この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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●円安の輸出押し上げ効果に陰りー海外生産が拡大、国際
競争力低下も
(Bloomberg 1月30日(木)10時1分配信)
上記記事は、財務省が27日に発表した2013年通年の貿易
統計速報から、日本の抱える問題点を指摘した記事だ。
今回の速報は、2013年の輸出額から輸入額を差し引いた貿
易収支が、過去最大の赤字だった12年の6兆9410億円(確
定値)をさらに上回る11兆4745億円の赤字(速報値)だった
という。
輸入額の膨らみは、原発停止による高い原油や液化天然ガス
(LNG)の輸入増が主要原因というが、一方で円安にも拘わらず、
生産拠点の海外移転で輸出が数量ベースで伸び悩んでいること
から、赤字幅を拡大させたという。
上記記事には、エコノミストによるそれらへの分析が書かれてい
るが、かつての加工貿易国だった日本が中進国の追い上げにも
あって、極めて深刻な局面にあることが判る。
さて、28日夜にNHKのドキュメンタリー番組2本を観たのだが、
上記冒頭の記事と合わせて考えると、24日の安部首相の施政
方針演説<経済の好循環実現に決意>などメルヘンに思えて来
て、アベノミクス効果など疑問符だらけになる。
番組の一つは同日の『クローズアップ現代』枠で放送された「あし
たが見えない~深刻化する”ガールズ・プア”広がる ”若年女性
の貧困”」
なかなか表には見えないが、現在10代後半から20代女性の3
分の一が年収114万未満という「貧困」に喘いでいるという。
睡眠を削り、食費を切り詰めながら明日をも知れない暮らしの若
い女性が、同年代の3分の一もいるというのだ。
もう1本が、同日深夜に放送の『地方発 ドキュメンタリー』枠で
「突きつけられたゲンジツ 希望退職711名」という番組。
山口県宇部市にある、ルネサスという半導体メーカーの工場の一つ
で、他国のメーカーに押され、かつての日の丸半導体メーカーが死
に体の不振をカコっている姿を、ズームアップで見せてくれた。
番組では、地元の優良企業で働いて来た地元出身の今や40代に
なった従業員が、他地域の工場への単身赴任を嫌い、希望退職を
選んだ末の中年の就活の悲惨を紹介していた。
その数、711名。
妻も、そしてこれから更に金の懸る子供達を抱えた中年男達の第
二の人生を賭けた仕事探しの現実を追ったドキュメント。
大企業の先端産業の現場にいたという自負も打ち砕かれる、厳しい
職探しの荒波。
番組冒頭に挿入された安部首相のコメント「成熟産業から成長産業
へのスムーズな労働力移動!」が、何とも空々しく響く。
中進国の追い上げで、半導体産業が退潮著しい・・・のは判る。
しかし、だからと言って「介護」がどれだけの余剰人員を吸収出来て、
新たな価値創造が出来るのか?
果たして介護は<産業>と呼べるのか?
成長産業の育成と言って暗中模索の今の日本、モノづくり日本の復活
の気配すらなく、国際競争力の復活もままならない。
ゆえに、足元も見ずの賃上げは、大企業にはまだ余力があってお付き
合いムードが漂い出したが、それを真に担保する成長力など疑問符が
付く。
まして、中小企業にアベノミクスの恩恵が本当に行き渡る時期が来る
のかどうか。
先にご紹介したTV番組2本とリンクするような記事があったもので、以下
引いてみるが、日本の構造的で重層的な闇は、上滑りな政治の中で混迷
を深めるばかり、と暗澹とした気分に陥る。
●ぼくらの給料は上がるのか 【第5回】2013年10月31日
「激務でも生活保護並みの収入、宝くじに将来を託す! アベノミクスの
光明遠き中小企業・非正社員の闇路」
-----労働経済ジャーナリスト・小林美希 (DIAMOND online より)
●人気ブログランキング へ
ランキングに参加中、よろしくお願い致します。まる
競争力低下も
(Bloomberg 1月30日(木)10時1分配信)
上記記事は、財務省が27日に発表した2013年通年の貿易
統計速報から、日本の抱える問題点を指摘した記事だ。
今回の速報は、2013年の輸出額から輸入額を差し引いた貿
易収支が、過去最大の赤字だった12年の6兆9410億円(確
定値)をさらに上回る11兆4745億円の赤字(速報値)だった
という。
輸入額の膨らみは、原発停止による高い原油や液化天然ガス
(LNG)の輸入増が主要原因というが、一方で円安にも拘わらず、
生産拠点の海外移転で輸出が数量ベースで伸び悩んでいること
から、赤字幅を拡大させたという。
上記記事には、エコノミストによるそれらへの分析が書かれてい
るが、かつての加工貿易国だった日本が中進国の追い上げにも
あって、極めて深刻な局面にあることが判る。
さて、28日夜にNHKのドキュメンタリー番組2本を観たのだが、
上記冒頭の記事と合わせて考えると、24日の安部首相の施政
方針演説<経済の好循環実現に決意>などメルヘンに思えて来
て、アベノミクス効果など疑問符だらけになる。
番組の一つは同日の『クローズアップ現代』枠で放送された「あし
たが見えない~深刻化する”ガールズ・プア”広がる ”若年女性
の貧困”」
なかなか表には見えないが、現在10代後半から20代女性の3
分の一が年収114万未満という「貧困」に喘いでいるという。
睡眠を削り、食費を切り詰めながら明日をも知れない暮らしの若
い女性が、同年代の3分の一もいるというのだ。
もう1本が、同日深夜に放送の『地方発 ドキュメンタリー』枠で
「突きつけられたゲンジツ 希望退職711名」という番組。
山口県宇部市にある、ルネサスという半導体メーカーの工場の一つ
で、他国のメーカーに押され、かつての日の丸半導体メーカーが死
に体の不振をカコっている姿を、ズームアップで見せてくれた。
番組では、地元の優良企業で働いて来た地元出身の今や40代に
なった従業員が、他地域の工場への単身赴任を嫌い、希望退職を
選んだ末の中年の就活の悲惨を紹介していた。
その数、711名。
妻も、そしてこれから更に金の懸る子供達を抱えた中年男達の第
二の人生を賭けた仕事探しの現実を追ったドキュメント。
大企業の先端産業の現場にいたという自負も打ち砕かれる、厳しい
職探しの荒波。
番組冒頭に挿入された安部首相のコメント「成熟産業から成長産業
へのスムーズな労働力移動!」が、何とも空々しく響く。
中進国の追い上げで、半導体産業が退潮著しい・・・のは判る。
しかし、だからと言って「介護」がどれだけの余剰人員を吸収出来て、
新たな価値創造が出来るのか?
果たして介護は<産業>と呼べるのか?
成長産業の育成と言って暗中模索の今の日本、モノづくり日本の復活
の気配すらなく、国際競争力の復活もままならない。
ゆえに、足元も見ずの賃上げは、大企業にはまだ余力があってお付き
合いムードが漂い出したが、それを真に担保する成長力など疑問符が
付く。
まして、中小企業にアベノミクスの恩恵が本当に行き渡る時期が来る
のかどうか。
先にご紹介したTV番組2本とリンクするような記事があったもので、以下
引いてみるが、日本の構造的で重層的な闇は、上滑りな政治の中で混迷
を深めるばかり、と暗澹とした気分に陥る。
●ぼくらの給料は上がるのか 【第5回】2013年10月31日
「激務でも生活保護並みの収入、宝くじに将来を託す! アベノミクスの
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HN:
5596DA(ゴーゴークロダの意)
性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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