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 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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前に10月29日のこの欄だったか、「困ったさん」のことを書きましたけれど、いやはや世の中こんな人たくさんいるんですね。


当方もともと山歩きが好きで、そんなニュースに耳欹てていた頃もありました。だいぶ昔の話になりますが、山に中高年登山者が増えるにつれて、山にも「困ったさん」がワンサカだったんですね。

山の痩せ尾根で記念撮影。おととと、足まで写ってないからって、撮影者がカメラ覗いたまま後ろへ後ずさり・・・・。で、「あれーーーーェ!!」ってそのまま谷底へ、とか、普段歩ったコトない人が行くものだから、途中でギブアップ!?で、「あの、モシモシ、パトカー1台来てください!!」と麓の警察署へ電話。山の上にパトカーどうやって行くの??とか、足を折って歩けなくなった人が「モシモシ、あのヘリお願いします!!」「あの、それでェ、民間のは高いから、ケーサツのへりお願いしますね!?」って、もうーーーーーーーー。こんな困ったさんが続出してるらしいんですね、山で。


昨日夕方、近くの自然公園へ散歩に行きましたら、前方にお年寄りのペアが。奥さんの方は両手で何やら抱えながら歩いています。

お孫さんでも抱っこしてるのかな?大変だな・・・・、そう思いながら歩いて行きましたら、当然コチラの方が速いですからやがて追いつきましたよ。
おっと、おばあさんの手元を見たら何やらカゴのようなものを大事に抱えているんですね。毛布というか、そんな布切れにくるまれて、おめ目パッチリ!のお犬さまでしたね。
あれじゃ、<散歩>になんねーーつの!!


ま、あの時点じゃ誰に迷惑掛けてる訳じゃなし、カラスの勝手なのですが。


さて、昨日の読売に『悪質119番許さない!』の記事が大きなスペースを取って掲載されています。横浜市の事例を引きながらの記事でしたが、総務省消防庁の統計によりますと、この10年で救急車の出動件数が190万件も増加しているのだとか。このため年々救急車の到着時間が遅くなり、軽傷者の搬送で重傷者が救えなくなる恐れが出てきていると。

ここにも「困ったさん」が続々・・・・。
新聞からそのまま拾ってみましょう。
①「子供が熱を出した」の通報で掛け付けたが、具合が悪かったのはペットの犬②救急車が到着すると、通報者が荷物を持って待っていた。検査入院のためにかかりつけの病院まで搬送した。③「寒気がする」との通報だったが、ストーブの付け方がわからないだけだった④腹痛の通報で救急隊が駆けつけたところ留守。通報者は空腹のため、買い物に出ていた。
(以上2006年11月25日付読売新聞から)
あと3つぐらいアホの事例が出てましたが、ご興味の方は新聞で読んで下さいね。

しっかし・・・・・、「子供が熱を出した」で行ってみると、ペットだっ
た・・・・・。もう絶句!!っす。


学校でも給食費を払わない家庭が増えているし、生活保護を貰いながら高級車を乗り回し、支給停止と判断した市の担当者が逆に脅され代々ノイローゼに・・・とか、モラルのメルトダウンに歯止めが利きません。

我がHPの「また、質問いいですか?」とか「何かまた思いついたら、メール下さい。」なんかで腹立ててはいけないな、まだまだ可愛い方なんでしょうね。



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いやはや3回続けて<動物>がらみのブログになってしまいます。
ここは「ペットきゃわいい!!」のページではないのですが、その・・・、偶然デス。

おとといでしたか、徳島市の眉山の急斜面から、保護ネットにダイビングして無事救出された野良犬のニュース。ま、良かった、良かったということで一件落着でしたね。


あの日は、どこのワイドショーを回しても子画面にこのワンちゃんが映っている状態で、電話口には動物作家までが引き出されて、「もうー、限界ですね・・・・」とか「麻酔銃はいけません・・・・」とかしゃべらされておりましたね。

当方は水戸で行政書士会の会議のため、救出劇までは見られなかったのですが、それにしても徳島西消防署レスキュー隊員の方々もプレッシャーが掛ったでしょうね。先の「麻酔銃はいけません・・・・」じゃないですが、日本全国の<外野><ギャラリー>を向うに回して、ご苦労様でした。

「前日の網が拙かったんですよ」「あれで怖がらせてしまった・・・」「あれがダメでしたね・・・・・!」なんてコテンコテンでしたからね。

良く考えたら、ただの野良犬一匹なのですが。(犬好きの方、ゴメン。
当方も動物法務を標榜する身、ここはまったく厳密に・客観的に書いています。)この犬のため<だけ!>にニッポンが瞬間沸騰しましたからね。


しかし、意地悪く考えると、なんて日本のマスコミってこうも単細胞なんだろ?見ている視聴者もなんて乗せられてしまうんだろ?

