この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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11日(土)NHK教育「土曜フォーラム」という番組で<温暖化から地球を救え>というタイトルでのフォーラム録画の放送がありました。
なるほど、いよいよ<温暖化>の諸事象が具体的に明言されるほど、危機が迫っている!ことが実感されましたね。
梅雨の多雨、豪雨被害が多発するのは、太平洋高気圧の張り出しを抑えるシベリア高気圧勢力の発達が大きな要因。そのため太平洋高気圧が梅雨前線を押し上げられずに前線が日本列島付近に停滞するため、長雨、豪雨、梅雨明けの遅れをもたらしていると。(シベリア高気圧が縮小しないのが異常気象。)環境研究所の専門家によれば、平均気温の上昇は
さらに進行し、真夏日の出現日数はさらに急カーブで増える・・・・と。
また出演していたある大学院の教授の話。もうお孫さんのいる年齢とのことでありましたが、自分の子供時代の気象の記憶で行動すると、大変なことになると・・・・。孫と散歩といっても、帽子を被せないと<熱中症>が必至。エライ時代になっていると言っておられました。
風力発電の風車の数が、全国で1000基を超えたのだとか。国土地理院でこの風力発電風車の地図記号が制定されたといいます。
番組では、さらにエネルギー問題と地球温暖化についての議論が進められました。当方5年ほど前にISO14001環境マネジメントシステム審査員補という資格を取得し、その後もこの分野の情報取得には意識的獲得を怠らないようにして来ているつもりですが、それにしても地球危機という観点では、さらに未来予測の面で悲観的、重篤化している印象を強く感じました。
それにしても、どれだけの人間がそれを意識し行動しているのか?を考えると愕然としてしまいます。これが地球規模で、人類という視点で考えたらもう目眩がするぐらいです。
アフリカでの長期の干ばつはご存知の通りですが、今やヨーロッパアルプスの氷河の消滅のスピードも深刻な事態といいます。(ヒマラヤも同様。南太平洋の島国、ツバイ共和国は海面上昇により国の全てが海没の危機に瀕しています。)
さてここまで書いて、先ほど読んだ本のことを書くことに致します。
先生、気層のなかに炭酸ガスが増えてくれば暖かくなるのですか。
それはなるだろう。地球ができてからいままでの気温は、
大抵空気中の炭酸ガスの量で
きまっていたといわれるくらいだからね。
カルボナード火山島が、いま爆発したら、
この気候を変えるくらいの炭酸ガスを噴くでしょうか。
それは僕も計算した。
あれがいま爆発すれば、
ガスはすぐ大循環の上層の風にまじって地球全体を包むだろう。
そして、下層の空気や地表の熱の放散を防ぎ、
地球全体を平均五度ぐらい暖かにするだろうと思う。
さてこの対話を『深き思索 静かな気づき』田坂広志著という本を読んでいて知ったのですが、いわゆる温暖化のメカニズムが語られているのですが、いつの対話だと思われますか?
いまから74年前に発表された宮沢賢治の小説、『グスコーブドリの伝記』という小説の一節だったのです。
先の著者田坂氏も書いているのですが、東北の「片田舎に住む、一人の詩人の瑞々しい感性が、人類の未来を予感していたことへの驚きです。」(同書)私もそう思いました。「そして、その静かな驚きとともに、我々は、深い不思議を覚えるのです。
世界をありのままに見つめる透明な感性は、ときに、時空を超えて未来を感じとる。
その不思議です。」(同書)
この話は有名な話のようですが、私は知りませんでした。
約100年前、一部の科学者の間では、空気中の二酸化炭素濃度と地表近くの温度状態との間に、密接な関係があることが言われていたそうです。
ただ、当時の人は空想科学(SF)程度にしか考えず、あまり注目をしなかったようです。しかし、東京の丸善から多くの洋書を購入して読み、花巻市の近くにあった水澤緯度観測所(現自然科学研究機構 国立天文台 水沢観測センター)にも頻繁に訪れていた宮沢賢治ゆえのことだったのでしょう。海外の最新科学情報にも<相当>詳しかったようです。(参考:『<新>地球温暖化とその影響』内嶋善兵衛著 裳華房)
だいぶ寄り道しながら書きましたが、一人ひとりが感性を高めながら日常の暮らしの一つ一つに、便利だけのモノサシでない行動をしてゆくことが大切なように思います。
