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●<賠償命令>飼い主に5400万円 犬に襲われた女性死亡
(毎日新聞3月6日(木)20時34分配信)
最近の自転車事故での裁判では、大きな額での損害賠償支払い
を命じる判決が出ているが、今度はペットによる死亡事故での
損害賠償判決で、これまた大きな賠償額の支払い命令がでた。
飼い主は、鎖でなく散歩用のリードでつないでいた過失。
しかも、そのリードも古くなって劣化していたというが、別な記事に
よれば、その劣化したリードを修理しながら使っていたというから、
もう論外だ。
上記記事によれば、事故のあった2011年8月の一年前、10年夏
にも逃げ出してこの女性に噛み付いた前科があったといい、裁判官
は「犬が係留を嫌ってひもを強く引っ張る可能性を十分認識できた。
注意して管理したとは到底言えない」と指摘したとある。
昨日も『時代は変わっている』話を書いたが、飼い主は71歳の男性。
ニュース記事だけで断定は避けねばならないが、今や何事も厳しく
『責任』を問われる時代であること、が意識の中にあったのかどうか。
運転免許を取っていれば、<まさか!?>ということを念頭に運転を
しろ、とは教習のたびに教わったはずだ。これは、他人様を傷つける
恐れがあるものを所有する時には、常々意識しておかねばならないこ
とだろう。
はるか昔の、向こうの軒先を見れば野良のワンコがうろうろしていた時代、
食わせるモノは味噌汁のブッカケご飯を喰わせていればイイ時代の犬
じゃないのだ。
散歩用のリードを係留に代用し、しかもそれが古くなっていたのを判って
いても、それを「直し」「直し」持たせて来たような、ケチ臭いことをしてい
るから、結局は71歳にもなってから、身代全てを失うハメになってしまっ
た・・・。
人ひとりが亡くなったというのに、昨年4月に50万円の罰金刑というので
は、被害者感情としてはやり切れなかったろうと思う。
それに、実際のところは判らないが、事故後の加害者側の対応も良くな
かったのだろう。「ちゃんと繋いでいたし、犬がやったことで、不可抗力と
いうヤツだ・・・。」
「悪いのは犬で、ワタシじゃァない!!」とかなんとか。
当方の友人を訪ねた折り、聴いた話。
ある日のこと。
その友人の飼っていた犬が、まったくの突然に、掴んでいたリードを振り
ほどいて、我が家の敷地から路地に抜け、向かいの家の生垣を潜って相
手方の家の庭に駆け込んだのだそうだ。
そして、たまたま庭で遊んでいたお向かいの女の子に、脱兎のごとくに
走って、ジャレついたのか、襲ったのかは不明なのだが、のしかかった
のだとか・・・・・。
幸い大事には至らなかったのだが、友人は誠心誠意、管理の不備を謝り、
狂犬病注射の手続きを済ませ、その直前まで可愛がっていた愛犬を、有無
を言わせず保健所に持ち込み処分した・・・・・ということだった。
事後処理の詳細は不明だが、機敏な対応と心からの侘び。可愛がっていた
当事犬の速やかな処断が功を奏して、大事を招く前に事態は収束した。
勿論、ケガの事案と襲われたことによる転倒、脳挫傷による約1ヶ月の治療
の後の死亡事案を一緒くたには出来ない。
しかし、10年夏一回目の咬傷事故時の初動対応から、事故の過少評価、
飼い主責任自覚の欠如が今回の悲惨を生んだことは間違いないところだろう。
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上記に紹介した友人は、当方同様に小心もので、咬傷事故に慌てふためき
可愛がっていた愛犬を一目散に保健所へ連れていった・・・。
当方が訪ねたのは、事故後まもなくのことであったのだが、その時は正直
「何もスグ殺さなくても良かったものを・・・。」と思ったものだ。だが、相手の
被害者感情を考えれば已むを得なかった処置と、今は思っている。
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日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。