ご苦労様でした，そしてありがとうございました。

　●東日本大震災：自衛隊、月内で被災地撤収　原発対応除き
　（毎日新聞　２０１１年８月１６日　２１時４３分配信）

被災地に派遣した自衛隊を、原発事故に対応している約１５０人を
除き、今月末にも撤収する見通しという記事。

ピーク時には約１０万７０００人という自衛隊創設以来最大規模の
活動が、５ヶ月あまりで終了することになるという。


本当にご苦労様でした。


東北３県はじめ、あらゆる層の国民が自衛隊を身近に感じ、国民と
と伴にあるその存在を強く実感した体験であったと思う。


全国紙に報じられた上記のような記事程度では、読者はつい、サラリと
読み流してしまう恐れもある。

８月１１日付地元茨城新聞は、おそらく通信社系ソースの転載だとは
思われるのだが、この辺の計数的マジックを紐解き、より詳しく実感的
に伝えてくれていた。

ご紹介すれば、自衛隊派遣のピーク時には約１０万７０００人の派遣
があったというが、５ヶ月間の延べ人員では陸海空合わせて実に
約１０５９万人に上ったというのだ。
行方不明者捜索や被災者の生活支援に従事してくれたことは、ご案内
のとおりだが、毎日毎日の地道な活動の集積が、約１０５９万人。

我々は、１０万７０００人の数字は記憶していても、この地道な
５ヶ月の活動の累積人員数には気付かなかったはずだ。
あらためて銘記しておきたいものだ。

自衛隊だけだと片手落ちになるから、上記記事から、警察官、消防隊
米軍の救援活動「トモダチ作戦」投入人員についても付記しておきたい。

警察庁発表による、特別派遣された警察官の総数は延べ約５６万６９
００人。総務省消防庁発表の緊急消防援助隊は、全国４４都道府県に
及び延べ約１０万４千人。米軍の「トモダチ作戦」は最大約１万６千
人。海上保安庁でも、延べ６９８４隻の巡視船艇、２３８８機の航空機
を投入。（以上、茨城新聞２０１１年８月１１日第一面記事から）



常磐道を東京方面に走っていても、帰り道だったのでしょう、鳥取と
か島根の自衛隊災害派遣車を隣り車線で見たことがありました。

こんなときは、心から黙礼したものでした。



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静かさやーーー、なんつってる場合じゃない！！

なして、こったに暑いんじゃい！！


いよいよ更に、地球破滅が近づいている・・・・ということなんでし
ょうが、テレビでも今夏＜地球温暖化＞をあらためて取り上げたのは、
フジの「とくダネ！」（午前８時～）だけでしたね。

８月１２日の放送で＜夏に雪！？氷山崩落・・・世界襲う異常気象の
謎に天達が迫る＞がそれ。（★天達とは、この番組レギュラーの気象
予報士の名前。）



ま、生活保護世帯でもエアコンが「必需品」と認められる時代ですか
ら、いまさら、あらためて＜地球温暖化＞という言葉を使う必要も
ないほど、常識なんでしょうか？


先日は甲子園でも、試合を停めて守備の選手たちが、冷たい麦茶か
何かを飲むシーンが映りましたが、高校球児が甲子園のグラウンドで
コップを持つ姿は、ちと”ツヤ消し”と言えばツヤ消しでした。

でも、状況が昔とは違うのですから、こういうシーンもこれからは
＜ありーー＞なのかもしれません。
というより、冷房付き・ドーム球場の甲子園が必要になるのかも。



さて、話は変りますが、
７月の半ば過ぎ、「今年はセミが鳴かないぞ。おかしい？」なんて
ことが大分話題になりました。
挙句に、「セミが鳴かないのは、大震災で地面が揺れたせい？」などと
いうウワサも飛交いましたが、何のことはない、専門家の言う通り
単に偶然時期がヅレただけじゃあないの・・・・。


