アゲンストの風。

比較的ノホホンとして、美味しいもの食べられれば満足！なんて
そんな種族かと思いきや、世の女性もまた、デフレスパイラルの
真っ只中で、奮闘中だった・・・・のですね。


●低価格化の荒波に襲われる大手化粧品メーカーの苦境
(ダイヤモンドオンライン２００９年１１月２０日配信掲載)
（ＹＡＨＯＯ！ニュース　２００９年１１月２４日(火)配信)


この記事によれば、化粧品の売れ筋が２０００円未満の低価格帯へシ
フトし、販売チャネルも百貨店・専門店に代わってドラッグストア・コ
ンビニエンスストアが伸長して来ていると。

こんな中、大手化粧品会社の対応が鈍いともいう。
単価が低く利幅の薄い、この低価格帯に力を入れ過ぎると収益悪化の
リスクがあるためという。


あらら、これって、自動車販売と同じじゃん。
軽自動車が売れ筋といって、専業のメーカーは別としても、その他の
メーカーが、このトレンドに追随し過ぎると、アブ蜂取らずになる
それと同じ。

著しいクラウンの昨対割れであっても、やはり高級車の利益幅たるや、
軽の何台分にもなるものね。



ウチの娘なぞも、大学院に行っていながら、本は買わずとも化粧品
やら、ファッション雑誌にうつつを抜かしていますが、その実、
バイトのリストラもかい潜って、ま、遣り繰り算段もしとるんだろね。

今日はチト侘しい話題になってしまったが、ヒタヒタとデフレの確かな
足音を、ヒシヒシと感じさせられた記事だった。



「日本はもう、デフレスパイラルの只中にいる・・・・。」
菅大臣の安易な一言で、株式市場は敏感に即、下向きの反応を示した。


新政権に、こんな未曾有のアゲンストの風を吹き払う気力と知能が
あるのか・・・、ふと、不安が過ぎるのだ。




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