この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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毎日新聞に、長期連載ルポ『生きる物語 -生存率5割に挑む』と
いう のがある。
これまで、奥さんを乳ガンで亡くした後に、ガンの闘病記ばかりを古本
屋通いの末に500冊以上も集め、目録作りもしたという元塾講師の方 や、
筋萎縮側索硬化症の進行と闘いながら放送記者をする男性のルポを報
じてきて、昨日からは59歳で白血病と診断された男性の話。
今日はその第二回目なのだが、身につまされる話だ。
ひざや手首の関節が痛むようになって、加齢によるものと軽い気持ちで、
1週間前の検査結果を聞くために総合病院を訪ねたら『「血液がん。急性
型の成人T細胞白血病、ATLです」「まさか」と思った。』(毎日新聞)
学生時代は、陸上や野球、社会人になってからもマラソン大会に何度も
出ていた頑健な身体の持ち主だったらしい。
この記事の主人公・南克己さん(63)(埼玉県鴻巣市)は、医師が言った
余命6か月が、「6年」の言い間違いかと聴き直したそうだ。
頭が真っ白になり、重い足取りで自宅まで辿り着いた時、丁度奥さんは
犬の散歩から帰り、玄関で一緒になった。
『夫が「あと半年だ」とつぶやいた。「は?」』(毎日新聞)
以前読んだ在宅終末期医療の本、書名は忘れてしまったが、その中の
エピソードにも衝撃を受けた記憶がある。
福島県在住の女性だったが、勝田マラソン(茨城県ひたちなか市)にエ
ントリーして、そのレース中のこと。
何やらもよおしてしまって、急遽、コース脇の仮設トイレに飛び込んだ
そうだ。
そうしたら・・・、思ってもいなかった大量の下血。
年間に幾つものマラソン大会を走り、その練習のために「走り」は毎日
欠かしたことのないたくましい身体。
それが、想像だにしない下血。
福島県立医大に入院したが、末期の大腸がん。
ほどなく、住み慣れた自宅に戻り、近隣の在宅医療専門医の治療を受
けながら、最後を迎えられたということだった。
誰しも、他人の死には遭遇するが、どうしても自分の死は考えられない。
日頃バリバリ体に自信があり、そのメンテナンスにも人一倍気を使い、
実際行動としてもそれをこなして来ていても、突然の「下血」などという
こともあるのだ。
涙で文字が見えなくなるぐらい泣きながら、この本を読んだのだが、他に
あと5,6人ぐらいの患者さんのエピソードが紹介されていた本だった。
今朝の同じ新聞の『毎日ぶっちゃけ堂よ!』という欄は、<わたしたち「お
ひとりさま」>という読者8人の投稿記事を紹介していて、面白かった。
はじめから「おひとりさま」の方、突然一人になった方、お二人様から相手
に逃げられパートナー再募集中の方などなど・・・。
ある方、旦那さんに先立たれ、『未亡人という呼ばれ方に不満、さりとて「後
家さん」はもっとイヤ。』とのことだったが、最近、「おひとりさま」の言葉で気
分が楽になったそうな。
「後家さん」は死語だろうけれど、「未亡人」は、山本晋也監督のピンク映画
<未亡人下宿シリーズ>から、最近のAVのジャンルでも燦然とリストアップ
してあるからして、イメージは確かに良くないよね。
ちなみにこの投稿者さんは72歳の方なのですが、「年は関係ねェーーー」 と
怒られそうなので「終わり」。
また<ずーっと>のおひとりさまの方、島根県の田舎に帰ったら、外食が困
るそう。NHK夜7時のニュースの土・日担当キャスター小郷知子アナは、ラ
ーメン屋でもおひとりOKらしいが、東京だからかな。
●一人暮らし女性の”終活”増加
(2013年7月3日(水)9時0分配信 女子SPA!)
