この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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15日(日)の毎日新聞・読書欄「この3冊」というコー
ナーで、コウモリの本が紹介された。
いつもだと、選者意中の文芸書やら推理小説などが
紹介されるコーナーなのだが、何がどうなってコウモリ
の本なのか? しかも3冊ともコウモリなのだからビックリ
したものだ。
●今週の本棚・この3冊:コウモリ=河合久仁子・選
(毎日新聞 5月15日付)
今では西洋文化の、映画やテレビでの<吸血鬼もの>の
影響をモロに受けて、当方も含めコウモリには良いイメー
ジなど到底持てていない。
古来中国のイメージでは、「福を呼ぶ」幸いの動物らしかった
のだが、今じゃそんなイメージはカケラもないだろう。
何ともコウモリにとっては、誠に不幸なことではある。
さてコウモリの実相はと言うと、まだまだ生態的には知ら
れていないことも多いらしい。この新聞記事にも書かれて
いるのだが、害虫を含め昆虫をメチャ食べる動物であり
(種の中には、フルーツ食がもっぱら、というのもいるが。)
地球や人間のためには、ツバメの次に益獣と言えるのだ
そうで。
さてさて、<この3冊>の筆者、河合久仁子さんはコウモリ
の研究者だから、コウモリの本3冊を紹介していたのだが、
調べてみると、中学時代から往復4時間の列車通学をして
いろいろな本を読み、獣医さんに憧れていたらしい。高校
を経て、動物生態学の研究者を目指すことにして、帯広畜産
大学を経て東京工業大学で博士号を取得。今は北海道大学
北方生物圏フィールド科学センター研究員としてコウモリの
研究者として活躍中とか。
氏が3冊の中に選んだ本に、■遠藤公男著『原生林のコウモリ』
というのがあり、【品切れ】とあった。
【品切れ】の本をどうして紹介するの!?という感じだが、
1973年に出版されたもので、私にとっては<早いもので・・・>
という感慨付きで考えさせて貰ったが、39年も前の本だもの、
【品切れ】もムリはない。
1冊目の『コウモリ識別ハンドブック 改訂版』は、国内に生息する
35種の観察方法などが書かれているらしいが、まだそんなに
コウモリに<入れ込む>積もりもなかったから、これはパス!し、
【品切れ】の方をアマゾンで探し、昨日夜から読んでみた。
で、
いやはや凄いの何のって!!
ま、昭和30年代の話だからして、今じゃ「大昔」のようなこと
なのだが、著者の情熱や旺盛な研究心、行動力たるや
今のどんなことにも通じるものがありますね。
ま、学校推薦図書になっていた児童書の類なのかも知れませんが
名著の部類に入るものでした。
奥羽山脈の只中、岩手と秋田の県境にまたがる八幡平の、
山懐の秘境に出来た分校の、教師として赴任した著者。
豊かな原始に近い自然、村人、生徒たちとの純朴な触れ合い、
村人たちのほとんどが文盲という当時の現実、判別の付かない
「現地の言葉」、今では想像も付かない東北の実生活。
厳しくも豊かな四季の移ろい。
田舎の代用教員が、児童が持って来たコウモリから、やがて、
コウモリの新種を発見し、学名に自分の名が織り込まれる
体験も経て、当時では稀有の、コウモリのためのブナ林伐採
を止めるまでの努力など、ページの減りを惜しむような読書
体験となった。
アマゾンのカスタマーレビューにあった文の一部を紹介する
と「今ではコウモリを学ぶ人の入門書として半ば伝説的な名著」
もうひとつに「コウモリ研究の初歩的バイブルとしても、また
児童文学の名著としても有名な作品になります。」
アマゾンに9000円台のプレミア価格も付いているものなど
残数6冊ほど。
河合久仁子さんが、紹介の3冊に挙げたのも判る気がしますが、
後進の研究者の卵さんのために、アマゾンさんのコーナーには
残しておいた方がイイような気になっています。
●人気ブログランキング へ
ランキングに参加中、クリックよろしくお願い致します。
日本野鳥の会ならぬ、「コウモリの会」なるものもあるそう。
当方もそのうち・・・・・。
まずは、散歩コースの時間選びも考えて、コウモリの出そう
な時を選ぼうか、なんて考え始めていますね。
