この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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昨日は、眼科の定期診療に行ったら、何と帰ったのが19時。
往復4時間とは参りました。
待合所には、大型壁掛けテレビが2台も設えてあって、待って
いる患者さんが約100人近く。
それが、呼ばれて行けば減るはずが、新たな患者さんが来る
もので、ほとんど減らない状態。
3ヶ月も前に予約してあるのに、予約の16時半をとおに過ぎ、
診察になったのが18時を過ぎていた・・・・・・。
ったく、帰るともうボロボロで、ブログ更新は休ませていただき
ました。
さて、今日も恐縮ですが、新聞投稿記事からスタート。
●女の気持ち:友人の父上 千葉県花見川区・岡田京子(主婦・71歳)
(毎日新聞 2013年07月16日 東京朝刊)
岡田さんの投稿によれば、医師をされていた友人の父上が長い
闘病の後、いよいよ死期が迫った時、家族に「ベットから下ろし、
じかに床の上に転がしてくれ」と懇願されたのだそうだ。
誰にもみとられず、何の手当ても受けぬまま、地面や床にゴロン
と転がされたまま亡くなった戦友を思うと「ベットの上では死ねない」
と言い、思い通り病院の床で最期の願いを果たしたそうだ。
戦時中、軍医として戦友たちの悲惨な死を見て来た結果なのだろう。
当方の父親も、軍隊経験があり、目の前で戦死した戦友の話を、飲め
ば幾度となく、いや数えられないくらい、あるときは嗚咽を漏らしながら
語ったものだ。
飲めばワンパターンのように繰り返し繰り返し、子どもたちがイヤにな
るぐらい語り、そのことで、母親と喧嘩にもなったものだ。
「戦争に行ったのは、あんた一人じゃないだろ!?」
それでも、また飲めば、同じように眼の前で戦友が弾に当り即死した
話しなど戦争体験談。 だが、あれほど「聴きたくない!」と言っても、
「聴いてなくてもイイ。」「聴 こえてれば、やがては頭に入るだろう!」
お蔭で、子ども心にはイヤでイヤで仕様がなかったのだが、父親の
思惑どおりに刷り込まれてしまった、と今では思う。
挙句に、この記事の元医師のように一貫性はなく、本人は病院のベ
ットの上で平凡に死んだ。
それに比べて、この元医師という方の死にザマは何と立派なことか。
ただ、戦況厳しい中、軍医としては虫けらのように放置して死なせた
兵隊達への贖罪の気持ちが、戦後になって生まれた結果だったのか
も知れない。
どうあろうと、ご本人を責められはしないのだが、それでもそうとも、思う。
毎日新聞にノンフィクション作家・保阪正康氏が連載している『昭和史
のかたち』という記事がある。
(切り抜いても後で判るように、記事末尾に日付も打ってあるが、残念
ながら新聞社のWEB上には掲載がないため リンクが出来ない。 ある
読者が<出版の予定があるからではないか>と書いているが、多分
そうなのだろう。)
直近の連載分は、7月13日(土)のが最新だが、その中では、ご自分
が主宰してきた昭和史の講座を16年間、64テーマ(月2回計3時間、
3ヶ月に6回で1テーマ)を語り続けて来たというのだが、受講者が述
べ2万1000人余に及ぶのだそうだ。
13日の稿で、氏は「教える」よりは「教えられる」方が多かったと語り、
年齢 的にも先輩にあたる受講者3人のエピソードを紹介 している。
先にもリンク出来ないと書いたが、この連載に触発されて、散発的に
ご自分のブログなどで、連載関連の記事を書かれている方も多々ある。
そのひとつを以下に。(保阪氏の5月11日掲載分を全文写しているため。)
●「ファシズム体制」速成の実績、過去にアリ
(保坂正康「昭和史のかたち」から) 〔歴史雑感なぞ〕
(『楽天気楽:閑 巨堂』Blog より)
ご興味の方は、「保阪正康の昭和史のかたち」でキーワード検索を
かけると、 ブログを書かれている方の文章からの間接ながら、保坂氏
の論点がそこそこ読めるように思う。
後は、氏の論考の出版を待つほかないのだが、参院選目前に至り、