人間いつ死ぬかわからない・・・・・、は、記事にもある通り、大震災直後には
誰でも考えたのでし たが、最近また、そういう感覚が薄れて来たような感じだ。
誰だって死にたくはないが、いつ「お迎え」があってもイイように身辺を身綺麗
に整えておくことは、生き方として非常に大切なんだな。
大河ドラマ『八重の桜』の前回は、会津藩家老職西郷頼母の家族の長男を
除いた女子21名が自害して果てた重苦しい場面が山場。
なんとも見事な結末 の付けかたに涙が止まらなかった。
鶴ケ城に身を寄せた藩士郎党家族など その数5000名。
兵糧を慮り、足手まといにならず家長の頼母に後顧の憂い無きよう励めるよ
うにと、先立った家族たち。
生き死にを考えるのは、残された人生をより良く生きるため、に他ならないの
だな。
(*本日のブログは、毎日新聞2013年7月3日(水)記事を情報源に書かせ
ていただきました。)
●人気ブログランキング へ
ランキングに参加中、クリックよろしくお願い致します。
昨夜は日中韓合作映画『墨攻』を観た。中国の紀元前・戦国時代を舞台に
した大スペクタクル。製作費20億円、趙の大軍10万による侵攻を中国
人民解放軍の現役兵士がエキストラで扮していることで、それは大迫力。
虫けらのように吹き飛ぶ人の命のはかなさ。兼愛・非攻の思想を説く墨家
の本来の思想を貫こうとする主人公は、壮絶な戦いの中で、信奉する思想
と無益な殺戮の矛盾に悩むのだった・・・・。 イイ映画だったな。
いう のがある。
これまで、奥さんを乳ガンで亡くした後に、ガンの闘病記ばかりを古本
屋通いの末に500冊以上も集め、目録作りもしたという元塾講師の方 や、
筋萎縮側索硬化症の進行と闘いながら放送記者をする男性のルポを報
じてきて、昨日からは59歳で白血病と診断された男性の話。
今日はその第二回目なのだが、身につまされる話だ。
ひざや手首の関節が痛むようになって、加齢によるものと軽い気持ちで、
1週間前の検査結果を聞くために総合病院を訪ねたら『「血液がん。急性
型の成人T細胞白血病、ATLです」「まさか」と思った。』(毎日新聞)
学生時代は、陸上や野球、社会人になってからもマラソン大会に何度も
出ていた頑健な身体の持ち主だったらしい。
この記事の主人公・南克己さん(63)(埼玉県鴻巣市)は、医師が言った
余命6か月が、「6年」の言い間違いかと聴き直したそうだ。
頭が真っ白になり、重い足取りで自宅まで辿り着いた時、丁度奥さんは
犬の散歩から帰り、玄関で一緒になった。
『夫が「あと半年だ」とつぶやいた。「は?」』(毎日新聞)
以前読んだ在宅終末期医療の本、書名は忘れてしまったが、その中の
エピソードにも衝撃を受けた記憶がある。
福島県在住の女性だったが、勝田マラソン(茨城県ひたちなか市)にエ
ントリーして、そのレース中のこと。
何やらもよおしてしまって、急遽、コース脇の仮設トイレに飛び込んだ
そうだ。
そうしたら・・・、思ってもいなかった大量の下血。
年間に幾つものマラソン大会を走り、その練習のために「走り」は毎日
欠かしたことのないたくましい身体。
それが、想像だにしない下血。
福島県立医大に入院したが、末期の大腸がん。
ほどなく、住み慣れた自宅に戻り、近隣の在宅医療専門医の治療を受
けながら、最後を迎えられたということだった。
誰しも、他人の死には遭遇するが、どうしても自分の死は考えられない。
日頃バリバリ体に自信があり、そのメンテナンスにも人一倍気を使い、
実際行動としてもそれをこなして来ていても、突然の「下血」などという
こともあるのだ。
涙で文字が見えなくなるぐらい泣きながら、この本を読んだのだが、他に
あと5,6人ぐらいの患者さんのエピソードが紹介されていた本だった。
今朝の同じ新聞の『毎日ぶっちゃけ堂よ!』という欄は、<わたしたち「お
ひとりさま」>という読者8人の投稿記事を紹介していて、面白かった。
はじめから「おひとりさま」の方、突然一人になった方、お二人様から相手
に逃げられパートナー再募集中の方などなど・・・。
ある方、旦那さんに先立たれ、『未亡人という呼ばれ方に不満、さりとて「後
家さん」はもっとイヤ。』とのことだったが、最近、「おひとりさま」の言葉で気
分が楽になったそうな。
「後家さん」は死語だろうけれど、「未亡人」は、山本晋也監督のピンク映画
<未亡人下宿シリーズ>から、最近のAVのジャンルでも燦然とリストアップ
してあるからして、イメージは確かに良くないよね。
ちなみにこの投稿者さんは72歳の方なのですが、「年は関係ねェーーー」 と
怒られそうなので「終わり」。
また<ずーっと>のおひとりさまの方、島根県の田舎に帰ったら、外食が困
るそう。NHK夜7時のニュースの土・日担当キャスター小郷知子アナは、ラ
ーメン屋でもおひとりOKらしいが、東京だからかな。
●一人暮らし女性の”終活”増加
(2013年7月3日(水)9時0分配信 女子SPA!)
人間いつ死ぬかわからない・・・・・、は、記事にもある通り、大震災直後には
誰でも考えたのでし たが、最近また、そういう感覚が薄れて来たような感じだ。
誰だって死にたくはないが、いつ「お迎え」があってもイイように身辺を身綺麗
に整えておくことは、生き方として非常に大切なんだな。
大河ドラマ『八重の桜』の前回は、会津藩家老職西郷頼母の家族の長男を
除いた女子21名が自害して果てた重苦しい場面が山場。
なんとも見事な結末 の付けかたに涙が止まらなかった。
鶴ケ城に身を寄せた藩士郎党家族など その数5000名。
兵糧を慮り、足手まといにならず家長の頼母に後顧の憂い無きよう励めるよ
うにと、先立った家族たち。
生き死にを考えるのは、残された人生をより良く生きるため、に他ならないの
だな。
(*本日のブログは、毎日新聞2013年7月3日(水)記事を情報源に書かせ
ていただきました。)
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昨夜は日中韓合作映画『墨攻』を観た。中国の紀元前・戦国時代を舞台に
した大スペクタクル。製作費20億円、趙の大軍10万による侵攻を中国
人民解放軍の現役兵士がエキストラで扮していることで、それは大迫力。
虫けらのように吹き飛ぶ人の命のはかなさ。兼愛・非攻の思想を説く墨家
の本来の思想を貫こうとする主人公は、壮絶な戦いの中で、信奉する思想
と無益な殺戮の矛盾に悩むのだった・・・・。 イイ映画だったな。
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HN:
5596DA(ゴーゴークロダの意)
性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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