この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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いよいよ中国の鳥インフルが、風雲急を告げて来た。
●鳥インフル、ヒト同士で感染の疑い「排除できない」
変異あれば大流行の可能性も
(2013/4/18 19:32 J-CASTニュース)
この記事によれば、最初にH7N9型の鳥インフルエンザに感染が確認
された上海市の87歳男性の、その長男も、肺炎と言われていたのだが、
最終的には感染が認定されたとある。
つまり、いよいよ「ヒトからヒトへの感染」が起きた可能性が大きくなってき
たらしい。
中国衛生当局は、「家族内だから・・・」「限定的な」ということであって、
<ヒトヒト感染とは言えない・・・・>とかどうにも歯切れが悪い発表らしい。
しかし、当方も昨秋、上海市へ行って来たが、市内を流れる黄浦江とい
う河に、死んだ豚を1万6千頭も流した中国人だからして、衛生観念も
何もあったものじゃない。
いよいよ<ヒトヒト感染>が始まり、パンデミックの幕が切って落とされた
のかも知れない。
エライことにならねば良いのだが・・・・・。
おととい夜には、TBS系でグッドタイミングに、池上彰さんによる鳥イン
フルの緊急特番があった。
●池上彰:鳥インフルできょう緊急特番「正しい情報と知識を」
(2013年04月17日 毎日新聞デジタル)
タイトルからして凄かったが、特別番組『緊急!池上彰と考える”鳥イン
フルエンザ”迫りくる本当の危機!』、本当に<迫りくる>だものね。
いや、大変に勉強になりました。
インフルエンザの歴史、H7N9型の毒性、今後の拡大の可能性などなど。
上記J-CASTの記事にもあるが、H5N1型は鶏の受容体にくっつきやす
いかたちなので、ヒトがかかるのはタマタマらしいのだが、H7N9型はヒト
の受容体にくっつきやすくなっていて、ヒトヒト感染で猛威を奮う恐れが大き
いのだそうだ。
ウィキペディアで『インフルエンザ』を引くと、かなり詳しく情報が得られるが
1918年から1919年のスペイン風邪のパンデミックの時は、世界での感
染者6億人、死亡者数が4000万から5000万人、同じくウィキペディアの
『スペインかぜ』という項目には、当時の日本の被害状況が出ている。
当時の日本の人口5500万人に対し死者数39万人(当時の内務省発表、
最新の研究では48万人と推定され通説となっているそう。) こういう前例
をもとに、国の新型インフルエンザ対策行動計画では、日本の人口の4分
の1にあたる3200万人が感染し、最悪64万人が死亡するとされていると
のことだが、2008年12月07日・投稿者 てんさい(い)さん(http://
www.asyura2.com)の記事によれば、「予測が甘い!!」と言う。
<健康保険の無いホームレスや窮乏者がまず倒れ、街頭に死骸が転がる
事態が避けられず、そこから巨大な感染が再生産される>、またこの投稿
者は、<パソコンや薬物、受験勉強に疲れて免疫力を失った培養基人間が
多数徘徊し>パンデミックは<避けられない>と言う。
そして、死者は<おそらく数千万に上る>と指摘している。
かつて、岩波新書の中でも古典に属する、<中世ヨーロッパの黒死病蔓延>
の本を読んだことがあったが、家族の誰かがペストに罹患した家では、まだ
看病している者もいるというのに、役人が外からドアにクギを打ち、所帯全
員が死に絶えるまで監禁して回り、死体運搬人が死体を運ぶうちに、自分
も感染して倒れ、やがては死体運搬人にも事欠いた悲惨、という記述が今
でも記憶に残る。
そんなオーバーな・・・・・・、と思われるかも知れない。
しかし、政府は最悪の事態も念頭に、平成24年5月11日に公布された
「新型インフルエンザ等対策特別措置法」、1年以内の施行というスケジ
ュールを1ヶ月早めて、この平成25年4月13日から施行した。
この法律の第56条に (埋葬及び火葬の特例等)というのがある。
通常の「墓地、埋葬等に関する法律」によれない新型インフルエンザ等
の緊急事態の場合、埋葬・火葬が円滑に出来なくなってしまうから、公衆
衛生上の危害を防止するため、団地の公園やら小学校の校庭でも緊急
の墓地や火葬場に出来る旨規程された。
「そうなんだ・・・・・。埋葬、火葬が緊急の指定場所でも出来るんだ・・・・。」と
思ったかも知れませんが、役人でも、医療関係者でも、首長でも、国会議
員でも、警察官でも、自衛隊員でもないアナタは、きっと、「---する側」
ではなくて、「埋葬・火葬される側」になるのです。
なぜなら、感染防止のワクチンやタミフル服用には優先順位がありまして、
たとえば上記に書いた人たちが優先で、普通の国民にまで回るようには