衆院 与党・自民党の圧勝が下馬評になっている今、与党党首の持論
からか、 はたまた選挙楽観論からの驕りからなのか、首相の勇ましい
言質が目立つ。 (●「愛国心教育を実現ーー首相 アベノミクス批判ーー
野党」2013.07. 17日 20:30 共同通信配信記事)など。
そういった中で、保阪正康氏の昭和史への真摯な研鑽の中から紡が
れる論旨は傾聴に値すると思われるのだ。
当方など、確固とした思想的拠点を持つものではないから、右でもな
いし左でもない。
ただ、一庶民の一人として、真ん中からバランス感覚を失わず時代を
見つめて生きて行きたいと思うばかりだ。
今日は頼んでもいないのに、「9条の会」からパンフの入った封書が
届いたが、 ただ、静かに目を通すだけは通した。
●人気ブログランキング へ
ランキングに参加中、よろしくお願い致します。
暦が8月に近づくと、決まって「歳時記」のように<終戦特集>
が始まるのが常だ。のべつ幕なしに「戦争」「終戦」「悲惨の国民」
を語られるのもイヤですが、個人的には、やはり、歳時記的に、と
いうよりも、通年常々考えることではあると思うんですね。
最後に余談になるが、今日引いた新聞投稿は「友人の父上」とい
うのでしたが、当方らへの電話相談やらメール相談によくあるのが
「友だちのことで・・・・」という前置きのもの。
込み入った相談を友達を通してする人はめったに無いと思いますが、
ご本人というのを暗黙にボヤかしたくてそうするのでしょうね。
しかし、人に「マジ」相談したいのに、匿名にして置きたいという虫が
イイ心根では、コチラだって真剣だから、「マジ」答えられないのです。
一大事を真っ直ぐに自分のこととして受け止め、真っ直ぐ直球勝負で
相談してこそ、こちらだって、真剣に寄り添うことが出来るのだと、ご
理解いただければと思うのですね。
逃げちゃあダメ、やっぱ、覚悟を持って困難には立ち向かうことが必
要なんですね。
往復4時間とは参りました。
待合所には、大型壁掛けテレビが2台も設えてあって、待って
いる患者さんが約100人近く。
それが、呼ばれて行けば減るはずが、新たな患者さんが来る
もので、ほとんど減らない状態。
3ヶ月も前に予約してあるのに、予約の16時半をとおに過ぎ、
診察になったのが18時を過ぎていた・・・・・・。
ったく、帰るともうボロボロで、ブログ更新は休ませていただき
ました。
さて、今日も恐縮ですが、新聞投稿記事からスタート。
●女の気持ち:友人の父上 千葉県花見川区・岡田京子(主婦・71歳)
(毎日新聞 2013年07月16日 東京朝刊)
岡田さんの投稿によれば、医師をされていた友人の父上が長い
闘病の後、いよいよ死期が迫った時、家族に「ベットから下ろし、
じかに床の上に転がしてくれ」と懇願されたのだそうだ。
誰にもみとられず、何の手当ても受けぬまま、地面や床にゴロン
と転がされたまま亡くなった戦友を思うと「ベットの上では死ねない」
と言い、思い通り病院の床で最期の願いを果たしたそうだ。
戦時中、軍医として戦友たちの悲惨な死を見て来た結果なのだろう。
当方の父親も、軍隊経験があり、目の前で戦死した戦友の話を、飲め
ば幾度となく、いや数えられないくらい、あるときは嗚咽を漏らしながら
語ったものだ。
飲めばワンパターンのように繰り返し繰り返し、子どもたちがイヤにな
るぐらい語り、そのことで、母親と喧嘩にもなったものだ。
「戦争に行ったのは、あんた一人じゃないだろ!?」
それでも、また飲めば、同じように眼の前で戦友が弾に当り即死した
話しなど戦争体験談。 だが、あれほど「聴きたくない!」と言っても、
「聴いてなくてもイイ。」「聴 こえてれば、やがては頭に入るだろう!」
お蔭で、子ども心にはイヤでイヤで仕様がなかったのだが、父親の
思惑どおりに刷り込まれてしまった、と今では思う。
挙句に、この記事の元医師のように一貫性はなく、本人は病院のベ
ットの上で平凡に死んだ。
それに比べて、この元医師という方の死にザマは何と立派なことか。
ただ、戦況厳しい中、軍医としては虫けらのように放置して死なせた
