この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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東京スカイツリーが開業して5日目に入るところ。
オープン初日、2日目はテレビ・新聞マスコミを挙げての大騒ぎでし
たが、その後は以外とヒッソリで反ってビックリしている。
明らかな<下り坂ニッポン>を、心底昇り調子にV字回復が
かくや、と思わせる明るい話題で、ヘタすれば東京ディズニー
ランドの年間顧客動員数を遥かに凌ぐ動員数になるのでは
ないか?という見方すら出ているというのですから、明るい
心晴れ晴れの事件ではあります。
でも東京タワーオープンの頃だってそうだったのかも知れないが、
イイ年をしたオバチャンが、スカイツリーにあやかった奇天烈な
髪型ではしゃいでいるニュースには、ま、屈託がないといえば
そうだが、ガッカリであった。
何ともその幼稚とも思える精神構造に!?
さてそんな中、当方が触れたものの中で白眉とも言える話題は
以下の毎日新聞の記事。
●毎日新聞「火論」玉木 研二
(2012年5月22日朝刊 玉木氏は毎日新聞専門編集委員)
記事によれば、東京スカイツリーの足元・下町一帯は洪水、
大火、震災、戦災と幾度となく悲惨極まりない災禍に見舞われて
来た場所という。
「東京スカイツリー」の華やかな開業関連報道ばかりが
目立ち、つい忘れていた。
しかし、思い返すに、やはりゆめゆめ忘れてはならない歴史
なのだとあらためて思ったものだ。
そしてまた、この記事は隅田にゆかりの「大正の俳人・富田木歩」
の生涯を紹介しながら筆を進めているのだが、当方など初めて
知らされた文人であり、彼の困窮を極めた生涯を知ることで
「その時代」あるいは「かつての、連綿と続いた貧しい日本」を
あらためて噛み締めた機会でもあった。
<我が肩に蜘蛛の糸張る秋の暮> 富田 木歩
<菓子買はぬ子のはぢらひや簾影> 富田 木歩
この木歩の姉ふたりは、家業が傾き困窮のどん底のなかで、
記事中で「苦界に身を沈め・・・・」とある。
大正期ではあったが、藤沢周平『橋ものがたり』に描かれる
江戸の暮らしとまるで変わりがないのだ。
スカイツリーがオープンして、却って作家の椎名誠氏が東京
タワーへの思いを語ったりと、あらためて東京タワーへの
スポットライトが当たったりしているから面白いもの。
一般の入場は7月11日以降と言うが、その前に遅まきながらスカイツリー
を見上げる下町界隈をウロウロしてみたい気になっている。
●富田 木歩 (ウィキペディアより)
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毎日新聞にはいま、芥川賞作家・楊 逸さんが『時代を駆ける』
という欄で、中国での自分の成長期のことを語っていて興味深い。
今日の記事はその4回目。
文化大革命の嵐が吹き荒れる中、教師だった父親は農村に
下放させられ、その凄まじい暮らしが語られている。
一家が住まわせられた廃屋は、冬には氷点下20度から30度。
「・・・・・・・よく死ななかったと思います・・・・・」(毎日新聞)
今夜のNHK『特報首都圏』では、終戦の日・昭和20年8月15日
の前日、8月14日23時過ぎ、埼玉県熊谷市に米軍のB29に
よる空襲があり、夜が開ければ終戦の日となったその前夜、
260名以上の人々が亡くなった、と報道された。
当時の陸軍報道班員の方の手になる空襲の最中の様子、開けて15日
朝の惨憺たる熊谷の被災現場写真など、新たに見つかった
写真を展示する機会があるようだが、それを番組が取り上げたものだった。
生々しいシャレコウベにまで焼けてしまった被災者の遺体
写真など、日本の報道には珍しい<踏み込み>をした
番組であった。
ポツダム宣言の受諾までに、モタモタと日数を要した当時の
政府、それへの「脅し」としての無意味な爆撃により、幾多の
尊い生命が消し去られた。
番組では「政府による殺人だ」という声もあったが、当時の
政府と今のそれに、どれほどの進歩が見出せるだろうか?
