「トイレの法則」の読後に・・・・

「餅屋は餅屋」という言葉がありますが、どの世界にも専門家という
のがありますね。


何かで読んだ社長。一家言あって、「会社に来てから用を足してるよ
うじゃ見込みはネェー！！」当方などもこの言には賛成の方ですが、
世の中は広い。


ある便器メーカーなどでは、この便がスムーズに流れることに日夜
奮闘しているワケで、ウチで済まして来るなんざもっての外。

その貴重なモノは、どうぞ会社に来てから・・・・、社運を賭けて
日夜奮闘しているのだからしてーーーなんてトコロもある。


うむ、ここまで書いて、「社ウンを賭けて・・・」「フン闘し・・・」
我ながら、あまりに見事に掛け言葉が決まって！ビックリしてま。



さてさて、午前は雨でしたが、どうも事務所に篭りっきりでは調子
もいま一つなもので、気分転換に図書館へ。

いえ、時間は取らず、捜し物の本を他館から取寄せてもらおうと
思ったワケなんです。


読書案内のメルマガで目に留まった本、

■星野延幸『トイレの法則　「トイレ掃除」でわかった！
　　　　　　　伸びる会社・伸びる人』ＰＨＰ研究所　２００７年２月

を捜してもらおうと。タイトルがタイトルだけに、絶版になって
おりましたし、アマゾンでも中古本がありません。

頼んで帰って来まして、自分のところの駐車場へ車を停めたその時、
電話が鳴り、この図書館にあると。

今帰って来たところ、再度借りに行って来ましたよ。
即「反応！」が大事ですからね。



１６もの転職の後、「トイレ掃除」という天職を見出した社長さん
の本。ま、書き馴れていない方の本ですから、平板ではありますが、
スキ間で存在場所を確立した、パイオニアの哲学・パッションは伝
わりました。

それから「餅屋は餅屋」での、守備範囲の＜目配り＞＜勉強ぶり＞は
大変参考になりましたね。



男子用小便器周辺の汚れが目立つことは、万国共通のようですが、
オランダ・スキポール空港の男子トイレで、清掃費用が年間１億円
も浮いた話など、専門家ならではの話が読めました。

「ハエ一匹で一億円」だというのですからね・・・・。


種明かしは、オランダのスフィンクスというトイレメーカー、公衆
トイレの汚れに頭を痛めていて、起死回生、開発したのが、「ハエ
のついた便器」だったそう。

小便器に的がないため、アチコチ乱れ飛んで汚れの元になっていた
のを、ハエを１匹プリントした便器開発で、誰もが「理想的な角度」
を獲得し、結果、劇的な改善となったのだとか。

空港のトイレですから、印刷したハエの効果があったということで
すが、それにしても、黒い目であろうが青い目であろうが、ハエが
そこにあれば、それ目掛ける・・・・とは、ネッ！！


それから、上で書き漏らした、社運を賭けて日夜奮闘している便器
メーカー。ここのトイレは、便器からのパイプがすべてビルの外に
むき出しになっていて、しかも透明のパイプなんだそうです。

「終ると・・・」「水と一緒にソレが流れ・・・」研究員がその
流れがスムーズなりや？いなや？？シッカリと克明に観察して
製品開発に活かすべく＜日夜奮闘＞しているのだそうですヨ。

社員一同、一丸となって社運を賭けた協力体制にあるのだそうで
あります。


き、今日はツイ、熱が入ってしまいました。


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　＊この本から
　　著者は自動車産業、石油化学産業、コンピューター産業を
　「基幹産業」と呼ぶなら、飲食業、食品販売からトイレ掃除に
　　至る産業は「器官産業」だって・・・。


　　上のブログを不快に思われた方がいるかも知れませんが、人間
　　が生きていく為に最低限必要なコトですからね。
　　悪しからず・・・。
　　当方は、環境、エコの観点から、研修連続１０日・最終日試験
　　という過酷な浄化槽管理士の資格も取得して、地道なヒトの
　　イトナミも見つめています。