日(土)午後、NHK・Eテレで放送された「こころの時代」
<聖典として読む万葉集>と題して、奈良大学教授・上野誠さんの
お話を偶然聴いたからなのでした。


この複雑怪奇な現代社会にも、浮世離れした万葉学者と言われる人がい
るのだと、初めはヒヤカシ半分に聴いていたのでしたが、『「万葉集」
の挽歌史的研究と、万葉文化論を主な研究対象とし、主な手法研究は歌
から飛鳥・奈良時代の生活情報を導き出し、それを用いて万葉集の読み
を深めるという方法で著名。』(ウィキペディアから)なのだそうで、
柔らかアタマで、アプローチの仕方は深かった。

番組中のお話でも、単に抒情や情緒に流れることなく、現代から当時の
経済的基盤までも考察して、古代歌人に今ある人と同じ目線で近づく鑑
賞を心掛けるという取組みは、熱心な語りとともにその姿勢のいちいち
に首肯でき引き込まれた。


●ようこそ 上野誠の万葉エッセイへ(上野誠先生のページ)




人気ブログランキング      
ランキングに参加中、よろしくお願い致します。

上記にリンクした上野先生のページのタイトルバックの写真は、奈良県
飛鳥村を映すものだろう。
昔、この田園風景の中の畦道を、家族だけで歩いたことがありました。
辺鄙な山あいの空間が、日本最初の律令国家が生まれた場所というのが
何とも不思議な気がしました。

しかしそれでも、白村江の戦いに敗れた古代国家日本が、この飛鳥のそこ
ここに、朝鮮半島からの追撃・侵略に備え、石垣による防備体制を敷いた
その名残が残っているというのですから、飛鳥の鄙びた田園は、まさに
「国家」だった証しなのだろう。遠い歴史と悠久の時を想いますね。





ようこそ! くろだのブログへ
    
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ブログ内検索
最新トラックバック
プロフィール
HN:
5596DA(ゴーゴークロダの意)
性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
MY OFFICE in KASAMA
黒田真一行政書士事務所
いばらき動物法務研究室
忍者ブログ、アクセス解析
ブログランキングに参加しています
人気ブログランキングへ
茨城県行政書士会のHPへ
茨城県行政書士会へ
QRコード
アクセス解析
お天気情報
カウンター
忍者ブログ [PR]