さてさて、明日、明後日である業務を追い込んで、来週の
月曜は朝7時ごろから外出の予定だ。
オープン初日、2日目はテレビ・新聞マスコミを挙げての大騒ぎでし
たが、その後は以外とヒッソリで反ってビックリしている。
明らかな<下り坂ニッポン>を、心底昇り調子にV字回復が
かくや、と思わせる明るい話題で、ヘタすれば東京ディズニー
ランドの年間顧客動員数を遥かに凌ぐ動員数になるのでは
ないか?という見方すら出ているというのですから、明るい
心晴れ晴れの事件ではあります。
でも東京タワーオープンの頃だってそうだったのかも知れないが、
イイ年をしたオバチャンが、スカイツリーにあやかった奇天烈な
髪型ではしゃいでいるニュースには、ま、屈託がないといえば
そうだが、ガッカリであった。
何ともその幼稚とも思える精神構造に!?
さてそんな中、当方が触れたものの中で白眉とも言える話題は
以下の毎日新聞の記事。
●毎日新聞「火論」玉木 研二
(2012年5月22日朝刊 玉木氏は毎日新聞専門編集委員)
記事によれば、東京スカイツリーの足元・下町一帯は洪水、
大火、震災、戦災と幾度となく悲惨極まりない災禍に見舞われて
来た場所という。
「東京スカイツリー」の華やかな開業関連報道ばかりが
目立ち、つい忘れていた。
しかし、思い返すに、やはりゆめゆめ忘れてはならない歴史
なのだとあらためて思ったものだ。
そしてまた、この記事は隅田にゆかりの「大正の俳人・富田木歩」
の生涯を紹介しながら筆を進めているのだが、当方など初めて
知らされた文人であり、彼の困窮を極めた生涯を知ることで
「その時代」あるいは「かつての、連綿と続いた貧しい日本」を
あらためて噛み締めた機会でもあった。
<我が肩に蜘蛛の糸張る秋の暮> 富田 木歩
<菓子買はぬ子のはぢらひや簾影> 富田 木歩
この木歩の姉ふたりは、家業が傾き困窮のどん底のなかで、
記事中で「苦界に身を沈め・・・・」とある。
大正期ではあったが、藤沢周平『橋ものがたり』に描かれる
江戸の暮らしとまるで変わりがないのだ。
スカイツリーがオープンして、却って作家の椎名誠氏が東京
タワーへの思いを語ったりと、あらためて東京タワーへの
スポットライトが当たったりしているから面白いもの。
一般の入場は7月11日以降と言うが、その前に遅まきながらスカイツリー
を見上げる下町界隈をウロウロしてみたい気になっている。
●富田 木歩 (ウィキペディアより)
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毎日新聞にはいま、芥川賞作家・楊 逸さんが『時代を駆ける』
という欄で、中国での自分の成長期のことを語っていて興味深い。
今日の記事はその4回目。
文化大革命の嵐が吹き荒れる中、教師だった父親は農村に
下放させられ、その凄まじい暮らしが語られている。
一家が住まわせられた廃屋は、冬には氷点下20度から30度。
「・・・・・・・よく死ななかったと思います・・・・・」(毎日新聞)
今夜のNHK『特報首都圏』では、終戦の日・昭和20年8月15日
の前日、8月14日23時過ぎ、埼玉県熊谷市に米軍のB29に
よる空襲があり、夜が開ければ終戦の日となったその前夜、
260名以上の人々が亡くなった、と報道された。
当時の陸軍報道班員の方の手になる空襲の最中の様子、開けて15日
朝の惨憺たる熊谷の被災現場写真など、新たに見つかった
写真を展示する機会があるようだが、それを番組が取り上げたものだった。
生々しいシャレコウベにまで焼けてしまった被災者の遺体
写真など、日本の報道には珍しい<踏み込み>をした
番組であった。
ポツダム宣言の受諾までに、モタモタと日数を要した当時の
政府、それへの「脅し」としての無意味な爆撃により、幾多の
尊い生命が消し去られた。
番組では「政府による殺人だ」という声もあったが、当時の
政府と今のそれに、どれほどの進歩が見出せるだろうか?
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HN:
5596DA(ゴーゴークロダの意)
性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
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茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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