この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
今は横殴りの雨が吹き込み、エライ寒いですなー。
外でタバコを吸ってますと、サブクて、もう<遭難>しそうです。
大分って、12月25日から延々晴天が続きましたから(15日連続
晴れ)カラカラの乾燥状態には、丁度良い雨なのかもね。
午後に、図書館から借りていた本の返却時期かも知れないと思い出し
ましてね、返す前に急遽大車輪の<読書>なんかしてしまいました。
■磯田道史著『殿様の通信簿』朝日新聞社 ■金子勝著『金子勝の
仕事道』岩波書店 ■林信吾著『東京・同時多発テローー日本攻撃計
画シミュレーション』角川ONEテーマ21新書 ■瀬古浩爾著
『日本人の遺書』洋泉社新書 ■井上栄著『感染症 広がり方と防ぎ
方』中公新書 ■小山大喜著『犬&猫ペットメタボ完全予防&解消
Book』日東書院
『殿様の通信簿』の磯田道史氏は、ベストセラー「武士の家計簿」の
著者で、茨城大准教授、読売新聞読書委員をされたりしていますが、
ウーム、歴史の本を書く人の<裾野の広さ>を実感。
『仕事道』の金子勝氏は慶応大学教授、日曜日朝のTBSニュース
ショーのレギュラー(関口宏さん司会の。)歯に衣着せぬ辛口の喋り
で有名な方。この本の「序 時代と生きる価値」「1 振り返って
本音で考えてみたい」を読むだけでも価値ある本。
今は絶滅危惧種になってしまった、数少ない<マルクス経済学者>
というレッテルが残る御仁だが、アホウ首相が意味も解からず
使った「矜持」が似合う男かも知れない。
「1 振り返って本音で考えてみたい」に、氏の生い立ちから今に
至る足取りが、自分の口で語られ、大変興味深かった。
学生運動の闘士という経歴が災いし、なかなか就職がまま成らない
時代、一時、茨城大学で教鞭を執ったことも出てくるが、一本筋の
通った生き方には、引かれるところが大であった。
ソビエト崩壊のあと、マルクス経済学関連の研究書を多数、ひっそり
と売りに出した大学教員がいた話を何かの本で読んだことがあったが、
そんな変り身の早いエセ学者とは異なる、不器用で、誠実な、野太い
男が読み取れた本となりました。
『東京・同時多発テロ』は、イギリスでの生活経験のある著者が、
今や世界的脅威のテロへの備え無防備の日本に発した警告の書。
なんでも後手を踏む日本だからなー。
『感染症』は国立予防衛生研究所に長らくお勤めであった専門家に
よる、感染症の概説書。新書とはいえ、病原体の伝播経路、清潔の
歴史、世界の感染症の概論など専門的な話題を素人にも解かり易く
解説してくれている本だ。手元に1冊持って置くと良いだろう。
ヒステリックやセンセーショナルな書き方など微塵もない地味な
書きぶりだが、専門的節度が感じられるイイ本だ。
『ペットメタボ』は、当ブログ12月30日欄で書いたので、今日は
割愛。
『日本人の遺書』は、第1章「煩悶」から「青春」「辞世」「戦争」
「敗北」第6章「反俗」など、著者なりのテーマ分けを施し、極力
著者の価値判断を排除した構成と断わっているが、人ひとりが死に
直面して書いたものを整理する・・・・この作業と本にする著者の
思惑。そこに不純も感じてしまいましたが、この作業がなければ、
我々の目に触れることもないわけで・・・・、なんとも。
遠い昔読んだ原口統三、岸上大作、奥浩平、高野悦子、いや懐かし
かった。そして、この本で山田修治という大学生(当時)の死も
知った。当方がある大学にいる頃、山口大学生だったという山田は
死の直前まで「遺文」として「吉本隆明の国家論について」という
論文を書いたという。
最後の最後に
○下宿の電気代を払ってください。
○それから鍵はここにありますからそれも返してください
○カッターシャツをセンタク屋に出しっぱなしです 大学前のクリー
ニング店です
○××さんには知らせぬよう。
八月十三日午前三時半すぎ 山田修治 (同書)
暮れだったか、正月になってからだったか、教育テレビの特番に
吉本隆明が出ていた。年老いてアップになった顔の鼻の穴から、
テレビ画面でも延びた鼻毛が見えて、ほどなくチャンネルを替えた。
今日は、秋田に帰っている娘が、先日物置の中に吉本隆明の本を
見つけて、「ヨシモトタカアキ・・・」と呟いた。
物凄い月日が流れています。私は生きていて、この山田は22歳の
まま永遠に停まっています。
●人気ブログランキング へ
ランキングに参加しています。クリックよろしくお願い致します。
今日の本、返したと同時に結局『日本人の遺書』以外は、全部
発注してしまいました。『日本人の遺書』も、水戸の本屋にでも
行った時買うようでしょうね。困ったもんです・・・・。
外でタバコを吸ってますと、サブクて、もう<遭難>しそうです。
大分って、12月25日から延々晴天が続きましたから(15日連続
晴れ)カラカラの乾燥状態には、丁度良い雨なのかもね。
午後に、図書館から借りていた本の返却時期かも知れないと思い出し
ましてね、返す前に急遽大車輪の<読書>なんかしてしまいました。
■磯田道史著『殿様の通信簿』朝日新聞社 ■金子勝著『金子勝の
仕事道』岩波書店 ■林信吾著『東京・同時多発テローー日本攻撃計
画シミュレーション』角川ONEテーマ21新書 ■瀬古浩爾著
