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 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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伊勢湾台風の再来?とまで恐れられた台風18号、通過してみれば
死者5人と軽微な損害でやれやれです。


前夜に、コンテナが倒れないよう作業していた方が高さ9mのコンテナ
上から転落、それから新聞配達員の方が、倒れて道を塞いでいた木に
衝突して死亡。若い配達員の分まで請け負って奮闘の上の殉職、です。

職務の上での<殉職>は、聞いては、やり切れない思いが過ぎります。



それから、宮城県のサケ養殖場の従業員さんも行方不明のあと、遺体
で発見されました。
ことの詳細が判りませんから、軽々と論評すべきではないのですが、
よく新聞紙上を賑わせるのが、大雨時に「田んぼを見に行って、行方不
明、やがて遺体となって発見される」事例。
多いですよね。

今回もやはり、宮城県だかで「畑を見に行って、転倒し重傷」のご老人
がおりました。

サケ養殖場の方も、この種の事情と同じではなかったでしょうか?


当方のご近所さんでも、庭の樹木の葉が強風であちこち散乱してるか
らと、まだまだ強風の最中だというのに、セッセコと掃き掃除・・・。

掃いたって、風吹いてるんですから、またまた地面は汚れるって思う
のですが、年寄りはココが解かんない。

翌朝は間違いなく、台風一過の晴天なのですから、それからやっても
遅くはないのに・・・・・。


先の「田んぼの見回り」も、根本はこれと同じと踏むのですがね。

もう田んぼ一杯水浸しだとしても、年寄りひとりでどうなるものでも
ありません。それなのに出かけて、命取られてしまっています。


台風18号の死者のうち、さいたま市の61歳の男性は、8日朝に
自宅2階のベランダで、いすの上に立ち屋根を補修していて地面に
転落、肺挫傷で亡くなりました。

8日朝ですから、雨はそれほどでなくても強風の真っ只中。いくら
大切な我が家でも、命あってのモノダネ。


NationalGeographicがまとめた米国の死亡原因の
オッズ表に、1位が心臓病 5分の1の確率 2位ガン 7分の1
3位発作 24分の1 4位自動車交通事故 84分の1と続いて、
落下による死亡の確率は6位 218分の1だそう。

落下による死亡の確率は、以外と高いですね。

それでも、これ数字のマジックでよく言われることですが、死亡した
ご本人にとっては、100%の確率となってしまったのでした!!


さて、最後の5人目の方。

こちらは、近くの神社にギンナン拾いに行って、その倒れて来た銀杏の
木の下敷きになって死亡したおじいさん。

このニュースを聴いた時には、災害復旧の手伝いか何かしていての
事故か?と思いきや、テレビのニュースで見ては、変哲もない普段なら
誰も近づかないような場所の神社境内でした。

大風でバラバラ、小躍りするぐらいギンナンが落下したのでしょう。
そして、ギンナン拾いの善男善女が何人も現れた・・・。
争って拾ううち、落下したギンナンと反対に自分が昇天!?


この事例の警告は、NHKがさる8月に放送した『ためしてガッテン』
(2009年8月26日放送)「地震!台風!集中豪雨 災害で死なな
い新技術」に詳しい。

放送によると、岩手県に住むAさん、仕事場で津波警報を聴き、急いで
自宅へ向かった時のこと。途中、津波経験もありその怖さを知っている
ハズが、海岸を見ると「みんなが潮の引いた海辺でウニ拾いをしている」
のを見たら、「自分も拾わないと損をしてしまう」と、わざわざ危険な
行動を取ってしまったのだとか。

番組では、これを『集団同調性バイアス』と指摘していました。


上記のギンナン拾いも、これと同じ状況だったのかも知れません。



死なないために、リスクマネジメントの意識を常々持つことが大切。
緊急時は自分の身は自分で守るしかないのですが、やはり、リスクを
前にしては、自分に降りかかった時には、確率は100%なのだとい
うこと。<自分は脇に置いといて!>は絶対にないのですね。

その意味で、小動物のようにあるいは昆虫のように用心深く「生きる」
ほかないものだと、常々思うのです。


<ご参考>
 ●NHK『ためしてガッテン』2009年8月26日放送 
(地震!台風!集中豪雨 災害で死なない新技術)



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昨日の台風では、倒木の被害も目立ちました。
 今日のある番組で気象予報士さんが言うには、街路の倒木などは
 根回りだけが地面で、他をコンクリートなどで固めてしまって
 いることで、樹木が弱っていること。また、行政の予算削減で
 枝の剪定などがされていず、伸び放題の樹木で風の影響を受け易く
 なっていること。
 また、当方も今日の散歩で、栗の木の倒壊に出くわしましたが、
 何より<地球温暖化>で、樹木が弱って来ていることが原因のひとつ
 と は、深刻な事態です。

 ヒタヒタと、まわりの自然が昔のそれでなくなって来ている事実が
 突きつけるられているのです。

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男性
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行政書士
趣味:
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自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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