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 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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●毎日新聞 記者の目=東京学芸部 鈴木 英生
 「東日本大震災後の論壇」 (2011年9月28日付 9面)



詳しくは、上記鈴木記者の記事を深く読んでいただければよろしいの
だが、東日本大震災から半年、この間、大概の識者が「国難」「戦後
最大の危機」などと語ってきたが、「必要なのは、震災を忘れず、
かつ遠く未来をも見据える誠実さだ」と言う。

鈴木記者は、この半年、論壇の議論には「あまりにも違和感を覚える
ものだった。」とまで言い切る。



まあ、世の中には<七面倒臭い>ことを言う人もいるもんだと思った
ものだが、記者が小熊英二・慶応大学教授(歴史社会学)の言葉を
引いて「東日本大震災を『日本の危機』『第2の敗戦』などという
論者に限って、『危機』を枕詞に従来の主張を繰り返す。震災を
ネタに、自分の依拠する利害構造を増幅して主張しているだけに
見える」との指摘は鋭い。


確かに当方なども、この『日本の危機』『第2の敗戦』などの言葉
を冠した本を何冊か読み、読み終えては、従来のお説をまた伺った
印象はある。


それから、これと双璧を成すという『大震災で急に「目覚めた」人々』
記者曰く『突如「脱/反原発」派になった論者たち』、この両者とも
「あまりに軽く感じる」という指摘も首肯できる。



千年に一度とも言われる大災害。負った犠牲の大きさも計り知れない
ゆえに、ともすれば目先の現実ばかりに目が行き勝ちではある。

しかし、鈴木記者の言う「目の前のミクロな現実に十分共鳴し、しかし
流されることなく、現状を相対的に見て将来を構想するスケールの
大きな主張。」が重要という指摘には瞠目させられた。

氏はまた、「主張の是非以前に、覚悟の感じられる声」が待たれると
結んでいるが、なかなかに示唆に富む視点を与えられたというのが
読後だ。




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