この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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当方が、前のめりで日鉱記念館内を見学している時、同行の
家人はさほどの興味を示さず、おととと、敷地内の鉱山資料
館に入った矢先には、ヒッソリとした資料館に響き渡る携帯
の呼び出し音!?で、それからは、電話で話しっぱなし。
この資料館、太平洋戦争末期の1944(昭和19)年に建てら
れた木造のコンプレッサー室をそのまま使用しているものと
言う。
戦争末期の資源不足の中、鉄が使えず室内クレーン用の梁も木
造だったという涙ぐましい歴史を知ったのだが、そういう歴史
を噛み締める間もなく、<明日の食事会の前の千波湖散歩を1時
間早めよう・・・・>とか何とか、電話でゴチャゴチャ。
ったく!!
70年前の建物だというのに、現役バリバリの建築とその手入れ
ぶりには感嘆した。展示物の大型モーターや1900年初頭から
坑道切羽で使われたり、改良開発のために輸入された削岩機の
展示には、殖産興業の現場先端の苦労が偲ばれた。
1900年代初頭の削岩機と言えば、当然に海外からの輸入もので
あったから、当時開発途上国でしかなかった日本の苦難を思ったが、
それ何より、それらの削岩機は、人類が兆戦を重ねて来た科学技術
の歴史の証しでもある、と感じた。
肝心のこれらの歴史を前にして、<明日の食事会の打ち合わせ・・>
の電話とは、女どもは何を考えてんだか・・・。
電話のあと、家人はもうひとりの友人へ内容転送の電話をしたよう
なのだが、水戸かどこかでの養老孟司先生の講演会の会場真っ只中
だったらしい。まったく、不埒な輩どもではある。
11月に入ってから、家人は市内ボランティアグループの活動の一環
で、世界遺産に選ばれた群馬県・富岡製糸場の見学に行くという。
だいぶ張り切っているのだが、足元の日鉱記念館には興味なし・・・。
「世界遺産」の冠が付いたものなら、異常に興味を示すのは、まあ、
ミーハー丸出しだ。なァ~~に考えてんだか???という感じだな。
それに引き換え、日立市内の小学校25校の6年生は、校外学習とし
て日立市発展の礎だった日鉱記念館見学会を毎年挙行しているという
ことを、同館の職員さんから聴いた。
日立市南部の、JRの駅でいえば常陸多賀地区や大甕地区の小学校は
関係ないのでは・・・と思ったのだが、昨夜、YouTubeで大煙突の
ビデオを見たら、河原子海岸あたりからも大煙突が見えていたのだ。
工業都市・日立発展の格子は日立鉱山にあったわけで、市内どこの
学校の子どもたちでも、その歴史を知って置くべきなのだと再認識
した。
また、JXホールディンググループの新入社員は当然としても、日立
製作所の新入社員も入社研修に日鉱記念館を訪れるという。
それもそうで、日立製作所の誕生の原点は、日立鉱山の採掘機材の
修理工場に始まったことにあったのであるから。
●日立製作所創業者 小平浪平:目次ー先駆者たちの大地(ネット記事)
いずれにしても、山行の下見のついでの訪問であったが、己の生まれ
育った原点を見詰めたいい機会であった。
永六輔氏の言葉『横町を曲がれば、それはもう旅の始まり』真摯に
足元を見つめると、また、新たな発見がある。
●人気ブログランキング へ
ランキングに参加中、よろしくお願い致します。
●日本、米国人元捕虜を招待"初めて美味しい日本食を食べられた・・・"
などの声
(2014年10月17日(金)18時17分配信 NewSphere)
上記は、日本政府の招きでアメリカ人元捕虜7人が来日したニュース。
このうちのお一人が、日鉱記念館を訪問したニュースが、NHK水戸の
「ワイド茨城」という番組で流れたそうだ。(当方は観なかったが。)
どこの国の方でも捕虜になられた方には大きな苦難があったらしいが、
日本国民でも食料難の時代、戦後になって戦犯容疑の訴えの中には、
日本人に「木の根を喰わされた・・・・。」というのもあったとか。
日本人だって喜んで食べていたキンピラごぼうだったのが、食習慣の
違いが悲劇を生むことも。
日鉱記念館を訪れた米軍元捕虜の方は、何を思っただろうか?
