この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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10月1日(日)付読売の『空想書店』欄に映画監督の西川美和さん
が、こう書いています。
『我が家の本棚は、訪れた友人からしばしば「物騒だ」とコメントさ
れます。殺人、詐欺、異常心理、悪徳商法、死体、などという文字
がずらずら並び、言われてみれば確かに血生臭い。』
西川さんの場合、その多くが映画の脚本を書くための資料として集め
たものらしいですが、当方などはそんな気も能力もないもので、上記の
様<血生臭い>ものは、縁がないですね。
仕事がら詐欺、悪徳商法、金銭トラブルの類の本が全然無くはない
のですが、<血生臭い>ことは、ホラー、スリラーものはじめテンで
好きではないもので、当然身近にも皆無といってもいいぐらい・・・。
そんな当方ではあるのですが、『死体闇取引』アニー・チェイニー著
早川書房(2006年7月31日初版) なる本に偶然目が留まって
読んで見ました。
アメリカのドキュメンタリールポなのですが、凄まじいですね。
ぐだぐだ紙幅を費やすのも何ですから、同書のカバー裏の案内文を
引用してみましょう。
『死後まもない遺体の臓器が移植に用いられたり、医学部での実習用に
献体が募られたりというのはよく聞く話だが、死体にはその他にも多くの用途がある。
医療機器メーカーが医者を対象に新製品の実演販売をして
みせる、骨ペーストや骨ねじの原料になる、または軍部が地雷防護服
を着せてその強度を実験する・・・・
しかし、これらのすべてが遺族の合意に基づいて行われているわけでは
ない。
死体の需要と供給は、不法な死体の横流しや窃盗によって均衡を保って
いるのだ。
死体をパーツに切り分けて出荷する火葬場
[遺灰は適当に集められて返却される]、解剖室で余った死体を闇に
流して私利を得る大学関係者、死体の出場所も確認せずに遺体を医療
製品に加工する組織バンク、そして彼らをつなぐ仲介業者など、
死体調達のネットワークは思いのほか
身近で、複雑で、陰湿だーーー。』
驚くべき死体ビジネスの実態を明かす衝撃のルポと結んでいるが、
じゃあ、日本じゃどうなの?と疑問も湧きましたね・・・。
数日前の臓器売買のニュースだってあったばかりですしね。
訳者の中谷和男氏が<訳者あとがき>で「日本では当面はないようだ。」
と書いていますが、医学生定員も増えていることだし、解剖用の死体
供給は順調なんでしょうか?
献体希望者の団体<白梅会>というんでしたか、医学の基礎教育に
遺体解剖は欠かせないのですから、死後献体するというその御意志は
尊いことではありますが、今の若いヤツが真面目にやんのか心配ですし
ね、私はどうしてもそういう気にはなれません。
全身をサラミのようにスライスされて永久標本にされる、なんていうのも
ヤダしねーー。目玉だけホルマリン漬け、これまたヤダねーー。
あの<どくとるマンボウ>の北杜夫氏(若い人は知らないかも。)、
たしか東北大医学部卒だったと思いますが、医者になんかなる気が
さらさらないものだったから、誰しもが希望して倍率の高い胴体部(内
臓がいっぱい詰まっていて勉強の宝庫)など解剖する気がまるでなく、
<腕を貰って>解剖した・・・・なんて笑い話を彼が書いていましたが、
昔読んだ頃この話に<献体者はこんな輩にイジクられたんじゃ、浮かば
れないな>と思ったことを思い出しました。
さて、今日ご紹介した本に<死体部位別価格一覧表>が出ています。
頭部、頭部(脳なし)、脳、肩(片方)、胴体、手首(片方)、脚(一本)、ひざ(片方)、死体一体、内臓のない胴体、各種臓器(1個)
頚部・・・・・$○○○~$○○○って全部プライス明示。
パーツ毎に明朗プライスって、頭痛がしましたね。
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が、こう書いています。
『我が家の本棚は、訪れた友人からしばしば「物騒だ」とコメントさ
れます。殺人、詐欺、異常心理、悪徳商法、死体、などという文字
がずらずら並び、言われてみれば確かに血生臭い。』
西川さんの場合、その多くが映画の脚本を書くための資料として集め
たものらしいですが、当方などはそんな気も能力もないもので、上記の
様<血生臭い>ものは、縁がないですね。
仕事がら詐欺、悪徳商法、金銭トラブルの類の本が全然無くはない
のですが、<血生臭い>ことは、ホラー、スリラーものはじめテンで
好きではないもので、当然身近にも皆無といってもいいぐらい・・・。
そんな当方ではあるのですが、『死体闇取引』アニー・チェイニー著
早川書房(2006年7月31日初版) なる本に偶然目が留まって
読んで見ました。
アメリカのドキュメンタリールポなのですが、凄まじいですね。
ぐだぐだ紙幅を費やすのも何ですから、同書のカバー裏の案内文を
引用してみましょう。
『死後まもない遺体の臓器が移植に用いられたり、医学部での実習用に
献体が募られたりというのはよく聞く話だが、死体にはその他にも多くの用途がある。
医療機器メーカーが医者を対象に新製品の実演販売をして
みせる、骨ペーストや骨ねじの原料になる、または軍部が地雷防護服
を着せてその強度を実験する・・・・
しかし、これらのすべてが遺族の合意に基づいて行われているわけでは
ない。
死体の需要と供給は、不法な死体の横流しや窃盗によって均衡を保って
いるのだ。
死体をパーツに切り分けて出荷する火葬場
[遺灰は適当に集められて返却される]、解剖室で余った死体を闇に
流して私利を得る大学関係者、死体の出場所も確認せずに遺体を医療
製品に加工する組織バンク、そして彼らをつなぐ仲介業者など、
死体調達のネットワークは思いのほか
身近で、複雑で、陰湿だーーー。』
驚くべき死体ビジネスの実態を明かす衝撃のルポと結んでいるが、
じゃあ、日本じゃどうなの?と疑問も湧きましたね・・・。
数日前の臓器売買のニュースだってあったばかりですしね。
訳者の中谷和男氏が<訳者あとがき>で「日本では当面はないようだ。」
と書いていますが、医学生定員も増えていることだし、解剖用の死体
供給は順調なんでしょうか?
献体希望者の団体<白梅会>というんでしたか、医学の基礎教育に
遺体解剖は欠かせないのですから、死後献体するというその御意志は
尊いことではありますが、今の若いヤツが真面目にやんのか心配ですし
ね、私はどうしてもそういう気にはなれません。
全身をサラミのようにスライスされて永久標本にされる、なんていうのも
ヤダしねーー。目玉だけホルマリン漬け、これまたヤダねーー。
あの<どくとるマンボウ>の北杜夫氏(若い人は知らないかも。)、
たしか東北大医学部卒だったと思いますが、医者になんかなる気が
さらさらないものだったから、誰しもが希望して倍率の高い胴体部(内
臓がいっぱい詰まっていて勉強の宝庫)など解剖する気がまるでなく、
<腕を貰って>解剖した・・・・なんて笑い話を彼が書いていましたが、
昔読んだ頃この話に<献体者はこんな輩にイジクられたんじゃ、浮かば
れないな>と思ったことを思い出しました。
さて、今日ご紹介した本に<死体部位別価格一覧表>が出ています。
頭部、頭部(脳なし)、脳、肩(片方)、胴体、手首(片方)、脚(一本)、ひざ(片方)、死体一体、内臓のない胴体、各種臓器(1個)
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HN:
5596DA(ゴーゴークロダの意)
性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
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茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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