ナーで、コウモリの本が紹介された。
いつもだと、選者意中の文芸書やら推理小説などが
紹介されるコーナーなのだが、何がどうなってコウモリ
の本なのか? しかも3冊ともコウモリなのだからビックリ
したものだ。
●今週の本棚・この3冊:コウモリ=河合久仁子・選
(毎日新聞 5月15日付)
今では西洋文化の、映画やテレビでの<吸血鬼もの>の
影響をモロに受けて、当方も含めコウモリには良いイメー
ジなど到底持てていない。
古来中国のイメージでは、「福を呼ぶ」幸いの動物らしかった
のだが、今じゃそんなイメージはカケラもないだろう。
何ともコウモリにとっては、誠に不幸なことではある。
さてコウモリの実相はと言うと、まだまだ生態的には知ら
れていないことも多いらしい。この新聞記事にも書かれて
いるのだが、害虫を含め昆虫をメチャ食べる動物であり
(種の中には、フルーツ食がもっぱら、というのもいるが。)
地球や人間のためには、ツバメの次に益獣と言えるのだ
そうで。
さてさて、<この3冊>の筆者、河合久仁子さんはコウモリ
の研究者だから、コウモリの本3冊を紹介していたのだが、
調べてみると、中学時代から往復4時間の列車通学をして
いろいろな本を読み、獣医さんに憧れていたらしい。高校
を経て、動物生態学の研究者を目指すことにして、帯広畜産
大学を経て東京工業大学で博士号を取得。今は北海道大学
北方生物圏フィールド科学センター研究員としてコウモリの
研究者として活躍中とか。
氏が3冊の中に選んだ本に、■遠藤公男著『原生林のコウモリ』
というのがあり、【品切れ】とあった。
【品切れ】の本をどうして紹介するの!?という感じだが、
1973年に出版されたもので、私にとっては<早いもので・・・>
という感慨付きで考えさせて貰ったが、39年も前の本だもの、
【品切れ】もムリはない。
1冊目の『コウモリ識別ハンドブック 改訂版』は、国内に生息する
35種の観察方法などが書かれているらしいが、まだそんなに
コウモリに<入れ込む>積もりもなかったから、これはパス!し、
【品切れ】の方をアマゾンで探し、昨日夜から読んでみた。
で、
いやはや凄いの何のって!!
ま、昭和30年代の話だからして、今じゃ「大昔」のようなこと
なのだが、著者の情熱や旺盛な研究心、行動力たるや
今のどんなことにも通じるものがありますね。
ま、学校推薦図書になっていた児童書の類なのかも知れませんが
名著の部類に入るものでした。
奥羽山脈の只中、岩手と秋田の県境にまたがる八幡平の、
山懐の秘境に出来た分校の、教師として赴任した著者。
豊かな原始に近い自然、村人、生徒たちとの純朴な触れ合い、
村人たちのほとんどが文盲という当時の現実、判別の付かない
「現地の言葉」、今では想像も付かない東北の実生活。
厳しくも豊かな四季の移ろい。
田舎の代用教員が、児童が持って来たコウモリから、やがて、
コウモリの新種を発見し、学名に自分の名が織り込まれる
体験も経て、当時では稀有の、コウモリのためのブナ林伐採
を止めるまでの努力など、ページの減りを惜しむような読書
体験となった。
アマゾンのカスタマーレビューにあった文の一部を紹介する
と「今ではコウモリを学ぶ人の入門書として半ば伝説的な名著」
もうひとつに「コウモリ研究の初歩的バイブルとしても、また
児童文学の名著としても有名な作品になります。」
アマゾンに9000円台のプレミア価格も付いているものなど
残数6冊ほど。
河合久仁子さんが、紹介の3冊に挙げたのも判る気がしますが、
後進の研究者の卵さんのために、アマゾンさんのコーナーには
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日本野鳥の会ならぬ、「コウモリの会」なるものもあるそう。
当方もそのうち・・・・・。
まずは、散歩コースの時間選びも考えて、コウモリの出そう
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HN:
5596DA(ゴーゴークロダの意)
性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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