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 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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昨日付読売新聞の文化面「メディア」という欄に、演出家の今野勉氏
(かつてはテレビマンユニオンで名を馳せた)が、『炭鉱は「暗く悲惨」
なのか』という随筆を寄せている。


それによると今、東京で変った展覧会が開かれている、と。

●「"文化"資源としての<炭鉱>展」
 (目黒区美術館、12月27日まで)



うむ、確かにすごい!?

氏ならずとも、「何故?今ごろ?????」の疑問が湧く・・・・・・。



この文によれば、今野勉氏は夕張で子ども時代を過ごしたという。


とうの昔に<絶滅>した「炭鉱」が、いま、ナゼ取り上げられている
のか、しかも・・・・、東京で。


この展覧会の企画者の一人、川俣正さん(パリ国立高等美術学校教授)
が、その狙いを言葉を選びながら語ったところによると、
「炭鉱のイメージがステレオタイプ化されて伝承されることへの危惧
からだ」(今野勉氏文中引用)という。


今野氏は同じ文中で、破綻の夕張市を訪れるテレビクルーが決まって、
<貧しく暗く悲惨という旧産炭地のステレオタイプ化されたわかりや
すいイメージ>を撮ろうとし、時には台本通りのヤラセまがいのこと
まで、市民に求める事実を指摘している。



当方も工都日立市に生まれ、なかでも銅産出の鉱山に勤める親のもと
で育った。
当然に炭鉱とは、直接の縁があるわけでもないのだが、かつて茨城県北
から福島県浜通りと言われる磐城地方までは常磐炭鉱と言われる地帯で
あった。

その昔、常磐線の車窓からは、中郷やら磯原駅の周辺に選炭場やら
ボタ山が望めた。


銅産出でも石炭でも、同じ鉱業といわれる産業。
その産物を中心に形成された街並や、そこに蠢く人々の気質には、
やはり似通った臭いもあったのかも知れない。

炭住街、鉱山の町の社宅の香り・・・・。



ふと、今野氏の随筆で、わが子ども時代に誘われたものであった。
ちなみに、先述の展覧会企画者のお一人、川俣正さんも北海道三笠市
奔別炭鉱の出身とある。

今しがた、マルクス経済学者・故向坂逸郎氏が昔にある本で書いていた、
福岡・大牟田の炭鉱の、<夕方の炭住街>の臭いを懐かしく思い出し、
アマゾンに古書を頼んでみた。




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