いまじゃあ、アッタク。
「うるへーーったら、ない！！」

ここ笠間市大田町地区ときたひにゃー、朝の４時台からミンミンの
大攻勢！
わたしらー、もう、死にそおーーーー、たまりません！！

どうして、最近のセミ、朝っぱらから鳴くんでしょ？

これも、＜地球温暖化＞のせい、と踏んでおりますが・・・・。


昔の明け方といえば、ヒグラシの大合唱で始まりました。
カナカナカナカナカナ。

あれはあれで、夏の風物詩でよかったのですが、心なしかヒグラシの
数が少なくなって来たように思います。
それから、明け方のミンミンゼミ、アブラゼミの大音響。


セミも日中の高温を避け、朝の涼しいうちに恋愛対象を探すのでしょう。

ここにも、ヒタヒタと迫る＜地球温暖化＞の足音が明白に見て取れる
ように思えます。



地球はあと、どのぐらい持つものなのでしょうか？

それより、この暑さが増す中、人類はあとどのぐらい生きてゆけるの
でしょうか？




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　●ぼくらの地球　地球温暖化教室

♪上を向いて歩こう

坂本九さんの『上を向いて歩こう』という曲が、東日本大震災後、東北
３県の被災地を中心に、静かに支持されているといいます。

避難所暮らしのお年寄りやら、職を失った男性がカーラジオで聴くため
被災地特例ＦＭ局へリクエストしたりといったニュースが伝えられたり
しています。

被災者が”上を向いて歩こう！”と再確認する「元気が出る歌」として
受けているようです。



８月１１日の当ブログでも扱った、映画『コクリコ坂から』の中の
挿入歌としても使われ、映画館の音響設備で聴いたこの歌は、ほんのり
イイ歌だな・・・と再認識。

昔実際に流行った頃には、坂本九さんの歌い方を含め好きじゃなかった
のでしたが。

♪『上を向いて歩こう』坂本九　　（ＹｏｕＴｕｂｅから）


それにしても、東日本大震災直後にはまだ制作中だった映画『コクリ
コ坂から』、この歌が被災地で受けているなどとは意識していなかっ
たのでしょうに、この歌を挿入歌に使うとは、不思議な縁を感じてし
まいました。



それから、昔はあまり好きではなかった坂本九さんは、ここ笠間市
に戦時中疎開をしていて、多感な少年期を過ごし、やがて、柏木
由起子さんとの結婚式を笠間稲荷神社で挙げたのでした。

スターになってからも忘れなかった故郷・笠間。
いいヤツじゃないの、坂本九も。


ただ残念なことに、１９８５年８月１２日あの日本航空１２３便
墜落事故に遭遇し、坂本九さんは群馬県上野村山中で亡くなってし
まったのでした。

ここ笠間市の友部駅、笠間駅では『上を向いて歩こう』『明日が
あるさ』（どちらの曲が、どちらの駅かは忘れた）のオルゴールが
ホームに流れています。


●笠間市ゆかりの偉人（坂本九）　（笠間市公式ＨＰから）
●上を向いて歩こう　（ウィキペディアから）


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あなたの故郷はいくつある？

夏の風物詩、全国高校野球選手権大会が今やたけなわ、今日で９日目
です。


茨城代表の藤代高校があっさりと１回戦敗退でしたから、コチラなど
サバサバしたもので「甲子園？　・・・べつに！？・・・・。」という
感じで、他がどうなろうが知ったことではない感じ。

＜節電の夏＞なんだから、テレビ中継なんぞヤメた方がイイ。甲子園
だって、もう、藤代高校敗退が決まった瞬間、即刻閉鎖になったって
別に痛くも痒くもなかったナ。



ところが今朝、遅くに起きてみたら、テレビの甲子園大会・９日目、
第一試合が、能代商業対英明戦の真っ最中。
能代商業が勝ってんだって。

どうでもよろしいのに・・・・・。

帰省中の娘とわが連れあいが加熱応援中に遭遇。


アタクシが、朝ごはん食べなくちゃならんのに、二人ったら、テレビ
に向かったまま、振り向きもしません。

取り残されたアタクシは、もう「わたしは誰？？？」状態でした・・・。

とほ、トホホホホホホホホホホホホホ。　　　　　がつくりッ！？



まあ、この第９２回夏の甲子園大会は、どのチームのヘルメットにも
「がんばろう！日本」の文字だもの、
アタクシ、星飛雄馬の父ほど頑固おやじではないもので、この仕打ち
にも耐え忍びました。なにせ、「がんばろう！日本」ですから朝めし
ぐらい・・・・・。

●大会９日目　第一試合　能代商ー英明　９回裏（朝日ドットコム）



それにしても、秋田県はついこの間まで娘が住んでいたところ。熱が
入るのも判らぬではありません。その前の大学生活をした山梨県への
思い入れも解かる・・・。よって、今年の代表校での応援の先は能代
商業（秋田）、山梨学院大（山梨）。



自分でも、単身赴任で暮らした新潟県、岐阜県にはひとかどならぬ
思い入れがありますものね。
わたしにとっては、もはや新潟が第二の故郷、岐阜県は第三の故郷
という感じ。

