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 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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今日は、年に1度の行政書士試験の当日。
受験生それぞれに、人生を賭けた勝負の日であったと思う。


そんな<後生>の方々と、一刹那、試験監督員として出会う機会と
いうのは、これはこれで肉体的・精神的に大変な時間ではあるのだが、
貴重な経験を得る大切な時間でもある。


初めての受験という方の反面、何度目かの受験に乾坤一擲賭けていた
人もいたかも知れない。

そのような一見伺い知れない各人の事情を想像しつつ、試験説明会を
含め2日間の試験監督員の任務をこなす。



なかでも、ここ3年ばかり「主任」監督員を命じられて来たが、
これがなかなか責任重大。試験マニュアルの隅から隅まで目を通し
マニュアルが5色の色違いのマーカーで染め上がる・・・。


同じ会場担当として、今年も「監督員が初めて!」という若い行政書
士さんが配属されたが、どうだろう?コチラのマニュアルの状態を
<盗み見た>だろうか?
来年は、自分が主任監督員をこなす!という気概を持っただろうか?



当方が最初に試験監督員をこなした時も、主任に気持ち的に<ぶら下が
り>、主任の指示のままに・・・・の気持ちであった。
そんな訳だから、マニュアルなども事前に読み通すこともなく、試験
当日も真っ白のまんま。

ところが、その時の主任のマニュアルは、赤い線、黒い線が定規で引か
れ、気を入れて準備して来たことが一目瞭然だった。

・・・・・・、反省しました。


業務の合間の雑談で、この茨城から東北のある県の国立大大学院まで
通い、税理士兼務の行政書士という経歴を知った。
「辛かったのは、(茨城を出る時は何でもないのに)向こうへ行ったら
吹雪でねェ~・・・・・・。」

もの凄い実行力、逞しい向学心。
試験マニュアルの赤い線も、その方の徹底ぶりを明らかに表わして
いるものだった。


ワタシは、そのガッツと「詰めの大切さ」を盗ませていただきましたヨ。



今日の行政書士試験から帰って、疲れで先ほど22時ごろにはうたた寝
してしまった。
起き出して開いた本が、■桜井章一『勝負の格言』宝島文庫。
その第一章「美しく勝負に勝つ」の中に見つけた言葉。


きれいな音が鳴るか?



うむ、今日の試験会場運営は、こんな気持ちでやって来たつもり。
試験場作りから、監督員としての発言の発声から、最後の答案用紙の
回収の「間合い」まで。

きれいな音が鳴らせたか!?


そして、来年以降お若い行政書士さんが「自分の番」が来る・・・と
意識して、修練をして行くのかどうか。



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 【注】本文中紹介の本の著者桜井章一氏は、学生時代に麻雀の世界
    にのめり込み、裏プロの20年間、「代打ち」として無敗を
    続け、雀鬼の異名をとったという。
    現在は「雀鬼会」を主宰し後進の指導にあたる。

    当方は、この苛烈な勝負事の世界で得た哲学、人生観を教示
    されるべく、この本を座右に置いている。
    氏の著書多数。何冊か手元にあるが、頭書の本が「引き易く」
    相性がイイ。この種の本に多いのがエッセンスはひとつなの
    に・・・・の類書。あまり喰い散らかす必要はない。

    当方は麻雀はやらないが、生き死にに等しい勝負事のガチンコ
    の中から掬い取った<哲学>には、予断を許さない真実の
    結晶がある・・・・と思うのですね。
    




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 ●「コンクリに罪はない!]自民・建設族が首相を猛攻撃
 (2009年11月7日(土)8時0分配信 産経新聞)


「コンクリに罪はない!」と自民・脇参院議員が、首相に迫ったらし
い。
そら、そうだ!!
「コンクリに罪はない」のはアッタリ前じゃないの・・・・。


参院予算委員会の代表質問での1コマらしいが、もうイチャモンの
一種でしょ、こんなの。

上の産経の記事と違って、今朝の読売では「コンクリートを扱う人は
人間じゃないのか?」と迫ったとあるが、いずれにしても、標語だの
キャッチフレーズの<言葉足らず>を捕まえて、これにイチャモンを
つけるなど、大人のやることじゃないッショ。


今回の衆参予算委員会、合間に結構テレビ中継覗いて見ましたけれど、
自民党さん頑張らないと消滅の危機が来るよね。



昨日の夕方の、民主党平野議員の質問中、日銀副総裁への景気判断の
質問をした後のこと。
平野議員、日銀の<二番底は来ない見通し。>の答えに「安心しました」
と言った後、「来年の参院選に、自民党(凋落の)の二番底は必ず来ま
すね」の言わずもがなのアッパーカット!!


まあー、イイようにやられっ放しの自民党。
涙目は解るんだけれど、『コンクリちゃん』と呼べ!?的な毒つきで
は、国民のだァ~~れも付いて来ないと思いますけど。



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10月31日のブログに『今日のご遺体ーーー女納棺師という仕事』
の書評を書いた。

●「今日のご遺体ーーー女納棺師という仕事【書評】」
             (10月28日付 当方ブログ)


それに引き続く関連本。
■「死体とご遺体ーーー夫婦湯灌師と4000体の出会い」平凡社新書


まあ、縁起でもない本をよく読むなァ~~、がこれを見ている方の
印象だと思う。
ま、確かにそう、とも思う。


しかし、行政書士として介護福祉、成年後見を考え続けて来ますと、
その対象の年代の方々にとっては、「死」がまるで<近い将来>の
リアル度を増した現実なのだ。

それだから、たいそうに在宅介護を語ったり、成年後見対象の現場
に立ち会って、さて、次の「死」の段階なんて、預かり知りませんで
は、片手落ちのような気がするのだ。


で、あくまでも「間接体験」ながら、「死」と直面し、死者を送り出す
儀式の現場の人たちの声を少しでも聞いておこうと思うわけ。



今回の本は、もとCM業界に身を置き、ブッチギリで景気の良かった
頃に、黒澤明監督が出演したサントリー・リザーブのCMやら、♪ソ、
ソ、ソクラテスかプラトンかぁ、と野坂昭如氏がCMソングを歌って
いたサントリーCMに携わり、その後独立、そして倒産・・・。