一匹の犬の画面にハラハラクギ付けになりながら、同じ人間が昼にステーキをレアで喰ってる図を想像すると、ハテ?!と思ってしまいます。


この救出の犬に、全国から「飼いたい」の声が30件もあるといいます。
それはそれでうれしいことなのですが、23日の徳島新聞が書いています。「助かってよかったと思う反面、モヤモヤした気分も」と。
徳島県愛護管理センターによると、昨年県内で殺処分された犬猫は7000頭余といいます。(2004年全国3位、2005年も上位の見通し)

さて、救出犬は1匹だけですから、申し出られた30件のうち1件の方にしか引き渡せません。で、その時他の29件の方に「他にも可愛いワンちゃんがおりますけど・・・・」と言いますと、「じゃ、いらない!」となるでしょう。あの、テレビに映っていたあの犬だけが欲しい方々なのですね。

北海道だか大阪だか知りませんが、地元に引き取って散歩に連れ歩く時、
「たくの犬、ほら、あのテレビに映ってたあの犬なのよ!」と言いたいばっかりに引き取りたいらしいのですね。野良クンがテレビに映ったばっかりに、トタンにブランド化するんす!?

何と言う、浅薄さ。これが日本の底の浅い「動物愛護」の実態です。
(こんな引取り話、前にもありましてね。何かの本で読みましたが、多分今回も同じだと思っています。)



あの夜、会議やら研修やら終わって帰りましたら、FAXが入っておりまして、動物取扱業の登録申請をしたい、という問い合わせ。
書類全部整えるから、持ってって貰うだけで<いくらでやってくれますの?>という内容。
当方は動物法務を標榜している行政書士ですからして、そちらさまの<業>としてやる体制をキッカリとチェックしてからでないと、業務は行えません・・・・とお返事してあげましたが、夜中の11時過ぎまで<動物>漬けの日となりましたね。
あーーー、疲れた!!

それにしても・・・・・・、(自分で)作った書類を持ってってくれますか?って、ペット君たちが「幸せに」待遇されているか?それを確かめもしないで書類出せないっしょ!!
きっと、5000円ぐらいで・・・・・、なんて考えてたんでしょうけれど、そんな方々は「これからは、業として<命あるもの>を扱ってはいけない」時代が来ているのですがね。



<ご参考>
 どうぞ、児玉さんのホームページ見て下さいね。
  どうぶつたちへのレクイエム   児玉小枝


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読売のネットニュースによりますと、新潟県中越地震の際飼い主とはぐれ、保護されていた動物93匹のうちの最後に残っていた雄猫(推定10歳)が、新潟市内で余生を送ることになり、やっとすべての行き先が決まったのだそうです。

「この猫は、震災1ヶ月後の2004年11月末、全住民が非難した新潟県山古志村(現長岡市)で保護され、県の動物保護管理センターに預けられていた」(読売)そうですが、高齢のためなかなか引き取り手が決まらず、一緒に保護された仲良しの「トラ」が10月にセンターを去った後は最後の1匹になっていた、のだそうですが、良かった、良かった。


先週は、<この震災その後>のニュースが各局で放送されました。NHKでは、山古志村(現長岡市)の千枚田復興のドキュメント。19日にフジでは、同じ山古志の錦鯉養殖業親子の奮闘記「裸一貫出直し被災家族・山古志恋歌」(ザ・ノンフィクション)。

ちょうど震災から2年が経ちます。
経済的苦難がまだまだ続くようですが、どうか頑張って、と祈るばかりです。
そして訳も解らず苦難の運命に放り出されたペットたちにも・・・。

『最後に残った中越地震保護動物、猫の「ボス」新居決定』(読売)の見出しにホッ!?と救われますね。


【ご参考】
 いざというとき役立つ 犬と猫のための災害サバイバル 香取章子 学研
出動!災害救助犬トマト』  池田まき子 ハート出版



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先週には京都で、国内発症が36年ぶりという狂犬病発症の患者さんが発見されました。8月末にフィリピンで手を噛まれてのことだったらしいですが、残念ながら亡くなりました。

最初(9日)は風邪のような症状が出て受診。その後幻覚症状、水や風を怖がるなど狂犬病特有の症状が出て、16日の新聞では重体と出ていましたが程なく死亡。中国での狂犬病大発生が報じられる中、スワッいよいよ国内に流入か?と懸念されましたが、そうではありませんでした。良かった。

新聞によると、1955年以来国内で犬に噛まれて狂犬病を発症した人は出ておらず、57年以降狂犬病の犬も見つかっていないとのことですが、
中国・韓国での流行が報じられる中(中国では、疑いのある犬の強制殺処分で2000人のデモがあったばかり。)いつ国内に流入して来るか?獣医師など関係者の間では、警戒感が高まっていた矢先の今回の事件でありました。

