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 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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昨夜は、9時過ぎからだったか、■ピーター・ローベンハイム著『私の
牛がハンバーガーになるまで 牛肉と食文化をめぐる、ある真実の
物語』日本教文社 なる本を読みました。

414ページある本で、明け方近くまで読んで340ページ、残りが
少々まだあります。


牧畜業の盛んなアメリカですから、文面から想像するしかないにして
も、その機械化・合理化ぶりには目を見張るばかりですが、牧畜農家
の猛烈な働きぶりもまた、もの凄いものがあります。

農家は、朝4時には起きて、もう作業に取り掛かる。サンドイッチを
頬張りながら昼を済ませ、夜も9時、10時まで働き詰め。

そして、牛の「いのち」を生活の糧として暮らしているわけですが、
牛には、基本的には名前は付けず、番号を割り振ってクールに
管理しています。

「業」として営んでいるのですから、牛との接触も情緒的には触れず、
何よりも生産財としての管理が優先します。
(本の購入動機は、あくまでも「いのち」の視点からでしたが、今日は
 この点には触れない。)

さて、どのページだったか、酪農家がトラクターの上でだったか言った
言葉。(原文通りではありません。黒田の意訳。)

「やになるよなァー、俺たちをどう思ってんだか?
 消費者連のおばさん!?
 <あなたたち居なくなっても困らないわ!お肉はスーパーに行けば
 あるもの・・・・・> だっつーーんだもんなー!!」



アメリカにも、マジ、こんなオバチャンいるらしい???


今日着いた本の中に・・・・・・

■福岡賢正著『隠された風景 -死の現場を歩くー』南方出版

というのが届きました。
かつて福岡総局社会部発のルポ記事として、毎日新聞紙面で反響の
大きかった記事らしい。当方としては、浅薄な日本のペットブームの
中で、犠牲になった動物たちのことを知ろうと購入しただけでしたが、
なかなかエライ本との出合いとなりました。

先の、酪農家がいて、スーパーに肉が並ぶ・・・これを知らないアメ
リカのオバチャン同様、我々も「隠された風景」を知ろうとしないと、
拙い事が起こるよ、こう言った視点を投げ掛けてくれた本なのですね。

ちょっと長くなりますが、この本への経済評論家・内橋克人氏の推薦
文を引用して置きましょう。


隠されたものを見る勇気」が日本を救う 
いまに生きるに日本人は「見えないものは存在しない」と錯覚して
いる。暗い現実、陰湿な人権無視、汚れた廃棄物など「見たくないもの」
を隠し、人工の美と善で周囲を飾ろうとする。醜悪なる現実を直視する
勇気をもたず、煙のような美と善に酔いしれているその「見えない隙間」
に、社会悪、不誠実、偽善が毛細血管のように繁殖しているのだ。
 本書は「隠された現実」を直視する。人びとの視界から「隠蔽され
た真実」を求め、勇気をふるって裸の現実を示す。美しく装われたもの
の陰から苛烈な真実が姿を現す。気まぐれなペットブームの行き着く
先、現代人の美食の陰に葬られる夥しい生命、そして人の死を総括する
遺書。誠実な勇気と重い使命感に殉ずる思いで著者はここに書き尽くし
た。
 「現実逃避」の甘い思想に被われた現代への批評に賭けた本書を、
全身全霊かけて推薦する。
              経済評論家 内橋 克人
 


動物法務研究室を併設する当方としても、動物法務は一本の柱。
それから、高齢者福祉・介護関連はまた別の柱。
交通事故自賠責業務はまた別の柱、とそれぞれ独立系。
また相続・遺言やら、会社設立、許認可関連。離婚相談はまたまた別個
という考えでいたが、一冊の本の中に、ペット・いのちの問題、
食品許認可、高齢者福祉までが収まっており、当方にとっても記念す
べき「ベクトルの合致」でありましたね。



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 ☆今日着いた本
■鎌田 慧著『ドキュメント 屠場』岩波新書
■福岡賢正著『隠された風景 -死の現場を歩くー』南方新社
■中山あゆみ著『病院で死なないという選択ー在宅・ホスピス
                  を選んだ家族たち』集英社新書
■柳田邦男編『家で生きることの意味』青海社

(『ドキュメント 屠場』は所蔵していたが、どこに行ったか不明の
 ため再購入。『家で生きることの意味』は、先日のブログでご紹介
 した、勝田マラソンにエントリーした方が掲載されている本。
 先日は、図書館借り出しノートのメモを見て記述。
 この借り出し記録、エクセルに切り替えた途端、数ヶ月で挫折。
 以降1年近く「無記録」でしたが、ノートで再開しましたよ。
 やっぱ、無記録はマズイ・・・・。
 この本によると、患者さんのお名前は佐藤セツさん。享年51歳。
『隠された風景』は、南方新社という鹿児島市の出版社から出されて
 います。地方の時代と言われて久しいですが、地方発の良書には
 思わずエールを送りたくなります。私のいた新潟でも地元新聞社の
 新潟日報社からイイ本が出ています。)


 ★図書館から電話があった本(予約本が届いた)
■藤本直規著『認知症の医療とケア・・・「もの忘れクリニック」
          「もの忘れカフェ」の挑戦』クリエイツかもがわ

 ・ついでに借りて来た本
■原作:L・M・モンゴメリー 演出:高畑 勲
 徳間アニメ絵本『赤毛のアン』徳間書店
 宮崎アニメ系の絵が好きなのもありますが、ウチのどこかには
 「赤毛のアン」もあると思うが、でも絵本なら早く読めますから。
 それでも111ページありました。小説読むよりは端折れて、
 オジサンでもウルウル・・・・・。

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性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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