兵隊達への贖罪の気持ちが、戦後になって生まれた結果だったのか
も知れない。
どうあろうと、ご本人を責められはしないのだが、それでもそうとも、思う。
毎日新聞にノンフィクション作家・保阪正康氏が連載している『昭和史
のかたち』という記事がある。
(切り抜いても後で判るように、記事末尾に日付も打ってあるが、残念
ながら新聞社のWEB上には掲載がないため リンクが出来ない。 ある
読者が<出版の予定があるからではないか>と書いているが、多分
そうなのだろう。)
直近の連載分は、7月13日(土)のが最新だが、その中では、ご自分
が主宰してきた昭和史の講座を16年間、64テーマ(月2回計3時間、
3ヶ月に6回で1テーマ)を語り続けて来たというのだが、受講者が述
べ2万1000人余に及ぶのだそうだ。
13日の稿で、氏は「教える」よりは「教えられる」方が多かったと語り、
年齢 的にも先輩にあたる受講者3人のエピソードを紹介 している。
先にもリンク出来ないと書いたが、この連載に触発されて、散発的に
ご自分のブログなどで、連載関連の記事を書かれている方も多々ある。
そのひとつを以下に。(保阪氏の5月11日掲載分を全文写しているため。)
●「ファシズム体制」速成の実績、過去にアリ
(保坂正康「昭和史のかたち」から) 〔歴史雑感なぞ〕
(『楽天気楽:閑 巨堂』Blog より)
ご興味の方は、「保阪正康の昭和史のかたち」でキーワード検索を
かけると、 ブログを書かれている方の文章からの間接ながら、保坂氏
の論点がそこそこ読めるように思う。
後は、氏の論考の出版を待つほかないのだが、参院選目前に至り、
衆院 与党・自民党の圧勝が下馬評になっている今、与党党首の持論
からか、 はたまた選挙楽観論からの驕りからなのか、首相の勇ましい
言質が目立つ。 (●「愛国心教育を実現ーー首相 アベノミクス批判ーー
野党」2013.07. 17日 20:30 共同通信配信記事)など。
そういった中で、保阪正康氏の昭和史への真摯な研鑽の中から紡が
れる論旨は傾聴に値すると思われるのだ。
当方など、確固とした思想的拠点を持つものではないから、右でもな
いし左でもない。
ただ、一庶民の一人として、真ん中からバランス感覚を失わず時代を
見つめて生きて行きたいと思うばかりだ。
今日は頼んでもいないのに、「9条の会」からパンフの入った封書が
届いたが、 ただ、静かに目を通すだけは通した。
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暦が8月に近づくと、決まって「歳時記」のように<終戦特集>
が始まるのが常だ。のべつ幕なしに「戦争」「終戦」「悲惨の国民」
を語られるのもイヤですが、個人的には、やはり、歳時記的に、と
いうよりも、通年常々考えることではあると思うんですね。
最後に余談になるが、今日引いた新聞投稿は「友人の父上」とい
うのでしたが、当方らへの電話相談やらメール相談によくあるのが
「友だちのことで・・・・」という前置きのもの。
込み入った相談を友達を通してする人はめったに無いと思いますが、
ご本人というのを暗黙にボヤかしたくてそうするのでしょうね。
しかし、人に「マジ」相談したいのに、匿名にして置きたいという虫が
イイ心根では、コチラだって真剣だから、「マジ」答えられないのです。
一大事を真っ直ぐに自分のこととして受け止め、真っ直ぐ直球勝負で
相談してこそ、こちらだって、真剣に寄り添うことが出来るのだと、ご
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性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
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茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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