説明しろと言われても困るのですが、一年以上その地の空気を吸い
水を飲み、そこでの日の光を浴びてしまうと「そうなる！」という
のが経験則からの実感。
今大会では１回戦負けでしたが、日本文理（新潟）、関商工（岐阜）
は、密かについ応援しちまいましたね。


栃木県は半年ほど住んだし、作新学院の校舎を正門越しに見ながら
前の道路を走ったこともある。また同じく習志野高校の門の前を
徒歩で職場へ通いもしました。埼玉・浦和にも住んだし、東京神田
のビルが職場であったこともあったのですが、いずれも、１年は
超えなかったからか、新潟・岐阜ほどに愛着も湧かないのです。

つまり自分の中で、栃木県、千葉県、埼玉県、東京都には「ふるさ
と感」は皆無なのですね。
一方、テレビで新潟の「に」・岐阜の「ぎ」の音を聴いてしまうと、
即座にピピピっと反応してしまう、言葉では表せない体内深部からの反射。
これが「ふるさと感覚」。


娘が秋田や山梨に反応するこころを、心の中ではほほえましくうれしく
思っているおやじです。それはオーバーにいうと『同志感』とも
思えるものなのです。

皆様には、故郷はいくつありますか？




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福島 ふくしま

いつもなら出勤しているはずのＹ君が、昨夜はいませんでした。
計画表をみれば、お盆期間中５日ほども連休が入れてあります。

そうか、福島の実家に帰ったんだな。


先の大震災で、実家もまた損壊は免れたものの、傾いてしまった
話を聞いていましたから、さぞや心配だったでしょう。今頃は
福島の実家でどんな現実を過ごしているのか？



もう一人のオジさんにも、会ったら開口一番に礼を言われました。

思い返せば、先週福島の実家に帰るという話が出た時、道路の混雑や
ら天気の高温予報が出ていることで、盆明けぐらいにズラしたらと
話したことを思い出しました。

挙句に、例の福島豪雨もあったのですから、結果的には行かなくて
大正解だったと話してくれました。




　　　　　　　　　　　果肉の奥の桃に


　　　　　果実を、溜まっている、溜まっているもの
　　　　　を、故郷への想いを、母への真心を、子ど
　　　　　もたちへの愛を、川、街、空、雲、海、日
　　　　　本語、家、スプーン、ファミリーアルバム
　　　　　を、津波、原子力発電所爆発、２０ｷﾛ圏内
　　　　　立ち入り禁止、全村非難、風評被害を、初
　　　　　夏を、溜まっていく、溜まっていくものを、
　　　　　みずみずしさ、愛らしさ、甘味、優しさ、
　　　　　風と土の匂い、福島の歴史を、あふれてい
　　　　　る、あふれていくものを、果実を、怒りを、
　　　　　スズメバチに刺されないように剥く、悲し
　　　　　みながら剥く、味わいながら剥く、祈りな
　　　　　がら剥くのだ、桃を、何を。

　　　　
　　（和合亮一『詩の邂逅』朝日新聞出版　２０１１年６月より）　



昨夜フジテレビで放送された、『金曜プレステージ「わ・す・れ・
な・い東日本大震災１５５日の記録』を録画で、今朝方６時過ぎ
まで観ました。

あの大混乱の中の記録を、時系列的に整除された形で検証してみ
ると、見えなかった全体像が見えて来る優れたドキュメントとな
っていました。


３月１１日１６：５４　菅首相の記者会見でのコメント「東電
第一原子力発電所が地震による電源喪失をしたが、原子炉は安
全に自動停止し、放射能漏れなど外部への影響は確認されてい
ない・・・・」同じ頃の枝野官房長官のコメントでも「３キロ
圏内の住民に避難指示を出しているが、放射能は炉外に漏れて
いない。」

３月１２日午前５：４４「・・・・、ベントを実施したが、
放射能漏れなどの問題は生じていない。」


３月１２日午前６：００　福島県大熊町は大型バスによる住民
避難を開始。バスは、もう午前３時台に、はるか１４０キロも
離れた茨城県水戸市から到着していたといいます。

福島県大熊町の住民は、＜茨城交通＞の文字が書かれた４９台
のバスに驚嘆したと証言。


政府の「安全だ・・・。」という公式見解の一方、すでに、
地震当日の１１日午後７時には、茨城交通本社にバスの手配を
していた事実には恐怖感さえ感じさせます。


●フジテレビ『金曜プレステージ
「わ・す・れ・な・い東日本大震災１５５日の記録』
（２０１１年８月１２日（金）午後９時放送）　　　





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