作られていないのです。追っ掛け生産には早くて3ヶ月ぐらいかかる見込
みですから、感染の速度の方がきっと早いでしょう。
(アメリカなどでは、いつでも国民の全員に行き渡るよう備蓄をする方針だ。
H7N9型はまだかも知れないが。)
鶏やハト(中国人にはハトは食用)に、野鳥から鳥インフルエンザが感染し、
鶏やハトから豚に感染し、豚からヒトに感染。
そして今やヒトヒト感染が現実化しそう・・・・。
この流れが図式としては解っても、どうも現実感として解らなかった。
<鶏から豚>と言っても、日本では鶏舎や豚舎が近接しているとは考え
難かった。 それが、池上彰さんの特番でキッカリ合点が行ったのだ。
TBSの特番取材班が中国南部の山村に行ってみると、鶏は放し飼い、
豚小屋は住居と隣接。鶏は豚小屋をウロウロ、その豚、鶏とも河へは
自由に水飲みに行く。
野鳥が数百万羽もいる湖があったりして、乾燥した野鳥のフンを介して
鳥インフルに簡単に感染。
今までの大概のインフルエンザ流行の源泉が、この中国南部地方とい
うのも肯けた。
昔ながらのヒト豚鶏一体の暮らし、ウガイどころか手もロクに洗わない赤
貧の暮らし。
軽蔑するとか、バカにするとかではなくて、「衛生」などという観念を遡った
「今日を生き延びる」厳しい生活なのだ。そこが、感染の源泉であった。
さてさて、一旦パンデミックに見舞われたら、一般市民である我々には
「厳しい」予測も書いた。
最悪の場合、ワクチンの恩恵にも預かれないまま、野垂れ死にかも知
れないことを念頭に、シコシコ自衛するしかない。
まだ、現実感の湧かない方には、数年前の映画『感染列島』でも借りて、
シュミレーションがオススメ。
■■■●人気ブログランキング へ
ランキングに参加中、クリックよろしくお願い致します。
日中の軋轢の中、いつの間にか、中国人観光客数が戻って来てるのだ
そうだ。5月の連休あたりにも増える見込みで、考える人は「その時、
一緒に鳥インフル流入も・・・・・」と危ぶむ声もある。
むむ、茨城だって、上海との直行便が運行されているから、空港前の
コンビニ・セイコーマートに立寄った安徽省の中国人から、店員に。
店員からセイコーマートの弁当便の運転手に感染し、自宅近くのセイコー
マートに飛び火し、タバコを買いに行ったおっさんの当方に感染。
ゴールっ!!
ああ、バカなコト考えた・・・・。
●新型インフルエンザ等対策特別措置法(内閣官房のページから)
●鳥インフル、ヒト同士で感染の疑い「排除できない」
変異あれば大流行の可能性も
(2013/4/18 19:32 J-CASTニュース)
この記事によれば、最初にH7N9型の鳥インフルエンザに感染が確認
された上海市の87歳男性の、その長男も、肺炎と言われていたのだが、
最終的には感染が認定されたとある。
つまり、いよいよ「ヒトからヒトへの感染」が起きた可能性が大きくなってき
たらしい。
中国衛生当局は、「家族内だから・・・」「限定的な」ということであって、
<ヒトヒト感染とは言えない・・・・>とかどうにも歯切れが悪い発表らしい。
しかし、当方も昨秋、上海市へ行って来たが、市内を流れる黄浦江とい
う河に、死んだ豚を1万6千頭も流した中国人だからして、衛生観念も
何もあったものじゃない。
いよいよ<ヒトヒト感染>が始まり、パンデミックの幕が切って落とされた
のかも知れない。
エライことにならねば良いのだが・・・・・。
おととい夜には、TBS系でグッドタイミングに、池上彰さんによる鳥イン
フルの緊急特番があった。
●池上彰:鳥インフルできょう緊急特番「正しい情報と知識を」
(2013年04月17日 毎日新聞デジタル)
タイトルからして凄かったが、特別番組『緊急!池上彰と考える”鳥イン
フルエンザ”迫りくる本当の危機!』、本当に<迫りくる>だものね。
いや、大変に勉強になりました。
インフルエンザの歴史、H7N9型の毒性、今後の拡大の可能性などなど。
上記J-CASTの記事にもあるが、H5N1型は鶏の受容体にくっつきやす
いかたちなので、ヒトがかかるのはタマタマらしいのだが、H7N9型はヒト
の受容体にくっつきやすくなっていて、ヒトヒト感染で猛威を奮う恐れが大き
いのだそうだ。
ウィキペディアで『インフルエンザ』を引くと、かなり詳しく情報が得られるが
1918年から1919年のスペイン風邪のパンデミックの時は、世界での感
染者6億人、死亡者数が4000万から5000万人、同じくウィキペディアの
『スペインかぜ』という項目には、当時の日本の被害状況が出ている。
当時の日本の人口5500万人に対し死者数39万人(当時の内務省発表、
最新の研究では48万人と推定され通説となっているそう。) こういう前例
をもとに、国の新型インフルエンザ対策行動計画では、日本の人口の4分
の1にあたる3200万人が感染し、最悪64万人が死亡するとされていると
