一筋道を模索する・・・・・・・・。

　このほど日本弁護士連合会の会長選挙に当選を果たした宇都宮健児氏
が、サラ金問題を手がけて約２７年だそう。

　まだレールもない険しい苦難の道を切り開いて来た年月のご苦労は、
想像もつかない艱難の道であったろう。

　多重債務問題から、ホームレスなど貧困問題にまで業務は拡がり、
年越し派遣村開村時は名誉村長にまで祭り上げられて、この分野の
パイオニアという面では誰でもが異論のないところだろう。



　さて、我々だって何か＜一筋道＞を見出さなければ、弁護士会でだ
って言われることであるが、「効率」の面でも業として成り立ち難いし、
ある分野の専門家とまで言われなければ、士業の一角に籍を置く意味
も意義もない。



　昨夜はまず、ある行政書士事務所のＨＰのプリントアウトから始めた。

　ある会合で知り合い、その頃、開業間もないのに「交通事故」業務一
本に絞った事務所開設だと聞き、おやまあなんとリスキーな！？？？と
半ば呆れたものだった。

　ところが今や、そのＨＰによれば事務所スタッフに５人の事務員を
率い、ページへの専門性の打ち出しでもグッと引き締まり、素人眼にも
業界をリードする＜一流＞の匂いをかもし出している。

　いやはや恐れ入りました。
　その先見性、そして経験に裏打ちされた専門性の集積度。


　さて遅まきながら、こういった成功事例を勉強させていただきながら、
今年は、自分なりに「一筋道」を構築する初年度にと、静かに闘志を
燃やし始めている。





●人気ブログランキング　　へ
　ランキングに参加しています。クリックよろしくお願い致します。

　昔サラリーマン時代のひとり出張の折、新大阪駅前のスナックに
ふらっと入ったことがあった。

　店の名前が＜一筋道＞

　きっぱりとした決意が、ワンフレーズに顕われていてとても
心地よい響きがあった。


　「ひとすじみち」　いいよね・・・・・。


　ただ、あっちにゴッツン、こっちにゴッツン・・・。
一筋じゃない業務をして来た経験が、自分の血となり肉となり、
多面的思考の礎になっている気はするけど、ね。


　最近でも、どの道弁護士さんのところに行ってもらうしかないのに、
破産法の分野で■伊藤眞『破産法』有斐閣、■大矢息生ほか『破産の法律
相談』学陽書房はじめ自己破産関係の本計８冊、■中島章智『弁護士
を上手に使いこなす本』など弁護士探しの本にも３冊に目を通した。

　動物法務分野の周辺知識というので、■佐川光晴『牛を屠る』解放出
版社を読んで、■青木人志『日本の動物法』東京大学出版会にも目を通
さなければならない（返却期限が近い）のに、■米田一彦『クマは眠れ
ないーーー人を襲う異常行動の謎が解けた！』東京新聞出版局　が届い
てしまった。

イソがしい、イソがしい・・・・。


でも、今年は絶対「一筋道」の足固めの年とするんじゃ！！