この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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早いもので、今日からはもう6月だ。
今日の朝方、我が家の各部屋のカレンダーを6月にしていたら、
2階にある寝室の暦の6月は、奈良・香久山の写真と万葉集の
以下の歌になった。
春過ぎて 夏来たるらし 白たえの
衣干したり 天の香久山
(持統天皇 巻第一・二八)
誰でもが高校生の古典の時間に習ったことのある、万葉集の歌だ。
たいがいが日々の仕事に追われ、万葉集など露ほども思い出さな
くて暮らしているが、当方はあるキッカケでふと、鮮明な印象で
この暦の6月を開いた。
暦は大袈裟なものではなくて、『サライ』という雑誌の特製カレ
ンダーという小さなもので、平成26年12月号に付いていた。
さて、上記に記した持統天皇の歌はどなたも思い出されたことと思
うので、<天の香久山>も思い出して欲しくなって、以下奈良県橿
原市のHPから香久山をリンクしてみましょう。
●香久山 (奈良県橿原市の『かしはら探訪ナビ』から)
「春過ぎて 夏来たるらし 白たえの・・・」、今年なぞ5月には
もう真夏日が3日もあったような年だから、まさに<夏来たるらし>
の今日だよなァ。
で、今朝はどうしてまた万葉集に反応したのか?と言いますと、5月
30日(土)午後、NHK・Eテレで放送された「こころの時代」
<聖典として読む万葉集>と題して、奈良大学教授・上野誠さんの
お話を偶然聴いたからなのでした。
この複雑怪奇な現代社会にも、浮世離れした万葉学者と言われる人がい
るのだと、初めはヒヤカシ半分に聴いていたのでしたが、『「万葉集」
の挽歌史的研究と、万葉文化論を主な研究対象とし、主な手法研究は歌
から飛鳥・奈良時代の生活情報を導き出し、それを用いて万葉集の読み
を深めるという方法で著名。』(ウィキペディアから)なのだそうで、
柔らかアタマで、アプローチの仕方は深かった。
番組中のお話でも、単に抒情や情緒に流れることなく、現代から当時の
経済的基盤までも考察して、古代歌人に今ある人と同じ目線で近づく鑑
賞を心掛けるという取組みは、熱心な語りとともにその姿勢のいちいち
に首肯でき引き込まれた。
●ようこそ 上野誠の万葉エッセイへ(上野誠先生のページ)
●人気ブログランキング へ
ランキングに参加中、よろしくお願い致します。
上記にリンクした上野先生のページのタイトルバックの写真は、奈良県
飛鳥村を映すものだろう。
昔、この田園風景の中の畦道を、家族だけで歩いたことがありました。
辺鄙な山あいの空間が、日本最初の律令国家が生まれた場所というのが
何とも不思議な気がしました。
しかしそれでも、白村江の戦いに敗れた古代国家日本が、この飛鳥のそこ
ここに、朝鮮半島からの追撃・侵略に備え、石垣による防備体制を敷いた
その名残が残っているというのですから、飛鳥の鄙びた田園は、まさに
「国家」だった証しなのだろう。遠い歴史と悠久の時を想いますね。
今日の朝方、我が家の各部屋のカレンダーを6月にしていたら、
2階にある寝室の暦の6月は、奈良・香久山の写真と万葉集の
以下の歌になった。
春過ぎて 夏来たるらし 白たえの
衣干したり 天の香久山
(持統天皇 巻第一・二八)
誰でもが高校生の古典の時間に習ったことのある、万葉集の歌だ。
たいがいが日々の仕事に追われ、万葉集など露ほども思い出さな
くて暮らしているが、当方はあるキッカケでふと、鮮明な印象で
この暦の6月を開いた。
暦は大袈裟なものではなくて、『サライ』という雑誌の特製カレ
ンダーという小さなもので、平成26年12月号に付いていた。
さて、上記に記した持統天皇の歌はどなたも思い出されたことと思
うので、<天の香久山>も思い出して欲しくなって、以下奈良県橿
原市のHPから香久山をリンクしてみましょう。
●香久山 (奈良県橿原市の『かしはら探訪ナビ』から)
「春過ぎて 夏来たるらし 白たえの・・・」、今年なぞ5月には
もう真夏日が3日もあったような年だから、まさに<夏来たるらし>
の今日だよなァ。
で、今朝はどうしてまた万葉集に反応したのか?と言いますと、5月
30日(土)午後、NHK・Eテレで放送された「こころの時代」
<聖典として読む万葉集>と題して、奈良大学教授・上野誠さんの
お話を偶然聴いたからなのでした。
この複雑怪奇な現代社会にも、浮世離れした万葉学者と言われる人がい
るのだと、初めはヒヤカシ半分に聴いていたのでしたが、『「万葉集」
の挽歌史的研究と、万葉文化論を主な研究対象とし、主な手法研究は歌
から飛鳥・奈良時代の生活情報を導き出し、それを用いて万葉集の読み
を深めるという方法で著名。』(ウィキペディアから)なのだそうで、
柔らかアタマで、アプローチの仕方は深かった。
番組中のお話でも、単に抒情や情緒に流れることなく、現代から当時の
経済的基盤までも考察して、古代歌人に今ある人と同じ目線で近づく鑑
賞を心掛けるという取組みは、熱心な語りとともにその姿勢のいちいち
に首肯でき引き込まれた。
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上記にリンクした上野先生のページのタイトルバックの写真は、奈良県
飛鳥村を映すものだろう。
昔、この田園風景の中の畦道を、家族だけで歩いたことがありました。
辺鄙な山あいの空間が、日本最初の律令国家が生まれた場所というのが
何とも不思議な気がしました。
しかしそれでも、白村江の戦いに敗れた古代国家日本が、この飛鳥のそこ
ここに、朝鮮半島からの追撃・侵略に備え、石垣による防備体制を敷いた
その名残が残っているというのですから、飛鳥の鄙びた田園は、まさに
「国家」だった証しなのだろう。遠い歴史と悠久の時を想いますね。
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HN:
5596DA(ゴーゴークロダの意)
性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
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上記もろもろ、兼 おっさん。
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