忍者ブログ
 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
[828] [827] [826] [825] [824] [823] [822] [821] [820] [819] [818]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



今日は動くと暑いくらいでしたが、午前中に行政書士会副支部長を
引き継ぐため、預かっていたもろもろを整理。
ガサのある支部封筒が2種類4箱、宣伝用のノボリ旗のアンカーやら、
テキスト類、パンフレットなどなど。要りもしないポスター類は処分
することにして、お掃除まで含めるとエライ時間を取られましたね。


そんなで、モタモタしていましたら、午後からは曇り出していた上に
ゴロゴロと、雷雨の予感。
スッパリと、今日の散歩は中止にしました。


歩くコースが水田地帯ですから、落雷にあっては「健康」どころか、
一速飛びに、昇天してしまいますものね。
エライ用心深いじゃないの?なんて思われる方もお出でかも知れま
せんが、「自衛」とはこういうことだと思うのですね。


中学生時代には、顔見知りの先輩2~3人が、落雷で亡くなったと
いう経験がある、というのもあるかも知れません。
高台の山の上にある市立公園のグランドで、野球をしていて、雷の
直撃に遭い、あっと言う間。ちょうど3時頃だったでしょうか?
夕方5時過ぎのNHKニュースで、顔写真入りで報道されたのを見ま
したが、人の死のあっけなさを知ったのでした。

先日は、ジョギング中の神戸市の会社員の方が、落雷の直撃で亡くな
っています。

また先頃の新聞の社説でも、「新たな災害リスク」に注意喚起するも
のがありましたが、環境の変化から、昔と異なる気象状況が発生しや
すくなっていますから、経験則に頼るだけでない「自衛の注意力」が
大切になって来ているように思います。

●「防災・気象白書 新たな災害リスクに備えよう」
 (2009年6月1日 読売新聞社説)





それから今朝の新聞によりますと、またまた大きな労災死亡事故が
発生してしまいました。
大分市佐賀関の精錬所での、鉱石運搬船の荷揚げ作業中の3人死亡
事故。

●酸素濃度の検査記録は基準内 精錬所事故
(2009年06月14日 09:59 大分合同新聞配信)


ガテン系行政書士の当方、この記事でも考えました。
まず、詳しい事故報道は上記を読んで戴いたとして、以下書いてみ
ます。


記事では、「船倉内の酸素不足が事故原因との見方を強めている」と
して原因の断定を避けていますが、間違いなく酸素欠乏による事故
でしょう。銅鉱石を粉状に粉砕してから輸送しているとのことです
が、こうした一次加工をしてから輸送すると、ゴツゴツした鉱石の
ままより、スキ間がなくなるから沢山積めるのでしょうね。
ただし、銅鉱石というより「銅精鉱」(読売記事より)として積む
と、粉末状ですからその<表面積>が増え、酸化がより進むわけで
しょう。
佐賀関に接岸するまで、13日間船倉は閉鎖されていたといいます
から、精鉱の酸化が進み、船倉内の酸素はこの酸化に使われた訳
ですから、酸素欠乏状態にあった。

読売の報道によりますと、作業前の船倉14ヵ所の酸素濃度検査は
全て<20.9%>という記録があるという。
消防や労働局関係者の証言として「濃度が全て同じはありえない」と
言っているとあります。

手元の酸素欠乏危険作業主任者の基本テキストを見ますと、直下の
最上部、中間、最下部の3ヶ所の酸素濃度を調べ、その後、最下部
の最低7箇所を空気呼吸器等を装着して測定、とあります。

当然、最初の直下最上部、中間位置、最下部を測定した時点で、
密閉されていた船倉なのですから、同じ酸素濃度はありえないでし
ょう。

これまた死者にムチ打つようですが、お座なりの記録簿だったので
はないか?という疑いが深まってしまいます。


大分合同新聞の記事は、救出作業時の「酸素マスク」の使用にも
言及していますが、酸素欠乏の事故では、どんな事故でも共通して
いるのがここ。最初の一人が倒れ、それを助けようと次々に・・・、
という事故。気体は目に見えません。万全の体制、ガスマスクの
常時の装備など、基本中の基本を守って欲しいと願うばかりです。



前に県内であった事故でも、牛舎でエコ装置として、糞尿溜めが
作ってあったのですが、そこへ子牛が落ちてしまって、それを
助けようと息子が飛び込んだ!
子牛が倒れ、息子が倒れ、ビックリした父親が飛び込んで、牛は
勿論、経営者とその跡継ぎが一瞬にして亡くなってしまった事故
がありました。
その後、その牧場がどうなったか判りませんが、現業部門には
何かしらリスクは付き物です。
先回りしての、関連分野の知識・対応方法を身に付けるためには、
勉強が必要です。

「知らなかった・・・・・」が、最後の言葉にならないように。



人気ブログランキング   
ランキングに参加しています。クリックよろしくお願い致します。

 当方が「酸素欠乏危険作業主任者」資格取得研修に参加した時に
 は、毎日実際の現場で働いている、つまり、学科の苦手な方が
 来ていました。
 先生の質問に「二酸化さんそっ!」なんて答えて、部屋中一杯
 に笑われていました。
 <二酸化炭素>を<二酸化さんそっ!>なんて言って笑われた
 って、酸素欠乏危険作業の恐ろしさを思い知り、規定通りの
 作業方法が身に付けば、おんの字ですヨ。
 「知らなかった・・・」から「知った」「判っている!!」こう
 なるのですからね。

PR



コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


トラックバック
この記事にトラックバックする:
ようこそ! くろだのブログへ
    
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ブログ内検索
最新トラックバック
プロフィール
HN:
5596DA(ゴーゴークロダの意)
性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
MY OFFICE in KASAMA
黒田真一行政書士事務所
いばらき動物法務研究室
忍者ブログ、アクセス解析
ブログランキングに参加しています
人気ブログランキングへ
茨城県行政書士会のHPへ
茨城県行政書士会へ
QRコード
アクセス解析
お天気情報
カウンター
忍者ブログ [PR]