のことだが、2008年12月07日・投稿者 てんさい(い)さん(http://
www.asyura2.com)の記事によれば、「予測が甘い!!」と言う。
<健康保険の無いホームレスや窮乏者がまず倒れ、街頭に死骸が転がる
事態が避けられず、そこから巨大な感染が再生産される>、またこの投稿
者は、<パソコンや薬物、受験勉強に疲れて免疫力を失った培養基人間が
多数徘徊し>パンデミックは<避けられない>と言う。
そして、死者は<おそらく数千万に上る>と指摘している。
かつて、岩波新書の中でも古典に属する、<中世ヨーロッパの黒死病蔓延>
の本を読んだことがあったが、家族の誰かがペストに罹患した家では、まだ
看病している者もいるというのに、役人が外からドアにクギを打ち、所帯全
員が死に絶えるまで監禁して回り、死体運搬人が死体を運ぶうちに、自分
も感染して倒れ、やがては死体運搬人にも事欠いた悲惨、という記述が今
でも記憶に残る。
そんなオーバーな・・・・・・、と思われるかも知れない。
しかし、政府は最悪の事態も念頭に、平成24年5月11日に公布された
「新型インフルエンザ等対策特別措置法」、1年以内の施行というスケジ
ュールを1ヶ月早めて、この平成25年4月13日から施行した。
この法律の第56条に (埋葬及び火葬の特例等)というのがある。
通常の「墓地、埋葬等に関する法律」によれない新型インフルエンザ等
の緊急事態の場合、埋葬・火葬が円滑に出来なくなってしまうから、公衆
衛生上の危害を防止するため、団地の公園やら小学校の校庭でも緊急
の墓地や火葬場に出来る旨規程された。
「そうなんだ・・・・・。埋葬、火葬が緊急の指定場所でも出来るんだ・・・・。」と
思ったかも知れませんが、役人でも、医療関係者でも、首長でも、国会議
員でも、警察官でも、自衛隊員でもないアナタは、きっと、「---する側」
ではなくて、「埋葬・火葬される側」になるのです。
なぜなら、感染防止のワクチンやタミフル服用には優先順位がありまして、
たとえば上記に書いた人たちが優先で、普通の国民にまで回るようには
作られていないのです。追っ掛け生産には早くて3ヶ月ぐらいかかる見込
みですから、感染の速度の方がきっと早いでしょう。
(アメリカなどでは、いつでも国民の全員に行き渡るよう備蓄をする方針だ。
H7N9型はまだかも知れないが。)
鶏やハト(中国人にはハトは食用)に、野鳥から鳥インフルエンザが感染し、
鶏やハトから豚に感染し、豚からヒトに感染。
そして今やヒトヒト感染が現実化しそう・・・・。
この流れが図式としては解っても、どうも現実感として解らなかった。
<鶏から豚>と言っても、日本では鶏舎や豚舎が近接しているとは考え
難かった。 それが、池上彰さんの特番でキッカリ合点が行ったのだ。
TBSの特番取材班が中国南部の山村に行ってみると、鶏は放し飼い、
豚小屋は住居と隣接。鶏は豚小屋をウロウロ、その豚、鶏とも河へは
自由に水飲みに行く。
野鳥が数百万羽もいる湖があったりして、乾燥した野鳥のフンを介して
鳥インフルに簡単に感染。
今までの大概のインフルエンザ流行の源泉が、この中国南部地方とい
うのも肯けた。
昔ながらのヒト豚鶏一体の暮らし、ウガイどころか手もロクに洗わない赤
貧の暮らし。
軽蔑するとか、バカにするとかではなくて、「衛生」などという観念を遡った
「今日を生き延びる」厳しい生活なのだ。そこが、感染の源泉であった。
さてさて、一旦パンデミックに見舞われたら、一般市民である我々には
「厳しい」予測も書いた。
最悪の場合、ワクチンの恩恵にも預かれないまま、野垂れ死にかも知
れないことを念頭に、シコシコ自衛するしかない。
まだ、現実感の湧かない方には、数年前の映画『感染列島』でも借りて、
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そうだ。5月の連休あたりにも増える見込みで、考える人は「その時、
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むむ、茨城だって、上海との直行便が運行されているから、空港前の
コンビニ・セイコーマートに立寄った安徽省の中国人から、店員に。
店員からセイコーマートの弁当便の運転手に感染し、自宅近くのセイコー
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行政書士
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自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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