絶望の淵を辛うじて生き抜き、やがてシルバー入浴サービスを経て
湯灌サービスの起業に成功した著者の半生記。 


CM制作の現場の頃には、ひたすら汗と酒とバラの毎日だったらしい
が、さすが、業界人としてのトレンドを嗅ぎ別ける嗅覚は立派。

長寿化の中、実社会から遠ざかる分長寿者の葬儀は<規模が小さくな
り>葬儀業界には旨みが減っているなど、葬儀業界の「構造不況」を
言い当てるくだりがあったりして、示唆的だ。


ベンチャー・ビジネスの起業、途中経過、成功への道筋として読む
ことも出来面白かったが、これは、士業事務所の立ち上げともかぶり
身につまされて読んだ。


*湯灌:死体を洗い、化粧をほどこし、仏衣を着せて旅立ちのため
    の”ご遺体”にする儀式のこと。(同書カバーの説明文から)


この儀式をすることで、死体は「ご遺体」になるのだ、と著者はいう。


ともすれば、身内同士でも希薄になっている人間関係。
死は「穢れ」などではない!と著者は力説する。

他人様の死体を湯灌し、洗髪し、手足の爪を切る頃、黙って見ていた
遺族全員が無言のままにじり寄って来る・・・・という。
「あなたはそこまでして遺体を洗ってくれるのか、・・・」
そんな驚きと感動が、部屋中に満ちてくる、と。

このくだりで、不肖涙が出て来ました、わたしも人の子だもの。



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割りとチェックしているブログに、面白いことが出ていた。
脳天気な当方と違って、理屈っぽい書きぶりが考え方の参考になって
いつも読ませていただいている。


●竹中平蔵の詭弁(相馬健『私の奮闘記』2009.11.3.記事)
●日本になじまない新自由主義
         (上記同氏ブログ2009.11.4.記事)


新自由主義(ネオリベラリズム)は、迫害を逃れてアメリカに渡った
ユダヤ系経済学者ミルトン・フリードマンを始祖とするらしいが、
その後フリードマンは、シカゴ大学を拠点にアメリカを席巻し<シカゴ
学派>を形成するに至る。
やがて、南米各国の経済政策をこのシカゴ学派の流れを汲む弟子たちが
担い、次々と実験を試みた挙句、死屍累々の大失政の山を築く。



かくして、日本でも熱病のように我が国を襲った、規制緩和などの
小泉改革。この勧進元のブレーンであり、実践者であったのが一学者
出身の竹中平蔵氏。

そしてまごうことなき、この市場原理主義(ネオリベラリズム)の
日本における信奉者であったのである。


小泉・竹中ペアの薄っぺらで酷薄な唇から発せられる、ポピュリズム
の囁きが終焉した後には、地域荒廃、共同体の破壊、失業者の増加・・・・・、
寒風吹きすさぶ荒涼とした日本の現出であった。


■内橋克人『悪夢のサイクルーーネオリベラリズム循環』文藝春秋

「市場が人間を支配する思想へと変質したそれは、実体経済を破綻さ
せ、人心を荒廃させる「悪夢のサイクル」を産み出した!」(内橋氏)



いま新たな政権が発足し、さてどのような社会に作り変えようとして
いるのか?いまだその地平は不明確なままだ。
<来しかた・・・>を俯瞰し、反芻する意味で内橋氏の本は、極めて
示唆を含むもの。
一読を勧めたい。
アマゾンに古書も大分あるようだが、この春文庫化もされ手軽に読め
そう。当方の好みは古書でも、「大きな活字」の方が好みだが。




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昨日は行政書士試験の説明会でほぼ一日取られ、その反動で今日は業務
に追われている。
その合間のブログ更新。



昨日の新聞の「宮崎・韓国岳で不明の小学生死亡」の記事には、大変
残念に思う。


ただ、このニュースで新ためて「韓国岳」の名前を思い出したのも
確か。
日本百名山のひとつ。標高1700m。

宮崎・えびの高原の駐車場で1200mというから、頂上までは標高差
500m。とはいえ「百名山」だから、いくら南国の山とは言え、
10月31日というのは家族登山の適日であったかどうか。

なんとも悲しい報道だった。


韓国岳とは、晴れた日には遠く韓の国まで見えるほど高いという説や、
霧島連山で爆裂火口もある急峻な山、頂上附近には一木一草生えない
<空の山>からの「からくにだけ」という説もあると。

あるサイトで豊富な写真を見たら、確かにイイ山。
麓の紅葉もあったのかどうか、もっといい季節を選んで欲しかったと
思うばかりだが、家族の思い出が最悪の結末とは残念でならない。


 ●韓国岳登山 (霧島山)  (地元の山愛好家のサイトから)

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 ■深田久弥『日本百名山 新装版』新潮社 には<98 霧島山>
  で書かれている。神話のふるさと、高千穂の高嶺とも紹介され
  ているが、「南国の明るい峰」と深田が書いた山を、今日は
  塞いで読んだことであった。


  当方が登った山に、山形と新潟の県境「日本国」(にほんこく)
  という大げさな名の山があるが、韓国岳」とはまるで比肩が出来
  ないため今日は書くのを止めた。



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男性
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行政書士
趣味:
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自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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