家人はさほどの興味を示さず、おととと、敷地内の鉱山資料
館に入った矢先には、ヒッソリとした資料館に響き渡る携帯
の呼び出し音!?で、それからは、電話で話しっぱなし。
この資料館、太平洋戦争末期の1944(昭和19)年に建てら
れた木造のコンプレッサー室をそのまま使用しているものと
言う。
戦争末期の資源不足の中、鉄が使えず室内クレーン用の梁も木
造だったという涙ぐましい歴史を知ったのだが、そういう歴史
を噛み締める間もなく、<明日の食事会の前の千波湖散歩を1時
間早めよう・・・・>とか何とか、電話でゴチャゴチャ。
ったく!!
70年前の建物だというのに、現役バリバリの建築とその手入れ
ぶりには感嘆した。展示物の大型モーターや1900年初頭から
坑道切羽で使われたり、改良開発のために輸入された削岩機の
展示には、殖産興業の現場先端の苦労が偲ばれた。
1900年代初頭の削岩機と言えば、当然に海外からの輸入もので
あったから、当時開発途上国でしかなかった日本の苦難を思ったが、
それ何より、それらの削岩機は、人類が兆戦を重ねて来た科学技術
の歴史の証しでもある、と感じた。
肝心のこれらの歴史を前にして、<明日の食事会の打ち合わせ・・>
の電話とは、女どもは何を考えてんだか・・・。
電話のあと、家人はもうひとりの友人へ内容転送の電話をしたよう
なのだが、水戸かどこかでの養老孟司先生の講演会の会場真っ只中
だったらしい。まったく、不埒な輩どもではある。
11月に入ってから、家人は市内ボランティアグループの活動の一環
で、世界遺産に選ばれた群馬県・富岡製糸場の見学に行くという。
だいぶ張り切っているのだが、足元の日鉱記念館には興味なし・・・。
「世界遺産」の冠が付いたものなら、異常に興味を示すのは、まあ、
ミーハー丸出しだ。なァ~~に考えてんだか???という感じだな。
それに引き換え、日立市内の小学校25校の6年生は、校外学習とし
て日立市発展の礎だった日鉱記念館見学会を毎年挙行しているという
ことを、同館の職員さんから聴いた。
日立市南部の、JRの駅でいえば常陸多賀地区や大甕地区の小学校は
関係ないのでは・・・と思ったのだが、昨夜、YouTubeで大煙突の
ビデオを見たら、河原子海岸あたりからも大煙突が見えていたのだ。
工業都市・日立発展の格子は日立鉱山にあったわけで、市内どこの
学校の子どもたちでも、その歴史を知って置くべきなのだと再認識
した。
また、JXホールディンググループの新入社員は当然としても、日立
製作所の新入社員も入社研修に日鉱記念館を訪れるという。
それもそうで、日立製作所の誕生の原点は、日立鉱山の採掘機材の
修理工場に始まったことにあったのであるから。
●日立製作所創業者 小平浪平:目次ー先駆者たちの大地(ネット記事)
いずれにしても、山行の下見のついでの訪問であったが、己の生まれ
育った原点を見詰めたいい機会であった。
永六輔氏の言葉『横町を曲がれば、それはもう旅の始まり』真摯に
足元を見つめると、また、新たな発見がある。
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●日本、米国人元捕虜を招待"初めて美味しい日本食を食べられた・・・"
などの声
(2014年10月17日(金)18時17分配信 NewSphere)
上記は、日本政府の招きでアメリカ人元捕虜7人が来日したニュース。
このうちのお一人が、日鉱記念館を訪問したニュースが、NHK水戸の
「ワイド茨城」という番組で流れたそうだ。(当方は観なかったが。)
どこの国の方でも捕虜になられた方には大きな苦難があったらしいが、
日本国民でも食料難の時代、戦後になって戦犯容疑の訴えの中には、
日本人に「木の根を喰わされた・・・・。」というのもあったとか。
日本人だって喜んで食べていたキンピラごぼうだったのが、食習慣の
違いが悲劇を生むことも。
日鉱記念館を訪れた米軍元捕虜の方は、何を思っただろうか?
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プロフィール
HN:
5596DA(ゴーゴークロダの意)
性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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