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なるほど、いよいよ<温暖化>の諸事象が具体的に明言されるほど、危機が迫っている!ことが実感されましたね。
梅雨の多雨、豪雨被害が多発するのは、太平洋高気圧の張り出しを抑えるシベリア高気圧勢力の発達が大きな要因。そのため太平洋高気圧が梅雨前線を押し上げられずに前線が日本列島付近に停滞するため、長雨、豪雨、梅雨明けの遅れをもたらしていると。(シベリア高気圧が縮小しないのが異常気象。)環境研究所の専門家によれば、平均気温の上昇は
さらに進行し、真夏日の出現日数はさらに急カーブで増える・・・・と。
また出演していたある大学院の教授の話。もうお孫さんのいる年齢とのことでありましたが、自分の子供時代の気象の記憶で行動すると、大変なことになると・・・・。孫と散歩といっても、帽子を被せないと<熱中症>が必至。エライ時代になっていると言っておられました。
風力発電の風車の数が、全国で1000基を超えたのだとか。国土地理院でこの風力発電風車の地図記号が制定されたといいます。
番組では、さらにエネルギー問題と地球温暖化についての議論が進められました。当方5年ほど前にISO14001環境マネジメントシステム審査員補という資格を取得し、その後もこの分野の情報取得には意識的獲得を怠らないようにして来ているつもりですが、それにしても地球危機という観点では、さらに未来予測の面で悲観的、重篤化している印象を強く感じました。
それにしても、どれだけの人間がそれを意識し行動しているのか?を考えると愕然としてしまいます。これが地球規模で、人類という視点で考えたらもう目眩がするぐらいです。
アフリカでの長期の干ばつはご存知の通りですが、今やヨーロッパアルプスの氷河の消滅のスピードも深刻な事態といいます。(ヒマラヤも同様。南太平洋の島国、ツバイ共和国は海面上昇により国の全てが海没の危機に瀕しています。)
さてここまで書いて、先ほど読んだ本のことを書くことに致します。
先生、気層のなかに炭酸ガスが増えてくれば暖かくなるのですか。
それはなるだろう。地球ができてからいままでの気温は、
大抵空気中の炭酸ガスの量で
きまっていたといわれるくらいだからね。
カルボナード火山島が、いま爆発したら、
この気候を変えるくらいの炭酸ガスを噴くでしょうか。
それは僕も計算した。
あれがいま爆発すれば、
ガスはすぐ大循環の上層の風にまじって地球全体を包むだろう。
そして、下層の空気や地表の熱の放散を防ぎ、
地球全体を平均五度ぐらい暖かにするだろうと思う。
さてこの対話を『深き思索 静かな気づき』田坂広志著という本を読んでいて知ったのですが、いわゆる温暖化のメカニズムが語られているのですが、いつの対話だと思われますか?
いまから74年前に発表された宮沢賢治の小説、『グスコーブドリの伝記』という小説の一節だったのです。
先の著者田坂氏も書いているのですが、東北の「片田舎に住む、一人の詩人の瑞々しい感性が、人類の未来を予感していたことへの驚きです。」(同書)私もそう思いました。「そして、その静かな驚きとともに、我々は、深い不思議を覚えるのです。
世界をありのままに見つめる透明な感性は、ときに、時空を超えて未来を感じとる。
その不思議です。」(同書)
この話は有名な話のようですが、私は知りませんでした。
約100年前、一部の科学者の間では、空気中の二酸化炭素濃度と地表近くの温度状態との間に、密接な関係があることが言われていたそうです。
ただ、当時の人は空想科学(SF)程度にしか考えず、あまり注目をしなかったようです。しかし、東京の丸善から多くの洋書を購入して読み、花巻市の近くにあった水澤緯度観測所(現自然科学研究機構 国立天文台 水沢観測センター)にも頻繁に訪れていた宮沢賢治ゆえのことだったのでしょう。海外の最新科学情報にも<相当>詳しかったようです。(参考:『<新>地球温暖化とその影響』内嶋善兵衛著 裳華房)
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HN:
5596DA(ゴーゴークロダの意)
性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
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茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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