この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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昨日づけの読売に、<藤沢周平記念館>が作家の故郷・鶴岡市に
出来た記事が載った。
(2010年5月4日付読売新聞文化面、佐藤憲一記者)
●藤沢周平記念館が開館・・・山形・鶴岡
(2010年4月30日 読売新聞)
作家の没後すぐに、記念館設立の構想が持ち上がったのだそうだが、
藤沢氏は派手なことが嫌いだったとして遺族が難色を示し、そのまま
になっていたのを、粘り強い鶴岡市の交渉でこのほど実現したのだ
そうだ。
佐藤記者の記事によると、「市の財政に負担をかけないこぢんまり
した規模で、観光のための集客施設にならないなら」(娘婿の遠藤
崇寿さん)と作家ご本人同様、お身内にも氏の精神が連なっているの
が微笑ましかった。
東京・練馬にあった自宅の解体時の天井、障子、畳などがそのまま
使われ、本棚の本の並び方にまで神経を使い、20年間使われた
書斎を正確に再現したという。
よくありがちな、映画化されたスチール写真の飾りつけでスペース
を埋めるような作りではなく、実際は映画化、ドラマ化でファン層
を広げたキライがないではないが、記念館は「ペンで勝負した藤沢
さん」の紹介に徹しているそう。
ま、鶴岡市にしても、一過性のブームとかに寄りかかるのではなく、
庄内の風土を愛し、世に広めた郷土の作家を心から敬愛する姿勢な
のだろう。
●藤沢周平の山形 海坂藩探訪 山形大教授・山本陽史
読売・地域版〔山形〕企画・連載
「作家誕生への経緯・『半生の記』」(2009年5月13日読売)
●人気ブログランキング へ
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映画「たそがれ清兵衛」やら「蝉しぐれ」に魅かれて・・・だけ
ではなく、藤沢周平の故郷・鶴岡市とは目と鼻の先の新潟県村上市
に暮らしたことが、当方がこの作家に魅かれる動機ともなっていると
思われる。
私がこの土地に帰るときは、ふつう新潟回りで日本海に出る。
・・・・・・(中略)・・・・・・・・・・・・・・・
しかし新潟から山形へと県境を越えるころから、左手に海が
見えて来る。折から海に日が沈むところであった。いまひと息で
読み終わる小説への興味に、ついに日本海の落日が打ち勝ち、
私の眼は窓のそとの光景に釘づけになる。そして胸の中では、
こんなうつくしい風景がよそにあろうか、とつぶやいていたので
ある。
(■藤沢周平『ふるさとへ廻る六部は』所収「日本海の落日」
新潮文庫より)
この<新潟から山形へと県境を越える>新潟側の村上に暮らし、
山北町から鼠ヶ関を越え温海町を過ぎると鶴岡に入る。
月山、羽黒山、湯殿山を巡るにももう新緑の季節を迎えたか?
ブリザードのような海鳴りの季節があるから、たおやかな春が
いっそううれしいのだ。
事務所の左の壁には、今も<月山・羽黒山・湯殿山>と書かれた
木札に鈴のついた草鞋の土産品が下がってある。
また、村上から鶴岡まで歩いてみようか、と思った今日だった。
出来た記事が載った。
(2010年5月4日付読売新聞文化面、佐藤憲一記者)
●藤沢周平記念館が開館・・・山形・鶴岡
(2010年4月30日 読売新聞)
作家の没後すぐに、記念館設立の構想が持ち上がったのだそうだが、
藤沢氏は派手なことが嫌いだったとして遺族が難色を示し、そのまま
になっていたのを、粘り強い鶴岡市の交渉でこのほど実現したのだ
そうだ。
佐藤記者の記事によると、「市の財政に負担をかけないこぢんまり
した規模で、観光のための集客施設にならないなら」(娘婿の遠藤
崇寿さん)と作家ご本人同様、お身内にも氏の精神が連なっているの
が微笑ましかった。
東京・練馬にあった自宅の解体時の天井、障子、畳などがそのまま
使われ、本棚の本の並び方にまで神経を使い、20年間使われた
書斎を正確に再現したという。
よくありがちな、映画化されたスチール写真の飾りつけでスペース
を埋めるような作りではなく、実際は映画化、ドラマ化でファン層
を広げたキライがないではないが、記念館は「ペンで勝負した藤沢
さん」の紹介に徹しているそう。
ま、鶴岡市にしても、一過性のブームとかに寄りかかるのではなく、
庄内の風土を愛し、世に広めた郷土の作家を心から敬愛する姿勢な
のだろう。
●藤沢周平の山形 海坂藩探訪 山形大教授・山本陽史
読売・地域版〔山形〕企画・連載
「作家誕生への経緯・『半生の記』」(2009年5月13日読売)
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映画「たそがれ清兵衛」やら「蝉しぐれ」に魅かれて・・・だけ
ではなく、藤沢周平の故郷・鶴岡市とは目と鼻の先の新潟県村上市
に暮らしたことが、当方がこの作家に魅かれる動機ともなっていると
思われる。
私がこの土地に帰るときは、ふつう新潟回りで日本海に出る。
・・・・・・(中略)・・・・・・・・・・・・・・・
しかし新潟から山形へと県境を越えるころから、左手に海が
見えて来る。折から海に日が沈むところであった。いまひと息で
読み終わる小説への興味に、ついに日本海の落日が打ち勝ち、
私の眼は窓のそとの光景に釘づけになる。そして胸の中では、
こんなうつくしい風景がよそにあろうか、とつぶやいていたので
ある。
(■藤沢周平『ふるさとへ廻る六部は』所収「日本海の落日」
新潮文庫より)
この<新潟から山形へと県境を越える>新潟側の村上に暮らし、
山北町から鼠ヶ関を越え温海町を過ぎると鶴岡に入る。
月山、羽黒山、湯殿山を巡るにももう新緑の季節を迎えたか?
ブリザードのような海鳴りの季節があるから、たおやかな春が
いっそううれしいのだ。
事務所の左の壁には、今も<月山・羽黒山・湯殿山>と書かれた
木札に鈴のついた草鞋の土産品が下がってある。
また、村上から鶴岡まで歩いてみようか、と思った今日だった。
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プロフィール
HN:
5596DA(ゴーゴークロダの意)
性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
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茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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