患者さんには大変お気の毒ではありましたが、狂犬病に罹れば間違いなく100%死亡する怖い人畜共通感染症です。これを機会に注意しなければなりません。
動物愛護管理法、狂犬病予防法など関係法規があるにもかかわらず、飼い主の意識はまだまだ低く、予防注射の摂取率が40%台といいますからね。
お隣中国、韓国経由で狂犬病が流入して来た時、国内に爆発的に蔓延する素地は充分にあります。そしていつ何時、自分が被害者になってしまうか解りません。

対岸の火事と無関心を決め込むのでなく、日頃の意識が大切ですね。

幸い日本では野犬は少なくなりましたが、ペットブームが続く中、人様の犬の頭を撫でたりする時が要注意です。なんせ予防接種していない確率が半分ありますから・・・・。
もともとペットが好きではない人より、好きな人ほど注意!ですね。
散歩途中で初めて会った犬に、お愛想がてら撫でようとしてガブリ!!なんてことのないよう注意して下さいね。



昨日の読売新聞の健康相談コーナーには、「トキソプラズマ 胎児に悪影響?」という相談が載せられています。これも人畜共通感染症の一種ですが、今日はこれに触れる紙幅がありませんので、またの機会に致しましょう。


いずれにしても、注意して周囲を見ておりますと、危険がいろいろ。
「知らなかった・・・・・。」で天使になってしまうのも、ヤでしょう?
意識さえあれば、インターネットでだってそこそこの情報が仕入れられる時代です。
少しでも『意識的』に生活したいものです。



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13日だったか、<地球温暖化>について書きましたが、ちょうど今度の日曜日のTVで、『デイ・アフター・トゥモロー』という2004年に話題となった映画が放送されます。(11月19日・日・午後9:00~11:09 朝日)

当時の小池環境大臣もこの映画を見た後、例の<クールビズ>を提唱したり、というキッカケになった映画だったのでしたが、当方は映画館に行けず、その後もビデオ屋さんに行くたび棚を見たのでしたが、5,6本もあったでしょうか? にもかかわらず、いつも貸し出し中で見られずじまい。そのうち忘れてしまっておりましたけれど、「環境」を考える上ではチェックが必要な映画ですね。どうぞ皆様もお見逃しなく。

新聞評では<物語はちょっと物足りない。>(読売)とのことですが、<壮大な規模で描き出される自然の驚異、都市壊滅の様子は圧倒的な迫力で見応えたっぷり。>とありますから、『地球温暖化の”その先”』を想像する材料としては見逃せませんね。


さて話はガラリと変わりますが、おととい・昨日とバタバタとした日で昼食を3時半とか4時に摂ってる始末でして、今日はダラーッと流させていただきました。

そんな折、今週は『種田山頭火ーーーうしろすがたのしぐれてゆくか』村上護著 ミネルヴァ書房(2006年9月初版)なる本を読んでいろいろ考えてしまいましたね。
今では名前ぐらいは知っておられる方も多いでしょう。しかし山頭火が世に出たのは、昭和46年秋になって一気にブームに火がついてから・・・と言います。亡くなったのは山頭火58歳の時。昭和15年と言いますから、実に没後30年も過ぎてからのブームということになります。
生きている間は極貧の中、<世捨ての旅>を続け漂白の生涯を閉じました。
子供を一人もうけましたが、離婚し破滅型の人生を歩み、乞食と見紛う人生でしたが、松尾芭蕉に重ねた生き様は壮絶と言っても良いもの。
人生を賭けて俳句に臨み、その推敲ぶりは極めて徹底したものだったといいます。

いよいよ齢を重ね、草莽の庵を編むにつき、半ば無宿の無頼者であってみれば地域の総代会などでの反対に会い、死体になった時には引き取り手があるのか、まで問い詰められた・・・・、艱難の連続。


あえて荊の道筋を歩む人生とは何なのか?

破滅型の放浪癖のある人間の心情は判らないままでありますが、山頭火の才能に惚れ<尽くし尽くす>パトロンの人生もまた凄まじい。計画性など皆無の山頭火が旅先から発信するカネ無心のハガキに、<無抵抗?>に送金するパトロン。読んでいて山頭火の<意地汚なさ>に吐き気さえ憶えましたが、息子が長じてからは、その息子にも頼る生き方とは何なのか?薄給の息子からのナケナシの送金も数日の酒代にしてしまう神経とは。飲み方も徹底した泥酔だったらしいから、何と言うヒトなんだ・・・・、と読書途中で何度も腹を立てたものでした。

また熊本の別れた妻のもとにも、何度となく転がり込む始末でその破滅型人格には辟易しました。
しかし、それでも全人生を賭けた天才の生き様には、教えられること大なるものがある読後でありましたね。


    自嘲

 うしろすがたのしぐれてゆくか   
                     山頭火






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行政書士
趣味:
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自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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