『日本人の遺書』洋泉社新書 ■井上栄著『感染症 広がり方と防ぎ
方』中公新書 ■小山大喜著『犬&猫ペットメタボ完全予防&解消
Book』日東書院
『殿様の通信簿』の磯田道史氏は、ベストセラー「武士の家計簿」の
著者で、茨城大准教授、読売新聞読書委員をされたりしていますが、
ウーム、歴史の本を書く人の<裾野の広さ>を実感。
『仕事道』の金子勝氏は慶応大学教授、日曜日朝のTBSニュース
ショーのレギュラー(関口宏さん司会の。)歯に衣着せぬ辛口の喋り
で有名な方。この本の「序 時代と生きる価値」「1 振り返って
本音で考えてみたい」を読むだけでも価値ある本。
今は絶滅危惧種になってしまった、数少ない<マルクス経済学者>
というレッテルが残る御仁だが、アホウ首相が意味も解からず
使った「矜持」が似合う男かも知れない。
「1 振り返って本音で考えてみたい」に、氏の生い立ちから今に
至る足取りが、自分の口で語られ、大変興味深かった。
学生運動の闘士という経歴が災いし、なかなか就職がまま成らない
時代、一時、茨城大学で教鞭を執ったことも出てくるが、一本筋の
通った生き方には、引かれるところが大であった。
ソビエト崩壊のあと、マルクス経済学関連の研究書を多数、ひっそり
と売りに出した大学教員がいた話を何かの本で読んだことがあったが、
そんな変り身の早いエセ学者とは異なる、不器用で、誠実な、野太い
男が読み取れた本となりました。
『東京・同時多発テロ』は、イギリスでの生活経験のある著者が、
今や世界的脅威のテロへの備え無防備の日本に発した警告の書。
なんでも後手を踏む日本だからなー。
『感染症』は国立予防衛生研究所に長らくお勤めであった専門家に
よる、感染症の概説書。新書とはいえ、病原体の伝播経路、清潔の
歴史、世界の感染症の概論など専門的な話題を素人にも解かり易く
解説してくれている本だ。手元に1冊持って置くと良いだろう。
ヒステリックやセンセーショナルな書き方など微塵もない地味な
書きぶりだが、専門的節度が感じられるイイ本だ。
『ペットメタボ』は、当ブログ12月30日欄で書いたので、今日は
割愛。
『日本人の遺書』は、第1章「煩悶」から「青春」「辞世」「戦争」
「敗北」第6章「反俗」など、著者なりのテーマ分けを施し、極力
著者の価値判断を排除した構成と断わっているが、人ひとりが死に
直面して書いたものを整理する・・・・この作業と本にする著者の
思惑。そこに不純も感じてしまいましたが、この作業がなければ、
我々の目に触れることもないわけで・・・・、なんとも。
遠い昔読んだ原口統三、岸上大作、奥浩平、高野悦子、いや懐かし
かった。そして、この本で山田修治という大学生(当時)の死も
知った。当方がある大学にいる頃、山口大学生だったという山田は
死の直前まで「遺文」として「吉本隆明の国家論について」という
論文を書いたという。
最後の最後に
○下宿の電気代を払ってください。
○それから鍵はここにありますからそれも返してください
○カッターシャツをセンタク屋に出しっぱなしです 大学前のクリー
ニング店です
○××さんには知らせぬよう。
八月十三日午前三時半すぎ 山田修治 (同書)
暮れだったか、正月になってからだったか、教育テレビの特番に
吉本隆明が出ていた。年老いてアップになった顔の鼻の穴から、
テレビ画面でも延びた鼻毛が見えて、ほどなくチャンネルを替えた。
今日は、秋田に帰っている娘が、先日物置の中に吉本隆明の本を
見つけて、「ヨシモトタカアキ・・・」と呟いた。
物凄い月日が流れています。私は生きていて、この山田は22歳の
まま永遠に停まっています。
●人気ブログランキング へ
ランキングに参加しています。クリックよろしくお願い致します。
今日の本、返したと同時に結局『日本人の遺書』以外は、全部
発注してしまいました。『日本人の遺書』も、水戸の本屋にでも
行った時買うようでしょうね。困ったもんです・・・・。
PR
ようこそ! くろだのブログへ
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
カテゴリー
ブログ内検索
最新記事
(04/15)
(04/05)
(03/30)
(03/22)
(03/20)
(03/18)
(03/14)
(12/19)
(12/18)
(12/05)
(11/15)
(11/11)
(10/13)
(10/09)
(09/13)
(09/04)
(09/03)
(08/31)
(08/30)
(08/29)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
5596DA(ゴーゴークロダの意)
性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
最古記事
(04/21)
(04/22)
(04/23)
(04/25)
(04/26)
(04/27)
(04/28)
(04/29)
(04/30)
(05/01)
(05/01)
(05/02)
(05/03)
(05/04)
(05/05)
(05/06)
(05/07)
(05/08)
(05/09)
(05/10)
忍者ブログ、アクセス解析
アクセス解析
カウンター